ロマンの木曜日 2014年4月10日
 

麺食は食卓を完全に包囲している

水で洗うだけという衝撃

洗えば食べられるという新機軸(とはいえ商品としての歴史は長い)「流水麺(うどん)」。「楽ちんオープン」とある通り袋を開けるのもものすごく簡単
洗えば食べられるという新機軸(とはいえ商品としての歴史は長い)「流水麺(うどん)」。「楽ちんオープン」とある通り袋を開けるのもものすごく簡単
撮影のため毎食うどんです。これは夜ご飯にあたたかいつけつゆで。コシはないが、のどごしは異様にいい、べとつかないソフト麺のようなあじわい
撮影のため毎食うどんです。これは夜ご飯にあたたかいつけつゆで。コシはないが、のどごしは異様にいい、べとつかないソフト麺のようなあじわい
水でさっと洗ってほぐすだけで食べられる麺である。

ゆでもしくはレンジのうどんとつゆをかけるだけの惣菜のうどん。この2者の間に「洗うだけ」というコンセプトですっと入ってきているのがすごい。

面倒でもレンジにかけるくらいならできるだろう。そうでもなきゃ惣菜コーナーで買うしと思っていたのだが、ある夏大変な夏バテをして火を使うのも買い物に出かけるのもおっくうになりこの商品に大いに助けられたのだった。ちゃんと存在理由があるのだ。

うどん商品としての立ち位置:
微妙かと思われた中途半端な手軽さだが、実は洗うだけというのは超便利。

お湯をかけるだけのうどんもあるぞ

カップ麺代表はすみません、またもトップバリュ「きつねうどん」。熱湯3分ではなく5分だった
カップ麺代表はすみません、またもトップバリュ「きつねうどん」。熱湯3分ではなく5分だった
100円以下で具が乗っているのはすごいことなんじゃないか
100円以下で具が乗っているのはすごいことなんじゃないか
水で洗うだけのうどんがあれば、お湯をかけるだけのうどんもある。

しかもお湯をかけるだけのうどんはほぼ別の食べ物として独自の進化をとげているともいえる。カップ麺である。

なんかもう、いろいろあるのだ。うどん、いろいろあるのだよ。

うどん商品としての立ち位置:
手軽。1人前がさっとできる。お湯をかけるだけでできるって冷静に考えたら面白すぎる。

最手軽うどん・つゆをかけるだけ

惣菜麺のつゆをかけてほぐすタイプの冷やしうどん、代表は「18品目のサラダうどん」。 2階建てになっていて具を乗せるタイプ
惣菜麺のつゆをかけてほぐすタイプの冷やしうどん、代表は「18品目のサラダうどん」。 2階建てになっていて具を乗せるタイプ
この手のうどんは味の当たりはずれが多い
この手のうどんは味の当たりはずれが多い
つゆをかけるだけ、今回のラインナップ上でみれば来るところまできたうどんである。

しかし、そんなに存在として派手ではないのがうどん業界の厳しいところなのだと思う。

うどん商品としての立ち位置:
手軽。ほとんど何もしなくていいうどん。

レンジVS直火 カレーうどん

惣菜コーナー系のうどんは冷やし麺のほかにレンジ麺と直火麺がある。この2つは今回どちらもカレーうどんを用意してみた。
惣菜系のレンジにかけるタイプのうどん、代表は「和風だし香るカレーうどん」。レンジで5分10秒
惣菜系のレンジにかけるタイプのうどん、代表は「和風だし香るカレーうどん」。レンジで5分10秒
冷凍されたアルミカップで直火にかけるタイプのうどん、代表は「カレーうどん」。弱火の直火で3分、そのあと温まるまで10分くらい火にかける
冷凍されたアルミカップで直火にかけるタイプのうどん、代表は「カレーうどん」。弱火の直火で3分、そのあと温まるまで10分くらい火にかける
どちらも同じセブンイレブンで同時に購入。価格は398円(レンジ)と410円(冷凍)の、どちらもカレーうどんである。

いる? この2つの選択肢、いる? という今回の企画の趣旨の代名詞にもなりそうな2商品だ。
レンジのほうはこってりしたつゆ
レンジのほうはこってりしたつゆ
対しする直火はさらっとしたつゆ…!
対しする直火はさらっとしたつゆ…!
「なるほど…」と思った。

カレーうどん2杯目を前にしてひげをなぜながら「なるほど」という。食いしん坊がアホかと思うが実際言った。

どちらもおいしい。麺のぷりぷり感としては冷凍が勝るように思うが、そういう話ではないのだ。2軒の違った店の品という感じである。

うどんの調理方法を変えるだけでセブンイレブンにうどん屋が2軒立つ。「なるほど…」であろう。

うどん商品としての立ち位置:
完成度の高い別のおいしさが2種類あるという存在意義

ソフト麺、売ってました

ソフト麺代表は「マルメイ たらこ」。鳥とたらこが並ぶパッケージに静かな狂気を感じる
ソフト麺代表は「マルメイ たらこ」。鳥とたらこが並ぶパッケージに静かな狂気を感じる
ソフト麺が、スーパーで売っていた。しのぎを削りに削るうどん業界では「なつかし枠」すらすでに押さえられずみなのだ。

ただ、給食に出たような「そのまま出してほぐして食べる」ものかと思ったらそうではなく、調理法としては炒めるかレンジでの調理が必要であった。
炒めるか、レンジで3分(以下レンジの調理時間は500Wの場合)。たらこ味の粉で味付けする。主役は麺というより調味料、という商品かも
炒めるか、レンジで3分(以下レンジの調理時間は500Wの場合)。たらこ味の粉で味付けする。主役は麺というより調味料、という商品かも
麺はこしなどなにもなくぶよぶよしていてこれぞソフト麺。スパゲティではないので、うどんでいいと思う。

笑えるおいしさだ。ど直球のジャンク。駄菓子的においしい。

うどん商品としての立ち位置:
なつかしく、手軽。おやつ的なジャンクさ

そのうちうどんが向こうからやってくるのではないか

こうしてうどんは万全の態勢で私たちが食べるのを待ち構えているのだ。思えば食卓はもちろん、外に出れば今度はさまざまな外食産業がうどんを今日も提供している。

そこへきて私たちにはスパゲティもラーメンもあるのだ。ひいてはごはんもパンもあるのだ。

わーーーっ!

選択肢の多さに後ずさりそうである。飽食の時代とかそういうことではなくて、すべてを提供する流通と技術の進化をまぶしがっていきたい。
わかめ麺、こんにゃく麺、とうふ麺など小麦粉圏外からも食卓を狙う影あり
わかめ麺、こんにゃく麺、とうふ麺など小麦粉圏外からも食卓を狙う影あり

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