はっけんの水曜日
2014年4月16日
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![]() 「そこそこうまく作れるはず」
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友人の吉田君(33歳)は料理をまったくしない。「テキトーに作ろうと思えば作れるんですけど、めんどくさくて」。聞けば、パスタなどは人生で一度も作ったことないという。そんな「テキトー料理の達人」によるパスタとはどんな味なのか。検証してみた。
![]() ![]() 前の記事:「絵の具の紫はベーコンの匂い」 人気記事:「活版印刷と三軒茶屋の夫婦の物語」 > 個人サイト 道場主ブログ ![]() ![]() ![]() ナス、ブロッコリー、ミョウガなどを購入彼が最後に料理をしたのは3年前だ。「カレーダイエットをやろうと思って作ってみたんです。でも、引っ越してからは冷蔵庫もなくて。あと、自分の料理を人に食べさせるのは初めてかも」。
スーパーの前で待ち合わせた。 ![]() ![]() 達人、よろしくお願いします
![]() 彼は、ふだん外食オンリーである。とくに、ラーメンと肉が好物だ。「最近食べた料理は?」と聞くと、こんな写真が送られてきた。
![]() ![]() ラーメン屋の坦々麺
![]() ![]() 会社の売店で売っている弁当
![]() パスタ。本当に作れるのだろうか。やがて、食材を買い終えた達人がスーパーから出てきた。
![]() ![]() こんなかんじでいきます
![]() 買った食材はナス、ブロッコリー、ミョウガ、シーチキン、そして乾麺。なかなか微妙な取り合わせである。
![]() ![]() 締めて763円
![]() ミョウガの使い方はわからないが、何となく春らしいイメージだったので買ってみたそうだ。
![]() ミョウガの断面に感銘を受ける達人いよいよ、調理開始だ。あらかじめ用意したエプロンを渡すと、はにかみながらも若干嬉しそうに着てくれた。
![]() ![]() では、始めます
![]() まずは、食材を切るところから。
![]() ![]() 3年ぶりの入刀にキッチンの空気が張りつめる
![]() 次にミョウガを切りながら達人が言った。「へえー、きれいな断面なんですね。初めて見ました」。
![]() ![]() たしかに、こういう切り方はあまりしない
![]() ひととおり切り終わったら、パスタを茹でる。
![]() ![]() 塩は後から目分量で
![]() ブロッコリーを茹でるか否かでさんざん逡巡した挙げ句、「茹でよう」とつぶやいて鍋に投入した。
![]() ![]() 茹で上がる
![]() ナスのへたをそっと取り除く次に達人は熱したフライパンに油を敷くと、おもむろにブロッコリーの切れ端を入れた。理由を聞くと、「油の温度を確かめるんです」。達人としての勘が冴えわたる。
![]() ![]() プロっぽいテクニック
![]() 「ジュッ」という音を聞くと、深く頷いて野菜を入れた。
![]() ![]() ざるの中でのびゆく麺が気になるところだが…
![]() ![]() 火力の微調整もお手のもの
![]() ここで、ナスのへたも混じっていることに気づき、達人にその旨を告げる。「あっ、間違えました」。
![]() ![]() そっと取り除く
![]() 野菜を炒めたのちにパスタを投入。最後にシーチキンを入れたら完成は近い。
![]() ![]() 隠し味みたいなもんです
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