ロマンの木曜日 2014年7月3日
 

テレビのような顔ハメ

つまりこういうことです
つまりこういうことです
もう8年も前になるが、写真をテレビ画面のように加工するという記事を書いた(「テレビようなホームページ」)
気に入っている記事だが、コンピュータでちまちまと画像加工しなければならないのが難点である。一発でスカッとリアルタイムで変化しないのだ。
もっと簡単に世界を変える方法はないだろうか。

そんな(僕の)ニーズに答える顔ハメを作った。
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。

前の記事:「昔のペットボトルの底の部分についてた台座みたいなやつ〜あーあったねグランプリ」
人気記事:「空中浮遊写真を撮る方法」

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テレビに出るようなことをしてなくてもテレビに出られる

新しいタイプの顔ハメ(笑笑風に言うと)
新しいタイプの顔ハメ(笑笑風に言うと)
顔ハメでありながら顔を出す穴がない。アクリル板にテレビのテロップ的な文字を印刷してあるのだ。
これを使うと景色がテレビになる。
朝のニュースで紹介されるかわいそうな人
朝のニュースで紹介されるかわいそうな人
海外のニュース番組で紹介された日本人
海外のニュース番組で紹介された日本人
ピースサインが哀愁を誘う
ピースサインが哀愁を誘う
この放課後のバカ男子みたいな写真のしかけはこうである。
カメラの前にこの透明な板を掲げるだけで
カメラの前にこの透明な板を掲げるだけで
ほらテレビ
ほらテレビ
会社の廊下の隅で撮影しているのは決して肩身が狭いからではなく、このアクリル板への映り込みが少ない場所を探していたらここに辿り着いたのだ。

映り込みが少ない場所とはすなわち薄暗いところということなので、肩身が狭いということと同義かもしれない。なーるほどねー。

明るい室内では向いてない

僕が好きな居酒屋の条件は薄暗いところであるが、このテレビ顔ハメも同じ条件である。
明るいところで撮るとこれぐらい派手に映り込む
明るいところで撮るとこれぐらい派手に映り込む
テレビ画面を撮影したから部屋の明かりが写り込んでいる、と思えばそう見えなくもない。
しかしこれはだめだ。
失敗その2
失敗その2
写り込まないように明るさを調整していたら後ろが白飛びしてしまった例。というか、アクリル板のふちが見えているではないか。

これはこのように撮影者が手で持っているからである。
板とカメラを離そうと苦労している
板とカメラを離そうと苦労している
やっぱり顔ハメ板は撮られる人が持っているのがベストなようだ。あとデジカメは絞り優先モードにして、Fという数字をできるだけ大きくすると顔ハメの文字と映る人のどちらにもピントがあう。

わからなかったらカメラに詳しい人に聞いてくだ…というかこの板は僕しか持ってないのだった。うちのトイレの使いかたを他人に説明するようなことをしてしまった。
ちなみにうちのトイレはレバーをしっかり後ろまで回さないと水が流れません。

外のほうが撮りやすいかもと思って外に出た。

いっそう放課後感でた
いっそう放課後感でた
足元が黄色くて砂嵐が起きているように見えるがiPhoneのレンズが汚れていただけである。
しかし我々はここで新たな気づきを得た。
アクリル板はやや下に向けて斜めにしたほうが反射が少ないということだ。
世界でおれにしか便利じゃない図解
世界でおれにしか便利じゃない図解
そうすると晴れてテレビデビューである
そうすると晴れてテレビデビューである
「以上、東京から林雄司がお伝えしました」という同時吹き替えの声が聞こえてくる。

作り方

さて、この顔ハメパネルの作り方である。
テレビを見ながら画像加工ソフトで画面を作る
テレビを見ながら画像加工ソフトで画面を作る
モニターを見ながら似たものをモニターで作っているのがなんだかおかしいが、写経も紙から紙にコピーしているので同じようなものかもしれない。
原宿のHappyPrintersという印刷屋さんにデータを持ち込み
原宿のHappyPrintersという印刷屋さんにデータを持ち込み
UVプリンターというプリンターでアクリル板に印刷してもらいました
UVプリンターというプリンターでアクリル板に印刷してもらいました
家庭用のプリンターだと白が出ないのだ。このUVプリンターだと出る。

以前、透明フィルムにiPhoneの電池と電波のアイコンを白で印刷して、いつでもフル充電&電波バリバリ入ってるように見える保護フィルムを作ろうとしたのだが、そのとき家のプリンタででは白が出ないことに気づいた。
仕方ないので黒で印刷した試作品
仕方ないので黒で印刷した試作品
貼ったら残念な感じになった
貼ったら残念な感じになった
貼るだけで電波が入るシールというものがガラケー時代にあったが、それをiPhoneで復活させてボロ儲けしようと思ったのに残念である。

さて、頓挫したボロ儲け計画に思いを馳せているあいだに印刷ができた。
HappyPrintesの堀江さん。テロップがやたらと似合う
HappyPrintesの堀江さん。テロップがやたらと似合う
このテレビ顔ハメで承認欲求が満たされまくりである。テレビに出るようなことをしてなくてもテレビに出られるのだ。

顔ハメが透明になってゆくだろう

今回、撮影にやや苦労してしまったが、アクリル板を固定すれば撮影者が苦労して持つこともない。
持って撮られるだけでも結構つかれるから
持って撮られるだけでも結構つかれるから

文字の部分に土地の名前を書いてもいいだろう。映り込みがないように周りを覆いで囲ったりして。

あーそれご当地プリクラだなと気づいた心に目を背けて、この顔ハメがくると断言したい。
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