はっけんの水曜日 2014年2月5日
 

カップを飛び出せ!ラテアート

かなしきサラリーマン

身体中に染み込んだサラリーマンの性があれをほっこりさせよと私をかき立てる。
そう、企画書あるところにパワーポイントあり、パワーポイントあるところにこの人あり。
正式な名前は知らないがあえて調べません。
正式な名前は知らないがあえて調べません。
パワーポイントの黒い人である。
口頭や文章ではなかなか理解させることが難しいソリューションの内容をパントマイムでわかりやすく表現する。彼がいなければ重要な事業計画もうまく伝わらずに頓挫してしまう。一事業、ひいては経済の浮沈を握る存在といっても過言ではないだろう。
で、ほっこり化。
で、ほっこり化。
もう一人はすごくぼんやりした。
もう一人はすごくぼんやりした。

パワーポイントは「ぱわーぽいんと」へ

ほっこりした彼らをビジネスの実戦に投入してみる。某社の開発したエクササイズ「シオマネキ体操」をもっと世に広めたい。
「キャチフレーズによる見える化の第1歩です」「うーん、3Hはいいんだが……なんか堅苦しいねえ。ていうかHasamiて」
「キャチフレーズによる見える化の第1歩です」「うーん、3Hはいいんだが……なんか堅苦しいねえ。ていうかHasamiて」
企画書の中で箸にも棒にも引っかからなそうな提案を黒い人が盛り上げているが、いかにもザ・パワーポイントといった感じでいまいちお客様も乗ってこない。
そこでこの黒い人をラテアートに置き換えてみる。
「いかがでしょうか、ソリューション」「うーん、何かこわくないかね」
「いかがでしょうか、ソリューション」「うーん、何かこわくないかね」
いくぶんやさしい感じにはなったものの、できの悪いアニメのワイプみたいでなんか違和感はぬぐえない。左側の人がコーヒーというより、かにみそに見えてきた。
提案をより魅力的にみせるために、もうこうなったらラテアートを軸にデザインしてしまおう。
「いかがでしょうか」「おお、なんでそんなはさみに執着するのかわからないがほっこりしていいじゃないか君!こりゃ我が社のシオマネキ体操も大流行りだよ。よし、御社にお願いしよう!」 ※ 写真提供(シオマネキの):平坂寛(DPZライター)
「いかがでしょうか」「おお、なんでそんなはさみに執着するのかわからないがほっこりしていいじゃないか君!こりゃ我が社のシオマネキ体操も大流行りだよ。よし、御社にお願いしよう!」 ※ 写真提供(シオマネキの):平坂寛(DPZライター)
ほっこライズしたプレゼンテーションで出世街道もばく進である。今思ったが出世街道って味わいのある言葉だな。ほんとにそういう道できないかな。


くたびれた日常から逃避したつもりが結局パワーポイントに回帰してしまった。しかしよく考えたらいっそ日常のビジネスシーンにほっこりを取り込んでしまったほうが素敵なのではないだろうか。損益計算書とか貸借対照表とかもがんがんラテアートにしていこう。ていうかそれ自体が作れないわ。
松本清張マグカップでのラテアート「日本の白い霧(失敗)」
松本清張マグカップでのラテアート「日本の白い霧(失敗)」

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