インフォグラフぃるぜ
たとえば家にあったこのチキンラーメン。これを食べるまでのプロセスと心の動きをインフォグラフィック風にするとこうなる。
タイマーを止めたあと、聞かなかったことにするのは伸びたほうが好きだから
ちょっと科学雑誌ニュートンみたいな感じになってしまったが、たぶんこれがインフォグラフィックである。そういうことにしないと原稿が進まないのでそうすることにして筆を進める。
もっといろんなことをインフォグラフィックにしたい。
このインフォグラフィック欲をスカパー！にぶつけることにしたのだ。毎月コラボ企画を行っているが、そんな仕事の義務感とは関係なくスカパー！ばかり見ている3人がスカパー！を見て常々思っていることをインフォグラフィックにした。
ではどうぞ。
（このまとめは上のインフォグラフィックを見てから読んでね）
インフォグラフィック欲が満たされた
ひと目で情報を把握できるのがインフォグラフィックの魅力だが、ベアグリルズが食べたものの表現や通販番組の値段を発表するまでの時間など、知らなくてもいい情報を図解できたのではないかと自負している。
いちばん余計な情報満載の「ジェイミーが15分間で料理をつくるあいだにできること」だが、山手線で渋谷から池袋までに行くあいだに料理2品作るのか…と意外にジェイミーを見直すきっかけになったのが意外であった。
ナショナルジオグラフィックとディスカバリーチャンネル、似た番組が多くない？
原案：林雄司
デザイン：宮宇地佳太（ニフティ）
ナショナルジオグラフィック協会は設立125年で過去にはマチュ・ピチュを発見した名門である。ディスカバリーチャンネルだって世界最大のドキュメンタリーチャンネルで、一昨年は成層圏からのスカイダイビングを生中継した。
その名門同士が互いを意識した、というレベルではなくちょっと似過ぎじゃないかとつっこみたくなる番組を放送しているのでまとめてみた。
ディスカバリーチャンネルのオークションキングやナショジオのナチスの番組はなかったのでアンマッチのところに入っている。
それぞれの番組を見ても1時間に20回は「はー」「へー」と言うこと間違いないクオリティだが、2つのチャンネルを比べることでいっそう血が沸き立つ思いである。
通販番組で値段を発表するまで
原作：林雄司
デザイン：田畑智孝（ニフティ）
通販番組は値段を発表するまでひっぱる。期待させて期待させて発表して、それでまた値下げしたりするから物欲が爆発して欲しくなる。
今回もこれを調べるためにずっと見てたのだが、思わずジャパネットたかたで傘を買いそうになってしまった（録画で見てたのでもうその時には売り切れていた。残念）。
しかし調べてみたら値段を引っ張るのはジャパネットたかたとショップジャパンだけであった。平均するとショップジャパンのほうがやや長いのだ。
ちなみにこの数字は7月5日、林がたまたま見てた放送での調査なので厳密ではありません。
サバイバルゲームでベアグリルズが食べたもの
原作：べつやくれい
デザイン：奥山史歩（ニフティ）
「サバイバルゲーム」は大自然に放り出されたベアグリルズが様々な知恵を使って生き延びるという番組である。ベアグリルズは元イギリス特殊部隊の冒険家。売りはなんといってもベアグリルズが栄養補給のために虫やヘビなどを食べちゃうこと。
そして食べたときに心底まずそうな顔をするのがベアグリルズの魅力である（半沢直樹の「倍返し」みたいなものだ）。味を説明するのだが、それがまたすごいボキャブラリーで説明するのだ。
ベアグリルズに心酔しているべつやくさんが選んだすごかったものまとめである。
べつやくさんが見た番組から印象に残ったものを選んでいるので網羅してないことをご承知おきください。でもすごいでしょ。
プロ野球ニュースのローテーション
原作・デザイン：べつやくれい
地上波ではプロ野球ニュースは終わってしまったが、スカパー！ではいまでも放送中である。関根さん、矢沢さんという昔とおなじメンツが解説をするさまはまるでプロ野球ニュースが終わらなかったもうひとつの未来のようである。
べつやくさんはヤクルトが勝ったときにしかプロ野球ニュースを見ないのだが（負けたときは「今日は野球がなかった」と言っている）、MCのローテーションをまとめてくれた。
ヤクルト・横浜にやさしく、ジャイアンツに厳しいなと思っていたのだが、出演者の出身からもそれがよくわかる。女性アナウンサーが解説者をうまくあしらっているのも見どころのひとつ。
名車再生！クラッシックカーディーラーズまとめ
原作：スエヒロ（ワラパッパ）
デザイン：卓泰勝（ニフティ）
名車再生！クラッシックカーディーラーズはマイクとエドの二人組が安い中古車を修理して高く転売するドキュメンタリーである。こういう生々しい番組がなりたっているのがスカパー！のドキュメンタリーのすごいところである。
買い付け担当のマイクがお調子者でボロボロの車を買ってきちゃったり、よけいなパーツを買ってくるのに、エドは淡々と修理する。
スエヒロさんはその様子を営業とエンジニアのようだと話していたが、実体験に基づいた発言で重みがあった（スエヒロさんはワラパッパの編集長だがエンジニアでもある）。
この番組が好きすぎてDVD-BOXを買ってしまったスエヒロさんがクラッシックカーディーラーズのシリーズ1の数字をまとめてくれた。
マイクが握手をよくするなと思っていたら1回の放送で7回も握手をしていたのだ。
ジェイミーが15分間で料理をつくるあいだにできること
原作：スエヒロ（ワラパッパ）
デザイン：橋本静香（ニフティ）
フーディーズTVでジェイミー・オリヴァー15MMという料理番組を放送している。ジェイミー・オリヴァーはイギリスの人気料理研究家。どっさりとしたうまそうな料理をダイナミックに作る。15年前に裸のキッチンという番組でデビューしたときは料理界のベッカムと言われていたが今は歳相応に割腹よくなっているのがとても好印象である（個人の感想です）。
15MMは15分で2品作る番組である。その15分間でほかになにができるかをインフォグラフィックにした。
下の図ではスペースの都合で光のグラフを曲げてしまっているが、光のグラフをまっすぐにした超横長バージョンも用意した（クリックで出てきます）。ユーザインターフェイスを無視したでかいグラフィックもご堪能ください。
