ちしきの金曜日 2014年1月24日
 

幻の白いタヌキとその幻の理由

白いと目立つのです!
白いと目立つのです!
極稀に突然白くなる生き物がいる。シロクマのように元から白いのではなく、本来は白くない生き物が白く生まれるのだ。アルビノと言ったりする。

ただし白い生き物は自然界での生存率が極めて低い。そんな白い生き物が最近、岡山県の動物園で公開された。白いタヌキ。本来は茶色いタヌキが白いのだ。ぜひ見に行ってみようと思う。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。

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白い生き物

白い動物と言われた場合、我々は何を思い浮かべるだろう。シロクマや白鳥などだろうか。他にもホワイトライオンというのも存在する。本来は茶色いライオンが白いのだ。しかし、これは動物園での飼育例も多く、見ようと思えば容易に見ることができる。
ホワイトライオン
ホワイトライオン
しかし容易に見ることのできない白い生き物も存在する。それが「白タヌキ」である。本来は茶色い毛玉のかたまりであるタヌキが、白い毛玉のかたまりのタヌキとなっているのだ。アルビノという突然変異で生まれる幻の個体である。
それが岡山県の池田動物園で展示されています
それが岡山県の池田動物園で展示されています
そんな白タヌキが鳥取県で捕獲された。農家が仕掛けた罠に引っかかったそうで、いろいろあって昨年の11月から岡山県にある池田動物園で一般公開されている。放獣しても生存率が低いため動物園での展示となったらしい。
これが幻の「白タヌキ」です!
これが幻の「白タヌキ」です!

なぜ白いと生存率が低いのか

池田動物園の白タヌキはつまらさそうに眠っていた。夜行性の動物のためだそうだ。幻なのに白タヌキを見る人は少ない。幻なのだからもっとお客さんがあふれていてもいい気がする。
お客さん少ない!
お客さん少ない!
そもそも白タヌキはなぜ幻なのか。まず一つは生まれる可能性が低いこと。次に体質が弱く育たないことだ。さらにこれらをクリアしても食物連鎖の下の方にいる種だった場合、非常に目立ち捕食されやすいという問題がある。白いと目立つのだ。
ここに茶色い生き物がいても目立たないが、
ここに茶色い生き物がいても目立たないが、
白い生き物がいたらすごく目立つ!
白い生き物がいたらすごく目立つ!
どうだろう、すぐに白い存在が分かったと思う。これが茶色ならば、そんなには目立たないだろう。しかし白いばかりに目立つのだ。その結果、天敵に見つかりやすく生きて行くのが難しい。よって白タヌキは幻なのだ。
彼は幻のような存在なのです!
彼は幻のような存在なのです!

人間界でも目立つ

オシャレなファッションの一つに「白シャツ」というものがある。パッション的なピンクなどを着こなすのは難しいが白だと無難にオシャレを演出できる。しかし全身が白だと話が変わる。白タヌキと同じように目立つのである。
目立つ!
目立つ!
また人が近くに寄ってこないという問題もある。それは動物界でも同じようで、仲間はずれにされることもあるのそうだ。群れで生活する動物にとってはなおさら生存率が下がる。白い生物が幻である理由が分かったと思う。
そんな幻を見ることができるのは奇跡なのです!
そんな幻を見ることができるのは奇跡なのです!
古来より白い生き物にはご利益があると言われている。シロヘビの商売繁盛などは有名だろう。それと同じように白タヌキにも幸福を呼ぶというご利益があるそうだ。その証拠に撮影後に飲んだミルクはとても美味しかった。幸せ。白タヌキのおかげだ、きっと。

白タヌキを見に行こう

白タヌキ公開のニュースを聞いてぜひ見たいと思い訪れたのが池田動物園。どこか懐かしい雰囲気の動物園だった。元岡山藩主池田詮政の孫・池田隆政と昭和天皇の第四皇女・池田厚子夫妻により設立され由緒正しい動物園らしい。過去には日本で最初に輸入されたワニがいて、そのワニは国内最大のワニでもあったそうだ。なんだかすごい動物園だ。白タヌキもいたし。
懐かしい雰囲気
懐かしい雰囲気
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