フェティッシュの火曜日 2014年3月18日
 

フラッシュで赤目になりたい

……赤目にならない!
……赤目にならない!
野生動物にあこがれる。おれもあんなふうにワイルドに生きたい。

茂みの陰からサッと飛び出してキョトンした顔でフラッシュに反応して真っ赤な目で写っていたい。そんな奈良公園の鹿のように生きたい。

しかし野生でも動物でもないので、目を真っ赤にさせることだけやることにした。赤目になりたい方、そのノウハウを教えます。
1980年生。明日のアーというコントのユニットをはじめました。動画コーナープープーテレビも担当。記事はまじめに書いてます
> 個人サイト Twitter(@ohkitashigeto) 明日のアー

赤目にならない方法を調べる

どうやって赤目写真を撮るか。通常では嫌がられる赤目写真なので赤目写真防止のハウトゥーはたくさんある。

そこの「やってはいけない」を全部やっていけばいいのではないだろうか。まずは赤目写真の理屈をWikipediaで学習する。

参考 wikipedia『赤目現象』
赤目写真の仕組み。瞳孔が大きくなると目の赤い部分を写せるそうだ
赤目写真の仕組み。瞳孔が大きくなると目の赤い部分を写せるそうだ

瞳孔がひらくと赤目写真になる

理屈はこんな感じに理解した。

目の奥には赤い板(※)があるような状態だ。そして瞳孔はゲート。暗いところだと光を集めようとして瞳孔が大きくなる。

ふだんは赤い板まで光がとどかないのだが、瞳孔のゲートが開くとフラッシュの光はその赤い部分までとどいてしまう。これが赤目現象だ。

・ 暗い場所にいて瞳孔を大きくする
・ フラッシュを使う
・ 目はまっすぐレンズを見る



以上の3点がまず必要だと考えられる。それに追加して今はカメラに赤目防止機能がある。フラッシュと画像補正の二点であるがこれも全部切る。

・ カメラの赤目防止機能をオフにする

※網膜の血管
カメラの赤目防止系は全部切る。その逆をいく
カメラの赤目防止系は全部切る。その逆をいく
フラッシュなし
フラッシュなし
フラッシュあり。はい。ならない
フラッシュあり。はい。ならない

なりません

ためしに寝室を暗くしてフラッシュで撮ってみた。カメラは自分の手に持って一人撮影をした。

ならない。部屋は暗いし瞳孔は開くはずだ。だが何枚か撮ってどれもならなかった。これはうんともすんとも系の企画かもしれない。

うんともすんともと言いながら1ページで終わるネット上の徒花となるのか。しかしこのサイトはそろそろ徒花で花束ができるころだ。これは卒業生として送り出されるかもしれない。
人に手伝ってもらってお互いを撮ることにした
人に手伝ってもらってお互いを撮ることにした

人を撮ることにした

自分で撮っててどうにもならないのでいったん人を撮ることにした。

友人のシンガーソングライターのひよせさんに来てもらったのだがもちろんここではシングもソングライティングも行われない。

でも本人は(ソングライティングはなくてもシングくらいはあるんでしょ?)くらいの気持ちできているかもしれない。ようこそ、今からここは奈良公園です。
ならない
ならない
完全に暗くしてもらって街頭の光が入らないように下をむいててください
完全に暗くしてもらって街頭の光が入らないように下をむいててください
ならない
ならない
暗いところで本読んでもらってていいですか
暗いところで本読んでもらってていいですか
ならない
ならない

赤目にならない

1時間ほど場所を変えたり条件を変えたりバシャバシャ撮りまくってみたがいっこうに赤目になる気配がない。

写真はこの数十倍ある。プロの歌手を暗がりに座らせ「赤目にならない」とぶつぶついってると、とにかく気まずさがすごい。夢なら早くさめてほしい。

もしかしたら自分を撮ってもらう方がいいのかなと、野生動物のような自分もたくさん撮ってもらった。成果がでれば現場も盛り上がるはずだ。

そして、ならない。

しょうがないので野生っぽさだけ意識した。せめてサファリパークに来た気分で帰っていってもらいたい。友人としてできることはシマウマになりきることくらいだ。
ごらんください。鹿です。この時間帯になると畑に出てきます
ごらんください。鹿です。この時間帯になると畑に出てきます
イノシシも里におりてきました
イノシシも里におりてきました

 ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓