特集 2014年1月31日

すごいカステラ切れ端他、後日談詰め合わせ

そういえばあれってどうなったんだ?的な話をいくつか。
そういえばあれってどうなったんだ?的な話をいくつか。
自分が書いた記事を読んで、「見に行った」とか「やってみた」といった感想をいただくのは嬉しいものだ。(「買った」と聞くのも嬉しい)

が、記事には諸々の理由で盛り込めなかった部分があることも多い。後で知ったとか締め切りに間に合わなかったとか…。それによってもし読者に混乱を与えてしまっていたら大変申し訳無い。

というわけで、以前書いた記事への付け足しおよび後日談的な話をいくつか見繕って書いてみたいと思う。
長崎より九州のローカルネタを中心にリポートしてます。1971年生まれ。茨城県つくば市出身。2001年より長崎在住。ベルマークを捨てると罵声を浴びせられるという大変厳しい家庭環境で暮らしています。

前の記事:「女の都」探訪

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カステラの切れ端!!!

まずはカステラの切れ端について書いた「200円~300円で食べられる極上スィーツ・切れ端」という記事。カステラは製造工程上、端をカットした切れ端が出るが、それが格安で売っていて、しかも「うまい」という話。
が、この記事が実にひどい。
私が最も好きな切れ端は、松翁軒というところのもので、これは4,5枚の切れ端をドッキングさせて、普通のカステラ一斤分のような形状にして売っている。端っこをドッキングさせて1コにしているのだ!!
と書いて次のページに引っ張っておきながら入手できず(締め切りに間に合わず)、関係ない写真を載せてポツンと終わってしまっているのだ。

というわけで、こちらが後日手に入れた件のカステラ(の切れ端)。
松翁軒のカステラ切れ端(チョコラーテ)
松翁軒のカステラ切れ端(チョコラーテ)
切れ端なのに袋に入った形状はまさしくカステラ。
このボリュームでたしか値段は450円だったように思う。
「チョコラーテ」というチョコレートタイプのカステラ。
切れ端を複数個合体させてある。
切れ端を複数個合体させてある。
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切るとより一体感が高まる。これが450円程度で売ってるってすごいよね、と食べるたびに思う。
切るとより一体感が高まる。これが450円程度で売ってるってすごいよね、と食べるたびに思う。
新車を買ったかのようにさまざまなアングルで撮ってた(笑)
新車を買ったかのようにさまざまなアングルで撮ってた(笑)

●レア切れ端

長崎に住んでいても滅多にお目にかかれないレアな切れ端もある。
普通の店舗には売ってない。
普通の店舗には売ってない。
文明堂総本店のカステラ切れ端
文明堂総本店のカステラ切れ端
文明堂の切れ端は普通の店舗には売ってない。
上のは郊外にある(たしか)工場併設の直売所でみかけた。
この切れ端感がたまらん。(絶対普通のより濃密だと思うんだ)
この切れ端感がたまらん。(絶対普通のより濃密だと思うんだ)
岩永梅寿軒のカステラ切れ端
岩永梅寿軒のカステラ切れ端
こちらはさらにレア度が高いと思われる、岩永梅寿軒のカステラの切れ端。岩永梅寿軒は長崎の老舗の和菓子屋で、カステラ専門店ではないのでほとんど宣伝もせず控えめに売ってるが、ファンも多く、私も大好きだ。ところがここのカステラは頻繁に売り切れていて、何度も通わないと買えない。そんなレアなカステラの、そのまたレアな切れ端というカステラファン垂涎の品なのだ。

…ふぅ。
スッキリした。

まだまだ補足記事いきます。
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見逃していた絶景

次は山登りの記事、「長崎・七高山巡り」。

長崎では正月に市中心部を取り囲む七つの山を登るという風習があり、それをやってきたというもの。
「長崎・七高山巡り</a>」 (2010.1.15)
長崎・七高山巡り」 (2010.1.15)
話題が若干ローカルだが、つい最近もこの記事を見て興味を持って登ってきたという話を2件聞いた。私も今年、4年ぶり2回目となるチャレンジをしてきたところなので、いくつか補足したい。
諏訪神社からスタート。
諏訪神社からスタート。
まず、前回の記事では3日に分けて登ったが、やはり1日で登る方が主流のようだ。朝7時台とか8時台にスタートし、午後2時~3時くらいにフィニッシュする。

となるとルートも、前回の記事とは若干異なる。

今回我が家は、前回3日に分けたところを2日で行った。
子供が小さいから1日はムリかな…と思ってそうしたが、実際にボトルネックだったのは子供より私の膝の方だった。
1つめの金毘羅山頂上。ここで持ってきたカップラーメンとおにぎりを食べた。一日で全部登る人たちはここではなく烽火山山頂でお昼を食べるという。
1つめの金毘羅山頂上。ここで持ってきたカップラーメンとおにぎりを食べた。一日で全部登る人たちはここではなく烽火山山頂でお昼を食べるという。
西山方面へと降りる。
西山方面へと降りる。
続けて烽火山を登る。とりあえず左にある仏舎利塔を目指す。
続けて烽火山を登る。とりあえず左にある仏舎利塔を目指す。
前回はここでバスに乗って帰ったが、今回は続けて登るのでこの先のルートがまったく異なる。こちらの地図を頼りに、まずは中腹にある仏舎利塔を目指した。
グラウンドでおやつ休憩。道がこれで合ってるか何度も確かめる。
グラウンドでおやつ休憩。道がこれで合ってるか何度も確かめる。
仏舎利塔。
仏舎利塔。
仏舎利塔の手前の道を行く。
仏舎利塔の手前の道を行く。
ロープで道が塞がれている。
ロープで道が塞がれている。
私:「もうコンクリ乾いてるからロープまたいで行こう!」
娘:「ダメだよ!横の道行こう。」
娘の言う通りにしたところ、竹やぶの中に登り口を発見。
娘の言う通りにしたところ、竹やぶの中に登り口を発見。
こういう道を行く。
こういう道を行く。
この登り口はけっこう傾斜がハード。
この登り口はけっこう傾斜がハード。
この辺りから、いや正確には金毘羅山を下りる辺りから膝がどんどん痛くなってきた。

私の膝は以前、九州最高峰の宮之浦岳に登った時に猛烈に痛くなったことがある。帰宅後医者に行ったところ、レントゲン写真を見せられながら「老化現象が始まっている」と言われた。軟骨が薄くなって、それを補うようにお皿が変形し神経を刺激しているという。普段はなんともないが、こんなふうにたくさん歩くと痛くなってくる。特に下りがきつい。
烽火山山頂に到着。外国船の到来を知らせる狼煙台の跡がある。
烽火山山頂に到着。外国船の到来を知らせる狼煙台の跡がある。
長崎港を眺めながら。ここでおやつを食べて1日目は帰った。
長崎港を眺めながら。ここでおやつを食べて1日目は帰った。

これより2日目。途中までは前回とまったく同じルート。
これより2日目。途中までは前回とまったく同じルート。
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すごい階段(古くて途中が陥没してる)も健在。
すごい階段(古くて途中が陥没してる)も健在。
英彦山の山頂付近では、前回見逃していた絶景スポットがあった。
前回お弁当を食べた芝生がある場所から少し降りていくと…
前回お弁当を食べた芝生がある場所から少し降りていくと…
こんな絶景スポットがあった。
こんな絶景スポットがあった。
「おおお~!」
と景色を眺めていたら、次々と登山家がやってきた。
ここは有名なビュースポットなようで、前回の記事を書いた直後、七高山巡りに詳しいかたから「そこは行かんかったと?」と言われた。それがここ。

それで今回は漏らさず行けたわけだが、看板とかもないので知らないと見過ごしてしまいそうな場所だ。
2日目はここでお弁当を食べた。
2日目はここでお弁当を食べた。
愛宕山から若宮神社へ。
愛宕山から若宮神社へ。
英彦山の次は愛宕山に登り、そこで前回の記事は終わっている。が、そのあと若宮神社まで行くのが本式らしい。若宮神社というのはこの記事の神社。

ちょうど愛宕山で、一日ですべて巡る本格的な七高山巡りをしている一団と会った(追い抜かれた)ので、どういうルートを行くか付いてってみた。
すると英彦山側の住宅地の裏を通り、風頭公園→若宮神社というルートだった。
すると英彦山側の住宅地の裏を通り、風頭公園→若宮神社というルートだった。
七高山巡りをしているのは年配の人が圧倒的に多く、我々を追い抜いていった一団もそうだった。
じいちゃん達が汗をかいた服を脱いで着替えてるのを見て、自分も脱ぎたくなってとりあえず腹を出した我が息子。
じいちゃん達が汗をかいた服を脱いで着替えてるのを見て、自分も脱ぎたくなってとりあえず腹を出した我が息子。
ゴール!
ゴール!

巨木ロード最新状況

七高山巡りの中で、途中道の真中に巨木が生えてるところを通った。
ずっと前に記事に書いたところだ。
「長崎の巨木ロード</a>」(2005.1.29)
長崎の巨木ロード」(2005.1.29)
道の真中にでっかい木がドカンドカン生えていて、どこを通ったらいいか迷う。
道の真中にでっかい木がドカンドカン生えていて、どこを通ったらいいか迷う。
ここが現在どうなっているかというと…
矢印の反射板ができていた!
矢印の反射板ができていた!
金毘羅山に登っている時に通って気付いた。
やはりぶつかる人がいたんだろうか…?
やはりぶつかる人がいたんだろうか…?
巨木は健在。
巨木は健在。
次のページではもう少しこんな感じの「記事のその後の様子」を紹介しましょう。
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失くなってしまったものたち

先日、編集部安藤さんが長崎に来られた時にも「行きたい」と言われた“究極の飲み放題の店”。
「究極の飲み放題の店</a>」 (2007.12.14)
究極の飲み放題の店」 (2007.12.14)
そのへんに転がってる酒を自由に飲んでいい、というすごい飲み放題。ありとあらゆる部分がツッコミどころ。
そのへんに転がってる酒を自由に飲んでいい、というすごい飲み放題。ありとあらゆる部分がツッコミどころ。
料理は伊勢海老とアワビが一人一匹ずつ出たりとすべてが豪快。これで一人5千円(!)。
料理は伊勢海老とアワビが一人一匹ずつ出たりとすべてが豪快。これで一人5千円(!)。
店の外観。暗くてわかりづらいが、川の上に建っていた。
店の外観。暗くてわかりづらいが、川の上に建っていた。
それが現在は…
跡形もない!!
跡形もない!!
撤去され、もはやここに店があったとは思えないほど跡形もなくなってしまった。移転してまた別の場所で再開するというウワサを耳にしたこともあるが、誰も知らない…。

惜しまれながら消えていく

「裏眼鏡橋」は秀逸な観光名所だった。
初めてこれを見た時は噴き出した。
初めてこれを見た時は噴き出した。
これが、つい最近、取り壊されてしまった。
ここにあった。
ここにあった。
面白かったのだが…。
面白かったのだが…。

飛行石?

今にも折れそう…というかその重力バランスおかしくない?という岩について書いた記事。
「くびれがやばい</a>」(2007.4.7)
くびれがやばい」(2007.4.7)
今にも折れそうな岩。
今にも折れそうな岩。
あれから6年以上経過しているが、
現在どうなってるかというと…
健在!!
健在!!
岩ってホント、 いつ行っても変わらずそこにあっていいな~と思う。

最後はこんな記事。
「早口言葉を大統領風に</a>」 (2013.1.11)
大統領の演説と早口言葉って似てるんじゃね?という、いかにも頭悪そうな記事。米大統領の演説を見ると、たいていバックには支持者がたくさん写ってるが、そこは真似できないので青空をバックに喋っていた。

が、昨年福岡で行われたデイリーポータル10周年イベントにて、大勢の支持者を背景に早口言葉を喋る機会を得た。

どこにも載せてなかったので、ここに公開しよう。
福岡のイベント会場にて。ちゃんとボディガードも付いてます。
実際に大衆の前でやってみると、どうにもニヤけてしまい大統領っぽい雰囲気なんて維持できない。いやほんと、こんなんで拍手もらって恐縮です……。

というわけで、今年もよろしくお願いします。
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