ひらめきの月曜日 2014年2月3日
 

いますぐエスカレーターファンが名古屋に行った方がいい理由

日立の丸ボディ全照明…だと…?

前ページ、少しでも詳しい方なら、3基並列、というところだけじゃなく興奮してくれたはずだ。そうなんですよ、これ、日立の全照明なんですよ!
名古屋以外で私が見た全照明タイプは、すべてが三菱電機製だった。というのも、そもそも全照明タイプを開発したのは日本どころか世界を先駆けて三菱が最初だったので、数が多いのは必定なのだ。
それが、3基とも、ご覧の通りの日立製作所謹製である。
それが、3基とも、ご覧の通りの日立製作所謹製である。
目撃情報をいただくまで、「日立はたぶん全照明タイプは作ってなかったんじゃないかなー」とかてきとうなことを言っていた(私のエスカレーター知識はほとんど実物を見て推定しているものが大半なのでこのようにいいかげんで後に修正することが多々あります)。反省しきり。
これはなにかの文化財にいますぐ指定したほうがいいんじゃないか。稀少すぎてそわそわしてしまう。
いちばん右側は、ステップとランディングプレート(乗る部分の銀色の板のこと)が最新のものに変えられていた。これはメンテナンスが行われている証拠なので安心できる。この調子で、ずっと光り続けてほしい。
いちばん右側は、ステップとランディングプレート(乗る部分の銀色の板のこと)が最新のものに変えられていた。これはメンテナンスが行われている証拠なので安心できる。この調子で、ずっと光り続けてほしい。

東芝の丸ボディ全照明…だと…?

この、日立製全照明タイプを見てなお、「あーでも東芝はたぶん部分照明からしか作ってないはずー」とか私は言っていた。
それにはちょっとした根拠があって、東芝一号機とされているエスカレーターが、部分照明タイプなのだ。
それがこちら。東芝科学館に展示されていたもの(現在は東芝科学館が閉館してしまったため見られない)
それがこちら。東芝科学館に展示されていたもの(現在は東芝科学館が閉館してしまったため見られない)
乗り口部分だけが乳白色で、あとの部分は透明になっているのがご覧いただけるだろうか。全照明タイプ誕生後まもなくして、各メーカーは、より開放感を増すため透明タイプの開発に勤しんだ。その途上期に作られたのが、こちらの部分照明型。ちなみにこのタイプもエスカレーターファン的には見かけたらけっこう嬉しいが、全照明タイプと比べたら残っている数は格段に多い。
戦後参入と比較的あとからエスカレーター開発に関わった東芝の一号機がこの部分照明タイプであるのだからして、それより古いモデルである全照明タイプは作っていないだろう、というのが予想だったのだが。
名古屋にはあるのだ。
名古屋にはあるのだ。
上下二基。しかも光ってる。
上下二基。しかも光ってる。
ランディングプレートに刻まれたメーカー名は筆記体。
ランディングプレートに刻まれたメーカー名は筆記体。
遠くからでもわかる、神々しい輝きを放つ。やはり部分照明とは格が違う。※個人の感想です
遠くからでもわかる、神々しい輝きを放つ。やはり部分照明とは格が違う。※個人の感想です
他の場所にしれっと、幅が広い別タイプの全照明もある。この日人生で乗ったことのある丸ボディ全照明タイプの数を軽く超えた。
他の場所にしれっと、幅が広い別タイプの全照明もある。この日人生で乗ったことのある丸ボディ全照明タイプの数を軽く超えた。

より大きな地図で 名古屋全照明密集地域 を表示
地図にプロットすると、日立全照明、東芝全照明があるのはものすごく近所である。全照明エスカレーター密集区。
いっぽう天下の三菱先輩はこの近所にものすごく独特な照明意匠を施したエスカレーターを納入されてらっしゃった。どうした三菱先輩。
いっぽう天下の三菱先輩はこの近所にものすごく独特な照明意匠を施したエスカレーターを納入されてらっしゃった。どうした三菱先輩。
この時点でもう名古屋ヤバすぎるだろう。え、こんなの地方都市ならよくあるじゃん、と思った方もいるかもしれないが、仙台、広島、岡山、福岡なんかでエスカレーターハント(めぼしい百貨店やビルに全部入ってエスカレーターを確認する)したことがあるけど、全照明をこんなホイホイ見つけられるの名古屋だけだ。
しかし、ヤバさの総本山ともいえる、名鉄百貨店本店の紹介がまだ残っている。

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