フェティッシュの火曜日 2014年7月15日
 

技術力の低い人が作ったロボット大集合

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技術力の低い人の祭典、「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」。技術力の低い人が技術力の低い人たちだけで集まってぬるま湯に浸かるためのこのイベント、いよいよ本戦が今週土曜日に迫ってまいりました!

主催者の僕は今週は粛々準備を進めるつもりでしたが、しかし集まったロボットたちがあまりに魅力的であったため、急遽ここで、出場する技術力の低いロボット32体を一挙ご紹介したいと思います。

8/4 イベントレポートを公開しました

9/4 興奮を再び!ダイジェスト映像公開中。
インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変な音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。
> 個人サイト nomoonwalk

イベント情報

2014/7/19(土)
17:00 OPEN 18:00 START
@東京カルチャーカルチャー
チケットは→こちらから(残席わずか)
大会のルールはロボット相撲。長方形のフィールドの両端からロボットを走らせ、転倒するか外に出たほうが負けです。詳しいルールも上のバナーをクリックするとごらんいただけます。

斎藤充博「amazing quick floor」

まずは当サイトのライター、斎藤さんです。かつて水飴練りマシンを発表し、圧倒的な技術力の低さで関係者を震撼させてくれた斎藤さんが、ロボットに初挑戦。平べったい形状で床と一体化して相手のロボットの下に潜り込み、転倒させる作戦です。

「非常にシンプルですが、合気道のように相手の推進力をそのまま攻撃の力に変える画期的なロボットです。」(本人コメント)

作戦だけきくとホホウと思いますが、写真で見るとこのビジュアル。(これ、材料じゃなくて完成品です)
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事前情報では分銅を振り回す強そうなロボットを作るといっていたのですが、途中で挫折したようで、蓋を開けてみたらこれでした。今大会の優勝候補です(ヘボさが)。かっこいいんだか悪いんだかわからない英語の名前も微妙。

※本記事中、「微妙」「技術力/レベル/志が低い」「ヘボい」「イライラする」「駄作」「ゴミ」等、すべての罵倒語は褒めことばです)。

かめたろう「かめたろう1号」

明らかにルンバを意識したであろうフォルムのこのロボット。もちろん人工知能は内蔵していません。
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この写真、裏面かと思いきや、上から見たところでした。
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「頑張って作った」感がありあり伝わってくる、不揃いな木製のボディ。そして素朴な顔。全ての要素が対戦相手の人情に訴えかけ、戦意をそぎます。よく見るとボディ外周が一部欠けてモーターがはみ出してるのも、設計段階での詰めの甘さが現れていて良いです。

まつながたかふみ「NABE」

なんでこんなことになっちゃったのかよくわからないのですが、鍋です。
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「戦う相手に合わせてお鍋の中身の具材が変化して行く。写真は具材無しのプレーンな状態。」(本人コメント)

作戦と言っていいのかどうかわかりませんが、とにかく具が変わるそうです。「変化して行く」と書いてありますが、実際にはまつながさんが手で入れ替えるんだと思います。

鍋に隠れて下のメカ部分が見えないので、現時点で性能は未知数。ダークホース的活躍、ありうるかもしれません。しかし鍋の表面にネジ穴がないことから、下のメカ類はテープかボンドで止めている予感がします。そして画像の背景に写り込む養生テープ。これはもしかしたらもしかするぞ…。

みゆ「突撃パンダさん」

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パンダが可愛い、という一点突破のロボット。
……かと思いきや、注目は前にせり出したチリトリ部分。相手をすくい上げ、場外まで運び出す作戦でしょう。
そこで生きてくるのが、前進の馬力。斎藤さんと似た作戦ながら、ベースには足回りの強そうな、ちょっといい車両を使用。技術力のなさを金で解決する潔さが優勝への決め手となるか?

inuro「チリトリーマアム」

可愛い名前にドデカイ図体、ギャップで殺しに来るタイプのロボットです。
作戦自体は先ほどの突撃パンダさんと同アイデアながら、こちらは巨大なチリトリが本体。この「チリトリの化け物」っぽさは、ゲームでいえば突撃パンダさんを一度倒したあとの第二形態といった趣です。

ラジコン2台をそれぞれ右輪左輪にするという大味なコントロール系統も見物。操作者の練習次第ではかなり細かい動きも実現しそうですが、この図体だけに幅50cmの狭いフィールドからはみ出さないことが最重要テーマとなりそう。

きゅんくん「戦いを止めさせようとする牛」

見た目的にはかなり完成度が高い。
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大きな基板を備えたビジュアルには相当高度な技術を感じますが、それはハッタリで、おそらくこれはPC用の内蔵CDドライブを取り出したものでしょう。ギーク好みの部品チョイス。
タイヤの馬力は弱そうですが本体が重みにより安定感ありそう。


CDプレーヤーの機能を活かして、
「牛が音楽を奏で戦いを止めさせようとする」(本人コメント)
というメルヘンチックなコンセプト。ここは巨大なチリトリーマアムあたりに「現実はそんなに甘くねえんだよ」と言うセリフと共に猛スピードで突っ込んでいってほしい。(そして返り討ちにあってほしい)

モッサリオ・モッサモッサ「『日本うんこ学会』非公認!腸内細菌プロメテウス・ミラビリス号」

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もうなんかロボットがどうとかの前に、筆跡だけで圧倒的な技術力の低さを予感させます。
機体自体も、フェルトや段ボールの切り口の汚さ、のりづけの貼りじわ、額に放置された毛玉など、一点の隙もなく技術力が低い。ヘボコン的には究極の完成度と言えます。
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この写真もまっさきに字の下手さに目がいきますが、意志を強く持って写真の上の方を見てみると、駆動機関はカエルです。ポンプを押すと空気圧でピョコピョコ跳ねるカエルのおもちゃあるじゃないですか。アレを2体貼り付けて、前進の動力としているようです。
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上の2枚は技を繰り出しているところ。見た目のヘボさから、ただ前進するだけのロボットかと思ってしまいますが、謎の必殺技があります。強いかどうかは不明。
「縁日でよくみる吹き戻しを使用しているので、安全です。」(本人コメント)
必殺技って安全でいいのか。

「狙うは一回戦敗退です!よろしくお願い致します!」(本人コメント)
技術力だけでなく志も低い。最高。

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