土曜ワイド工場 2014年2月8日
 

雪まつりのすすきの会場をじっくり見てみよう

すすきの氷の祭典に注目だ!
すすきの氷の祭典に注目だ!
今年もさっぽろ雪まつりのシーズンがやってきた。

毎年、札幌市の人口とほぼ同じ200万人もの観客が訪れて、そのにぎわいを全国ニュースで見ることもある。

しかし取り上げられるのは、いつも大通(おおどおり)会場の大雪像ではないだろうか。

“すすきの会場”だってなんのなんの盛り上がっているのだ。
1979年札幌に生まれる。人が知らない事を教えるのが好きです。情報源はほぼ池上さんです。

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ススキノは“氷の祭典”

すすきの会場は、ススキノのど真ん中の通りに通行規制をして設営されているので、必然的に周りは歓楽街である。
北の歓楽街、ススキノ!
北の歓楽街、ススキノ!
その名も“すすきの氷の祭典”として知られている。全国ニュースでは全然聞かないが、実は北海道ではテレビ番組や新聞で取り上げられるので割と有名であるのだ。中でも特にインパクトのあるのが魚が埋め込まれた氷像で、認知度も高い。

僕は札幌が地元だが、学生の時に初めて氷の祭典の魚の氷像を見て、「さすがススキノ…」となんとなく圧倒された記憶がある。どうせなら作っている人に話を聞きたい。というわけで、製氷会社を訪ねてきた。

“氷やの橋さん”に行ってきた

“氷やの橋さん”と地元民にはおなじみの橋製氷さんの工場に伺った時、まさに魚入りの氷を切って形を整えているところだった。
何やら魚が入っている
何やら魚が入っている
おおー、きれいだ。
おおー、きれいだ。
上からのアングル
上からのアングル
工場長の平沢さんによると、魚によっては中身が出てしまうことがあるらしい。カレイやハッカクなどの硬い魚は大丈夫だが、サンマなどの柔らかい魚や甲殻類は氷の圧力で内臓が出てしまうことがあるらしい。確かにカニがミソを噴射したまま凍ってるの、見た事がある。
名前は知らないけど南国系なのはわかる
名前は知らないけど南国系なのはわかる
この展示の中でも一番かわいらしい魚だ。ススキノに例えると、指名ナンバーワンのホステスと言ったところだろうか。
この娘は、しゃべりで客をとる財前直美タイプだな
この娘は、しゃべりで客をとる財前直美タイプだな
学生さんなら、クラスメイトで例えてみればいい。大人しそうに見えるあいつが、ある日気になりだすかもしれない。
沖縄をテーマにしたものだったようだ
沖縄をテーマにしたものだったようだ
さらに案内していただいて奥の冷凍庫に入ると、北海の幸がわんさかいた。
このおみ足は…
このおみ足は…
毛ガニだ!1パイ3000円として…
毛ガニだ!1パイ3000円として…
こっちはタラバ!1パイ8000円として…
こっちはタラバ!1パイ8000円として…
「雪まつり終わったらこれ食べたりするんですか?」「食べるには鮮度が宜しくないので処分するんですよ。」下世話な質問はお手の物である。今まで、氷の中に酒ビンとか人形とか生花(せいか)とか入れてきたそうだ。頼めば試行錯誤してくれるので、いいビジネスを考えた方は橋さんに聞いてみるといいだろう。
何も入っていない氷が山積み
何も入っていない氷が山積み
土台になる部分で700本くらい、彫刻コンクール用なども合わせるとその倍を搬入する予定という。深夜にススキノを通行規制して土台を運び込む作業が大がかりだというので、見に行くことにした。
工場前に透明氷トラップがあって、危うく捻挫するところだった
工場前に透明氷トラップがあって、危うく捻挫するところだった

金曜日のススキノで職人魂を見た

午後11時にあわせて、警備員・氷屋さん・作業車が集まってきた。
すすきの交差点の時計が、長い夜の開始を告げようとしている
すすきの交差点の時計が、長い夜の開始を告げようとしている
はい、もうダメー
はい、もうダメー
客待ちタクシーもすべて締め出された
客待ちタクシーもすべて締め出された
除雪グレーダ(というらしい)でガリガリと圧雪を削り取る
除雪グレーダ(というらしい)でガリガリと圧雪を削り取る
社員総出で氷を搬出する橋さんズ
社員総出で氷を搬出する橋さんズ
正確に測りながら土台を配置していく
正確に測りながら土台を配置していく
 「見事ですなあ」と見物客
 「見事ですなあ」と見物客
花金(死語)なので居酒屋もにぎわっているようだ
花金(死語)なので居酒屋もにぎわっているようだ
ニッカウイスキーのおじさんが消灯しても作業は続いた
ニッカウイスキーのおじさんが消灯しても作業は続いた
マクドナルドが近くにあり、そこの2階から暖を取りながら様子を見る方式を採用した。そして4時すぎに戻ってみると、奥の方まで土台が完成していた。
ピッシー!
ピッシー!
極寒、ときどき吹雪。そんな中、職人さんは仕事を終えてすでに帰っていた。開幕日が待ち遠しい。当日は、いち観客として楽しむつもりだ。

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