フェティッシュの火曜日 2014年4月22日
 

「歯医者の歯」コレクション

かっこいい歯

優しいハート型歯に対して、シャープでかっこいい歯もある。
ぱっと見、歯でいいのか不安。
ぱっと見、歯でいいのか不安。
黄色い部分が歯茎で、白の描線が歯だと思われる。これはかなり思い切ったデザインでかっこいい。
ただし歯茎からこれだけ歯根がのぞいていると「歯周病なんじゃないか」と心配になる。いや、病院だから「こうなったらウチで治しますよ」というメッセージなのかもしれない。
ワイヤーフレーム歯。これ、かっこよすぎないか。
ワイヤーフレーム歯。これ、かっこよすぎないか。
ワイヤーフレームで描かれた歯。シビレるぐらいのかっこよさだ。
映画「TRON」などで「未来といったらワイヤーフレームだぜ」という教育を受けて育った世代なもので、とにかくこんなフューチャー感に弱い。楕円のワクから歯根が飛び出しているのもパンクでいい。かっこよさだけで言えば僕の歯コレクションの中でもトップクラスである。
これもかっこいい。
これもかっこいい。
同じくワイヤーフレーム歯。こちらは曲線的だけど、やっぱりかっこいい。
どちらかというと、『Newton』とか『日経サイエンス』の科学イラスト的なかっこよさだ。「ブラックホールの模式図」みたいなので、こういうのなかったっけか。

立体歯もある

平面のイラストばかり紹介したが、「歯医者の歯」には立体物もある。
デフォルメも少なく、リアルさで言えばイラストよりも一段上。歯の見た目が怖い人間にとってはなかなかのショック物件である。
立体歯、けっこう大きい。
立体歯、けっこう大きい。
アクリルケースのようなものに納められた、そこそこ大きい歯。
同様のものを何カ所かで見ているので、オリジナルではなく、こういう立体看板商品として販売されているのだろう。
ケースにプリントされている四角い顔は、たぶん歯が並んでいるイメージだろう。かわいいんだけど、中身の立体歯が怖いのでプラマイゼロだ。
歯ブラシと謎のつぶつぶ付き立体歯。
歯ブラシと謎のつぶつぶ付き立体歯。
壁に据え付けタイプの立体歯。これも複数の目撃報告があるので、オリジナルではないと思われる。
ところで歯ブラシは分かるんだけど、緑色のつぶは何だろう。泡の表現かと思ったが、もしかして歯磨き粉に含まれる研磨剤を拡大したものか。それとも、緑色連鎖球菌(抜歯時の感染症の原因になる菌)なのか。
それにしても、以前に親知らずを抜いた時にお医者さんから聞かされた「緑色連鎖球菌」という言葉を、こんな場面で思い出すとは。

デフォルメしすぎ歯

立体歯が歯イメージ的リアルさのひとつの頂点だとすれば、そのまったく逆方向、あきらかにデフォルメしすぎな歯も存在する。
歯と分かるギリのラインか。
歯と分かるギリのラインか。
円が1/4欠けたのに近い図だが、確かにぎりぎり歯に見える。ここまで省略しても歯なのか。
大臼歯のもつ歯コモンイメージの根深さを思い知らされるばかりだ。
歯…か?
歯…か?
どうやら赤い台座部分が歯茎で、白いのが歯、ということなんじゃないかと思う。
もちろん、歯医者の看板に描いてあるからそういう解釈ができるぐらいで、占い師の看板に同じものが描いてあったら「ああ、水晶玉で占う人なんだな」という理解になるはずだ。
デフォルメとしてはやり過ぎ、というかチャレンジングスピリッツに超溢れている感じ。

歯列タイプ

歯というのは一本では役に立たない。口の中にいっぱい生えてるからこそ歯なのだ。
…という主張ではなかろうが、ちゃんと歯が生えた状態の「歯医者の歯」もある。
個人的には歯単体のほうが怖くて気持ち悪いと思うのだが、こっちの歯列タイプ(通称口だけお化け)のほうが気持ち悪い、という人もいる。
代表的な「口だけお化け」型。さわやかでいいと思うのだが。
代表的な「口だけお化け」型。さわやかでいいと思うのだが。
念仏の鉄「必殺骨はずし」を思わせる、レントゲン透視の歯列。
念仏の鉄「必殺骨はずし」を思わせる、レントゲン透視の歯列。
こちらはインプラント(差し歯)が透けてる、一部レントゲン透視歯列。
こちらはインプラント(差し歯)が透けてる、一部レントゲン透視歯列。
ところでいま並べて気がついたのだが、歯列タイプはインプラントの表現に使われることが多いようだ。
芸能人が矯正のかわりにインプラントで歯並びを揃えたりすることもあるようで、きれいな歯並びのイメージを表現するのに良いのかも知れない。
珍しい、カラフルな歯列。
珍しい、カラフルな歯列。
こちらは珍しい、デフォルメがかなり効いてる歯列タイプ。顔を横から見た図で、右側の細くなってる四角が前歯で、左の太い四角が臼歯なんじゃないか。
あと、なぜかカラフル。歯は白くあらねばならない、というイメージからの大胆な転換である。

仕事する歯(医院名編)

歯は、歯であるだけでなく、ひっそりと別の仕事をすることもある。
例えばアルファベットをやったりもするのだ。
つまり、こういうことだ。
つまり、こういうことだ。
ご覧の通り、いま歯は歯にしてアルファベットのAでもある。
このパターンはたまに見られるもので、バリエーションも豊富だ。
語呂合わせの電話番号もみどころ。
語呂合わせの電話番号もみどころ。
こちらなどは、なぜか逆立ちしてAを演じている。逆立ちしない方が歯根がAの足の方っぽく見えていいんじゃないかと思うんだけど、理由は不明だ。
歯と葉が仕事をしている。歯科医ギャグだ。
歯と葉が仕事をしている。歯科医ギャグだ。
今度はOを演じる歯。スッキリしたデザインでかっこいい看板だなーと思うが、よく見るとYの部分が葉になっている。葉と歯がかかっている、しょうもないダジャレが紛れ込んでいることにも気付いておくべきだと思う。
一見何をしてるのか分からないぐらいの仕事っぷり。
一見何をしてるのか分からないぐらいの仕事っぷり。
この歯は働き者だ。Hの右の縦棒、A、Rの左の縦棒までを一本で勤めている。見上げた頑張りだと思う。歯冠に光る輝きは、きっと労働の汗だろう。

アルファベットだけでなく漢字の一部をこなす歯もいて、こちらはバリエーションはほぼ無く、「歯」の中身の「米」一択である。
「米」が歯。遠目に見たら「歯」という字に見えるんだろうか。
「米」が歯。遠目に見たら「歯」という字に見えるんだろうか。
要するに漢字のごちゃごちゃっとした部分をまとめて歯にこなさせてしまおうという魂胆である。
歯の形はどうやったって「米」には見えないので、とにかく雰囲気で乗り切る腹づもりのようだ。
色まで変えてある。「歯」に見せるの諦めたか。
色まで変えてある。「歯」に見せるの諦めたか。
このパターンはさらっと医院名に紛れ込んでいることが多い。
隠しキャラ的なもので見逃すとちょっと勿体ないので、探す時は注意して見よう。発見できたらかなり嬉しい。
もう歯のイラスト要らないんじゃないか。
もう歯のイラスト要らないんじゃないか。

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