コラボ企画 2014年7月7日
 

山手線の糖分を調べる

いい年したおじさん2人があてどなく糖分を摂る調査。
いい年したおじさん2人があてどなく糖分を摂る調査。

都内のあちこちでケーキや和菓子など甘い物がいっぱい売られている。

疲れている時には糖分が欲しくなるというが、では逆説的に、甘い物を売っているお店の多い地域は、疲れている人がいっぱいいるのではないか?

例えば山手線沿線をサンプルに地域の糖分分布を調べれば、疲れている街がわかるかもしれない。とりあえず調べてみよう。

1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。
> 個人サイト イロブン Twitter:tech_k

調査の前提

編集安藤さんから「きだてさん、甘い物どうですか」とメールが来たとき、正直しまったと思った。

以前、安藤さんから「データの分析とかをやっているジーリサーチとのコラボ企画なんですけど、なにか調査ネタないですかね」と相談されたことがあった。

その時うっかり「地域ごとに甘い物売ってるお店の数を調べたら、疲れてる人が多い地域が特定できるんじゃないですかね」と適当な思いつきを言ってしまったのだ。

山手線、ちゃんと目で見て調べてきました。
山手線、ちゃんと目で見て調べてきました。

「どうですか」と問われても、僕はいま本気でダイエット中だし、正直甘い物は苦手である。

聞いた安藤さんも実はあまり得意ではないらしい。

とはいえ、言った以上は仕方ない。

安藤さんが山手線『東京』から『目白』まで、僕が『高田馬場』から『有楽町』まで。半分ずつを実際に回って調べてみた

東京駅は深追いするな

編集部安藤です。甘い物は嫌いじゃないですが、あるレベルを超えたところで震えが来ます。最近では水ようかんで震えました。

東京駅から目白駅までを担当します。レッツ糖分!

スタート地点の東京駅。構内は若者からお年よりまで、幅広いお客で毎日ごったがえしていた。
「スイーツ」という名を冠したお土産屋さんの集合施設が点在。
「スイーツ」という名を冠したお土産屋さんの集合施設が点在。
構内にお店がたくさんあるんだけど、いわゆるお土産屋さんというよりも一つ上に構えた感じ。キラキラしたおしゃれなお店がとにかく多い。僕みたいな地方出身者からすると、この駅に降りてお土産買って帰るだけで東京行ってきた!って自慢できると思う。
甘味どころが随所に。上京疲れにも安心です。
甘味どころが随所に。上京疲れにも安心です。
地上階では特に京葉線へと向かうKEIYO STREETの糖分の充実ぶりが抜きん出ていた。京葉線はディズニーランドに行くときに乗る路線である。ここで糖分を補給してから一気にテンション上げて遊びにいく流れだろう。実に理にかなっている。
その勢いは地下にも続く。
その勢いは地下にも続く。
しかし東京駅の本当の実力を知るのは地下に潜ってからである。東京駅にはグランスタというお店の並びが地下に広がっていて、ここはほとんど糖分のかたまりと言っていい。服がべとべとするくらい甘い物がたくさん売られている。

さらに先がある。
なんでもない場所に突然行列ができていると思ったら。
なんでもない場所に突然行列ができていると思ったら。
最近話題のポップコーンのお店でした。1時間半待ち。
最近話題のポップコーンのお店でした。1時間半待ち。
グランスタから改札を出ると東京駅壱番館、東京おかしランドと矢継ぎ早に甘い物が続き、さらにその先には甘さの巨人、デパート大丸も控えるという豪華ラインナップ。東京の本気を見た気がした。
東京駅で買ったクロワッサンたい焼き。あんことザラメが織りなす凶暴なまでの甘さに鼻の奥がしびれました。
東京駅で買ったクロワッサンたい焼き。あんことザラメが織りなす凶暴なまでの甘さに鼻の奥がしびれました。
ただ、地上出口から一歩外に出ると、そこは生き馬の目を抜く丸の内ビジネス街。スイーツとかチャラチャラしたこと言ってる雰囲気のまったくない現実が待っているというこの落差にも注目。
外でスイーツとか言ってっと泣かすぞ。
外でスイーツとか言ってっと泣かすぞ。
追えるところまで追って128店。甘い物は主に地下に蓄えられている。アリみたいだ。
追えるところまで追って128店。甘い物は主に地下に蓄えられている。アリみたいだ。
今回の調査は判断基準に主観が含まれていることも書き添えておきたい。たとえば羊羹専門店ならばカウントされるが、甘いシナモンロールが売られてい るパン屋さんは数えなかった。なぜならカレーパンもあるからだ。おおむね8割方甘い物で占められている、と判断したお店をカウント対象とした。

東京を出るとしばし不作地帯が続く

東京駅を出て神田、秋葉原、御徒町、このあたりまでスイーツ不作地帯が続く。不安のある人は東京駅でしっかりと糖分補給しておくべきであろう。
駅構内にあるジューススタンドは迷ったがカウントしなかった。
駅構内にあるジューススタンドは迷ったがカウントしなかった。
神田2店、秋葉原6店という不作ぶり。
神田2店、秋葉原6店という不作ぶり。
こんな感じでカウンター片手に甘い物を探して歩いています。
こんな感じでカウンター片手に甘い物を探して歩いています。
神田から御徒町まで、町には甘い物よりも定食屋や飲み屋、パチンコ屋などが目についた。歩いているのも学生や若者よりビジネスマンが多い印象である。東京駅でピークを迎えた糖分は北へ向かうと一気に勢いを失う。

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