フェティッシュの火曜日 2014年2月18日
 

企業アンテナショップめぐり

アンテナショップならではの乾燥空間。
アンテナショップならではの乾燥空間。
メーカーが自社製品だけを売るショップを出す、いわゆるアンテナショップというのが好きだ。
とにかくそのメーカーのものしか置いていないので、濁りが無いというか、単結晶みたいなソリッドさがある。かっこいい。
今回は、都内で展開している食品系メーカーのアンテナショップを巡って、そのかっこよさを堪能してきた。
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。
> 個人サイト イロブン Twitter:tech_k

まずはドレッシングのアンテナショップへ

いきなりニッチで恐縮だが、サラダにかけるあのドレッシングにもアンテナショップがある。
スーパーなどでもよく見るおじさんのマークでお馴染み『ピエトロ』のショップが、有楽町の交通会館2Fの『ピエトロドレッシング』だ。
あのおじさん。上機嫌っぽい。
あのおじさん。上機嫌っぽい。
このピエトロ、元々は「サラダのドレッシングが美味しい」と評判だった福岡のパスタ屋さんだったのが、いつの間にかドレッシングのメーカーになり、今では有楽町駅の真ん前に立派なアンテナショップを出すに至ったという。
なんというか、人生どうなるかわからないもんだな、という見本のようである。
ちゃんと装飾としてかっこいいドレッシング瓶。
ちゃんと装飾としてかっこいいドレッシング瓶。
離れたところから見ると、上のおじさん人形と、入口前のドット模様がよく目立つ。
で、このドット模様が、店の真ん前まで近付いて見ると、全部ピエトロのドレッシング瓶だった。
フェイクじゃなくて本物のドレッシングが刺さってる。
フェイクじゃなくて本物のドレッシングが刺さってる。
さすが、メーカー単一でやっているからこその統一感があって非常に格好いい。
こういう商品装飾もアンテナショップの醍醐味である。

店内はドレッシング過剰空間

店の前でずっと感心していても仕方ないので店内に入ると、そこはもう当然のようにピエトロの商品オンリーの、超ピエトロな空間である。
これが超ピエトロな空間。
これが超ピエトロな空間。
普通のサラダドレッシングだけでも20種類以上、さらにパスタ用ドレッシング(パスタソースになる)やスープドレッシング(水で薄めるとトマトスープやコンソメになる)など、もはやドレッシングの概念から良く分からなくなるような商品もいっぱいだ。
オリーブオイルを使ったドレッシング。これすごい美味しかった。
オリーブオイルを使ったドレッシング。これすごい美味しかった。
新製品の、玉葱を生のまましぼって使ったドレッシング。これも美味しかった。
新製品の、玉葱を生のまましぼって使ったドレッシング。これも美味しかった。

ドレッシングかけ放題

ちなみにこのお店にはイートインもあり、サラダやハーブティなどを注文することが出来る。
しかもサラダを頼めば、サラダ用ドレッシング全種類をかけ放題なのである。
カウンターでサラダやドリンク類、ピザやドリアも注文できる。
カウンターでサラダやドリンク類、ピザやドリアも注文できる。
ファミレスなどでサラダを頼んでも、せいぜいドレッシングは和風とフレンチみたいな2.3種類がせいぜいだろうが、ここでは20種類以上かけ放題。どれをどうかけても合法だ。
中にパリパリのトルティーヤを敷いたバリバリチョップサラダ。
中にパリパリのトルティーヤを敷いたバリバリチョップサラダ。
こちらはカップに好きなだけ葉野菜を詰め込むサラダ。
こちらはカップに好きなだけ葉野菜を詰め込むサラダ。
サラダは巨大ボウルに入ったバリバリチョップサラダと、カップに野菜詰め放題のカップサラダの二種類がそれぞれ650円で、どちらにせよ野菜がたっぷり山盛りである。
人生でもなかなか言う機会のない「サラダだけでお腹いっぱい」という台詞を言う数少ないチャンスだと思うので、ぜひトライして欲しい。
これがかけ放題ドレッシングゾーンだ。
これがかけ放題ドレッシングゾーンだ。
そしてサラダが準備できたら、あとは店内中央にあるドレッシング掛け放題テーブルで、好きなドレッシングをどれでも好きなだけかければOK。
小さいトレーに好きなドレッシングを入れてテーブルに持ち帰る。
小さいトレーに好きなドレッシングを入れてテーブルに持ち帰る。
ゴマ、わさびオリーブオイル、オニオン粒マスタード。何種類でも、好き放題だ。
ゴマ、わさびオリーブオイル、オニオン粒マスタード。何種類でも、好き放題だ。
とはいえ、そのままサラダに複数のドレッシングをかけてしまうと、全部混ざって何がなにやら、という状態になってしまう。

そこはちゃんとテーブルごとに小さなガラスボウルが準備されているので、サラダを小分けする。

小分けした野菜に生搾りたまねぎドレッシングをかけてます。
小分けした野菜に生搾りたまねぎドレッシングをかけてます。
あとはもう「かめへんかめへん、どれでも好きなもんかけたらええやないか」的なドレッシング成金の気分を味わえばいい。
成金なので玄関が暗いときはドレッシングに火をつけて「どうだ明るいだろう」とやっても構わないが、野菜にかけて食べたほうが美味しくていいと思う。

あ、やばいこれうまいわ。野菜うまい。
あ、やばいこれうまいわ。野菜うまい。
ドレッシングは瓶で一本買ってしまうとカラになるまで使い続けてしまうので、食べ比べをするという概念がない。こういうことが出来るのはかなり嬉しい。
というか、やっぱりドレッシングって美味しい。
かつて『美味しんぼ』で山岡士郎は「本当の野菜なら、ドレッシングなんかかけないほうが美味しい」的なことを言っていたが、そんなに野菜単体が好きなら東西新聞じゃなくてヤギにでも就職した方が良かったのではないか、山岡。人間ならドレッシングかけたほうが美味しいぞ。

自分がどういう味が好きなのか…とか、定番じゃない最新のドレッシングってどんなのか…とか確認しながら食べると、とても楽しい。
これで自宅でもドレッシング成金気分。
これで自宅でもドレッシング成金気分。
ここで試して気に入ったドレッシングを買って帰るのもいいが、小さなパックに入ったドレッシング6種類を詰め合わせて350円、というアソートパックなら、家でもかけ放題気分が味わえる。おすすめだ。
ピエトロドレッシング
東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館2F
OPEN:11:00〜19:00

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