フェティッシュの火曜日 2014年6月24日
 

天空の里「下栗」を目指し、遠山郷へ行ってきた

こういう景色を見に、遠山郷に行ってきました
こういう景色を見に、遠山郷に行ってきました
以前より気になっていた場所がある。長野県飯田市上村、日本の秘境と名高い「遠山郷」のさらに奥地に位置する「下栗集落」だ。

非常に奥まった場所にあるので公共交通機関がなく、車の免許がない私は行きたいと思っても気軽に行けない憧れの地でもあった。

だがしかし、私は近年ようやく免許を取得した(原付だけど)。というワケで下栗を目指して原付で遠山郷を走ってきたワケだが、これがなかなか楽しかった。
1981年神奈川生まれ。テケテケな文化財ライター。古いモノを漁るべく、各地を奔走中。常になんとかなるさと思いながら生きてるが、実際なんとかなってしまっているのがタチ悪い。2011年には30歳の節目として歩き遍路をやりました。2012年には31歳の節目としてサンティアゴ巡礼をやりました。

前の記事:「国道152号線の未開通区間を歩いた」
人気記事:「命がけの紅葉狩り〜黒部峡谷下ノ廊下を歩いた」

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国道未開通区間に挟まれた「遠山郷」

遠山郷は南アルプスの西側、遠山川に沿って広がる谷間の土地である。

谷筋に沿って国道152号線が南北を貫いているのだが、その南端と北端にあたる青崩峠と地蔵峠はあまりに険しい地形ゆえに道路を作る事ができず、未開通区間となっている。

それだけ山深い、大変な場所だという事だ。
この二つの国道未開通区間に挟まれた地域が「遠山郷」(大きな地図で表示
この未開通区間については、先月「国道152号線の未開通区間を歩いた」という記事を書かせて頂いたので、ご参照ください。

というワケで、今回は青崩峠を迂回する兵越峠を越えて、遠山郷に入るところからスタート。
国道125号線よりしっかりした林道の「兵越峠」
国道125号線よりしっかりした林道の「兵越峠」
ちなみにこの兵越峠では、毎年10月の第4日曜日に「峠の国盗り綱引き合戦」というイベントが行われている。

その名の通り、静岡県の「遠州軍」と長野県の「信州軍」が綱引きをし、勝った側に国境が1メートル移動するというものだ。
静岡側が三連勝中のようだ
静岡側が三連勝中のようだ
この国境は行政上の県境ではないという断り書き
この国境は行政上の県境ではないという断り書き
この兵越峠の県境は、登り坂の途中に位置している。当然ながら、坂道の下へと引っ張る「遠州軍」の方が有利なワケで、連勝中なのも納得である。

まぁ、これ以上国境が静岡側に寄るのもなんだし、今年はきっと「信州軍」が勝つだろう。
峠を下りていくと、唐突な能面が出迎えてくれた
峠を下りていくと、唐突な能面が出迎えてくれた
国道とはいえ車のすれ違いが困難な箇所もちらほら
国道とはいえ車のすれ違いが困難な箇所もちらほら
のんびりとした雰囲気の良いところである
のんびりとした雰囲気の良いところである
高い所に家が建つ集落もちょくちょく見られるようになってきた
高い所に家が建つ集落もちょくちょく見られるようになってきた

木造校舎が面白い

とまぁ、下栗に向かって原付をトロトロ走らせていたのだが、その途中の木沢という集落の前後で、このような看板を数多く見かけた。
「木造校舎が面白い」……だそうだ
「木造校舎が面白い」……だそうだ
手書きの看板で過剰に木造校舎を推しており、少々うさんくささが漂う感じである。

そのうさんくささが逆に気になって立ち寄ってみたら(原付は速度が出ない分、気になるモノがあったらすぐに停車して見に行けるのが良い)、これが本当に面白くて意外な収穫だった。
ほぉ、これはこれは
ほぉ、これはこれは

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