はっけんの水曜日 2014年3月5日
 

雛を流す

隅田川河畔にてスタンバイOK
隅田川河畔にてスタンバイOK
鳥のヒナではなく、ヒナ人形の方だ。「流し雛」は現在の雛祭りの原型となった行事で、古くは『源氏物語』にもその記述が見られる。願いを託して水に流す。3月2日の日曜日、都内で行われた「流し雛」イベントを巡ってきた。
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本日はソロの流しである

まず、向かったのは明治神宮。ここで、「ひなまつりこども大会」が行われる。もちろん、雛も流す。
集合は朝10時
集合は朝10時
原宿駅を出て入り口に向かっていると、走る女性たちの一団に遭遇した。「渋谷・表参道 Women's Run 2014」というマラソン大会のようだ。
「明治神宮の境内が年に一度、ランナーに開放される日」とのこと
「明治神宮の境内が年に一度、ランナーに開放される日」とのこと
入り口で、近くにいたお兄さんにシャッターを押してもらう。
本日はソロの流しである
本日はソロの流しである
参道の両脇には、日本酒とワインの樽が並ぶ。日本酒は全国の酒造家などから、また、ワイン樽は明治天皇がワイン好きだったため、仏・ブルゴーニュ地方の醸造元各社から、それぞれ献納されたものだという。
日本酒飲みたい
日本酒飲みたい
ワイン飲みたい
ワイン飲みたい
途中の参集殿で、早くも雛を祭るムードが満ちてきた。
フランクな男雛
フランクな男雛

リアル男雛・女雛に扮したスタッフも

さて、本殿に着くとすでに参加者の親子が大勢集まっている。こちらのイベントは文字通り「こども大会」なので、大人は見学のみだ。
雛を流す気満々の人々
雛を流す気満々の人々
アルバイトだろうか。リアル男雛・女雛に扮したスタッフもいた。
いわゆる、お内裏様とお雛様ですね
いわゆる、お内裏様とお雛様ですね
ちなみに、「流し雛」キットは1個450円。紙の雛を垂直に立ち上げ、願い事を書いた短冊を穴に挿すというシステムだ。子どもたちは熱心に願い事を書いている。
パッと見、駅弁っぽい
パッと見、駅弁っぽい
じつはこの日は、あいにくの雨模様。果たして本当に雛を流すのか。スタッフに聞くと、「11時半ぐらいに決行しますよ」とのこと。会場となる北池に向かう。
流し会場
流し会場
神職によるお祓い
神職によるお祓い
さて、いよいよ流しタイムが来た。すべり台のようなスロープを利用して、池面に落としていく。流れ自体がない池なので、「流し雛」というよりは「落とし雛」といった風情である。
落ちない場合は長い棒で突っつきます
落ちない場合は長い棒で突っつきます

会場テントには浅草名物「振り袖さん」

次に向かったのは浅草。隅田川の吾妻橋付近で「江戸流しびな」というイベントが行われる。
29回の歴史を数える
29回の歴史を数える
イベントの開始は12時。公募による1500名が参加とあるが、こちらは当日受付もしている。
右奥には雨に煙るスカイツリー
右奥には雨に煙るスカイツリー
主催者の挨拶が済むと、ハト型風船が放天された。
「水に溶ける材質の風船なんですよー」とのこと
「水に溶ける材質の風船なんですよー」とのこと
会場テントには浅草名物「振り袖さん」の姿も。彼女たちは、ホテルでのパーティーや仲間内の飲み会などに出向いて華を添えてくれるのだ。ここでは、願い事を聞かれていた。
「健康第一でおいしいお酒をたくさん飲みたい」と答える人
「健康第一でおいしいお酒をたくさん飲みたい」と答える人
川の方を見ると、すでに流しタイムが始まっている。雛飾り船からは招待された区内の幼稚園児たちが流していた。
体重が軽いせいか、喫水線が高い
体重が軽いせいか、喫水線が高い
警備艇だろうか
警備艇だろうか

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