特集 2014年9月7日

半沢直樹の決め台詞は「半殺しだ」ではない~いまさら知った大発見

ただのイメージ画像です
ただのイメージ画像です
自分だけ知らなかったあたりまえのこと、それに気づいたときのやり場のない感激を告白する投稿コーナー。

知らなかったことに加えて、自分オリジナルの解釈でひとり納得していた告白も増えてきた。
感激のテンションだけは高いが何ひとつ新たな情報のないコーナーである。
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと世田谷区で活動。
編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。(動画インタビュー)

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前回の更新から3週間が過ぎていた。そのあいだにもあたりまえのことに驚いているチャーミングな投稿が集まっている。
みんなが「エスケープキー」と呼んでいるのは自分がずっと「エスクキー」と思っていたものでした。先週きづきました。なにから逃げているのだ。apeくらい書けよ。腑に落ちません。
つつみ
確かにいま見たらエスクキーですね、これ。
「カルーセル麻紀」は田丸麻紀さんの芸名ではないこと。でも結構それっぽいですよね。
人類
根拠のないそれっぽさ。でもたしかにそれっぽい。
半沢直樹のドラマが流行り始めたころ、主人公の決めゼリフを「半殺しにしてやる!」と思い込んでいました。"半"に引っ張られたんでしょうね。
いかディスコ
暴力的な銀行員。半殺しだ!
小学校4年生くらいまで「生みの親」を「海の親」だと思い込んでいました。「母なる海」の類義語かなーって。
「海が親」であるような気がするんですが、わかる。
前回の投稿で「一世紀=1000年」だと思っていた方がいらっしゃいましたが、私は2001年に21世紀になったというのを聞いて、じゃあ来年の2002年には22世紀になるのだと思っていました。
椙山
じゃあ来年は22世紀になる…の「じゃあ」がぜんぜんつながってなくて清々しい。
きゅうりそのもの(モロにきゅうり)だから、もろきゅうだと思っていたのですが、横の味噌みたいなものがもろみなのですね。いつも味噌が付いてくるな(マヨネーズじゃないな)と、うっすら感じていた気もします。
しーなねこ
僕もそう思ってました。マジキュウリとか素のキュウリみたいなものだと。
キツツキ、って木を突つくから「キツツキ」なんですよ!ずっと「キツ・ツキ」で分けてたので、30過ぎるまで気づきませんでした
ロビネス
キツツキってちょっと訓読み過ぎますよね。
静岡の観光牧場「まかいの牧場」を、「魔界の牧場」というお化け屋敷風アトラクションだと思っていた。
そのくせフォークソング風の歌が流れる、やたらのどかなCMだったのが疑問だった。漢字で書けば「馬飼野」だと知ったのは、とっくに成人式を過ぎてた頃。
なごやん
静岡あるあるなのかな。
枝野さんについての投稿で思い出しましたが、町村文部科学大臣について、市町村の小さいところの過疎化対策する部署と勘違いしていました。
「過疎化対策」「文化対応」「科学対応」と忙しい部署の大臣だなと思っていました。
方眼紙の端
もうそうとしか思えません。
小学校高学年まで「大惨事」を「第三次」と思い、被害の規模に段階的呼び名があるのだと思っていた。
ニュースで取り上げられるくらい大きい被害=第三次(段階の被害)のため、第一次や第二次(段階)程度の規模の被害は決して取り上げられない。よって、第一次や第二次という言葉は耳にしないと信じていた。 きょと
竜巻のフジタスケールみたいなものですね。
「家宅捜索」を「硬く捜索」と勘違いしていました。テレビのニュースで聞く度に、しっかり捜索してるんだな~と思ってました。
エリ
硬く捜索でもまったく意味が通じます。
帰省ラッシュ等で、高速道路渋滞のニュース。70キロ渋滞しています。ってのを、スピードだと思っていました。割と早いやん、って。
かっしー
70キロは結構流れてる!
照明のスイッチをオフにすると明かりが消える(暗くなる)!
スイッチをオフにして暗くなった瞬間、飽きもせず毎回毎回『あ!消えた!』と本気で驚く。マジです。
きょと
江戸時代の人だ
きな粉は大豆からできているということ。「きな」という名前の植物があるのだと漠然と思っていました。
洗濯
僕の知人でラー油はラーという実からとれると思ってる人いました
つい最近まで「まぎらわしい」を「まぎわらしい」と間違えて使っていました。まったくまぎわらしい・・・?
babystar
こういうの2回読むと正解がわからなくなります
三国志って日本の話しじゃなかったんですね。変な格好してるなとは思ったんですが。よくあるコスプレ時代劇みたいなのと混同してました(50歳)
巨大生物
コスプレ時代劇ってなに?!
烏(からす)と言う字は鳥(とり)という字と同じで、読み方でからすと読むんだと思ってました。一本抜けてる!と気づいたときは何度も見てしまいました。
すーす
気づいた瞬間、世界が変わってますよね

そう!これは僕にも経験がある。
中学生の頃、「フビライハン」を「フラビイハン」と記憶してしまい、ある日テストで不正解になって「フビライ」であることを知ったのだ。おかしい。それまで教科書にもフラビイと書いてあったはずなのに、その瞬間からフビライに書き換わった。
フラビイ→フビライ
フラビイ→フビライ
その瞬間にパラレルワールドをまたいでしまったのかもしれないと今でも思っている。
自分のノートだけにはフラビイと書いてあったのが前の世界の名残である。
同様の経験はシェースクピア→シェークスピアなどでも経験した人もいるだろう(いるよね)。
すーすさんも烏を鳥と書く世界からやってきたのだろう。

では続けよう。

子どもの頃、女の人はおばあさんになると自然に髪がくるくるの大仏ヘアーになるのかと思ってました。美容院でパーマをかけていると知ったとき、「なんで!?」と驚きました。
ひめ草
ほんとに「なんで?!」です。
繁華街で肩で風を切って歩くお兄さんたちのことをよくチンピラって言い方をしますが、ずっとチンピラー、バイヤーとかトラベラーとかと同列のerで終わる外来語だと思ってました。
のりねこ
チンピルする人
昔のマヨネーズは星型に出て来たのに今は全部細長くおしゃれに出て来るようになってる。
星型はなくなったのかとしょんみりしてたら、細長いく出る部分が外れるようになっていて星型は健在だった。
ジョニー
それ僕も最近発見して声出ました
世の中には1万円札の方が1000円札より多く存在していること。財布の中にほとんど存在してないしお釣りでもらったこともないので、1万円札は世の中にほとんどないものだと思ってました。
タマノーア
そうなんですか!
幼稚園児の私は、「しょうどく」「ちゅうどく」があれば、「だいどく」もあると言いはっていました
greentea
理にかなってる
エレベーターホールに最初に来たエレベーターに乗ると、4割くらいの確率で行きたい方向と逆に進んでしまう、ということを数十年繰り返していました。
ドアが開いても それは私を乗せるためではないかもしれない、ということを最近ようやく理解し始めたところです。
いうこ
自由人って感じがします
ほしい物を全部買うとお金がなくなる。
ぽん
僕もよくそう思います。
石橋蓮司と梅沢富美男が違う人。花子とアンに出てるはずなのに何で夢芝居の人いないんだろうと疑問で、開始一週間くらいして検索してやっと気づきました。
名前も顔も全然違うのに何で混同してたんだろう。
パンダ
同じ点を見つけるほうが難しい。でも、わかる。
ピンからキリまでのキリは高級木材の桐だと思っていました。そして、当然、桐の方が上等だとも。
オット星
ピンをパイン材だと思うと勘違いの完成度上がりますね
座っていて立ち上がるときの掛け声「うんとこどっこいしょ」は「ウンコとどっこいしよう」だとずっと思いこんでいて、きっとトイレで大をする予告なのだろうと信じていた。
ピコロ田仁死
うんこの予告!
「イタメシ」→「板の上に乗ってるメシ」→「握り寿司」と思ってた。イタリア料理と知った時の眼から鱗感といったら!
あっきー
確かにイタ飯だ。しかも通っぽい。今日からそう思おう
イヤフォンから本当に音が出ていることを知りませんでした。音量を上げて使ったことがなくて、耳から外すと音がしないし、コンポのスピーカーとはまた別の仕組みで音を感じているのだ、と勘違いしてました。
あくおす
あなたの意識に直接話しかけています。
ひとくち大の大きさは、ひとくちより大きい事だと思ってました。
まよこ
ビガーザンひとくち
リケンの「ふえるワカメ」を20数年間ずっと「ふるえるワカメ」だと思っていた。グラグラ煮立った鍋の中にワカメを入れたら、震えてる様に見えるから「ふるえるワカメ」なんだろうと勝手に解釈してました。
マりえ
はじけるキャンディーがあればふるえるわかめがあってもおかしくない
天気予報の降水確率は「雨」と予測した天気予報士の割合ではないこと。
10%の日に降ったりすると、多くが晴れを予測する中で絶対に雨の予測を曲げなかったベテラン気象予報士が、得意気な顔をして窓の外を眺めている様子を勝手に想像していました。
ちょっぷ
予報士の比率。正しい気もします。
人生を四半世紀以上過ごすまで、ヤンエグとは若くてエグい連中のことだと思っていた。
カラメニンニクヤサイ
だいたいそうじゃないですか。
エレベーターを呼ぶ↑↓ボタンは、今エレベーターがいる階に対して、自分のいる階がどこかによって押すものだと思ってた(エレベーターが5階にいて自分が3階にいる時は↓)。自分が行きたい方を押すものだと知った時は目からウロコ。
mogu
僕も全くそう思ってました。コントローラー気分でした。
「野球のグローブは利き手じゃない方の手につけている」ということにわりと最近気づきました。野球なるスポーツを認識して30年近く経って明らかになった新事実です。
飛んできたボールをキャッチする(グローブ)のを、まさか利き手じゃない方でやっているなんて思いもしなかったため、ずっと「グローブが利き手」だと思い込んでいました。利き手じゃない方の手でダイビングキャッチとか…高校球児を見る目が変わりました。
水きんつば
すごいですよね。
最近までずっと野球の打順は背番号で決まると思ってました。だから背番号が大きい人とかはいつまでも打順回ってこなくてかわいそうとか考えてました。
マコちゃん
そのほうが分かりやすい気もします。

今回も素晴らしかった。オリジナルの解釈に妙に説得力があって「イタメシ」「ピンから桐」などは今日からそう思ってしまいそうだ。

情報ゼロの投稿企画だったのだが、むしろマイナスの情報量のページなのかもしれない。
もっと続けて人類の知識の総量を減らしてゆきたいが、また新しい企画ページを思いついたのでいまさら知った大発見はここで終わらせて来週以降に新しい企画を始めることにします。

でも、いまさら知った大発見はまた気まぐれにはじめるかもしれません。アデュー!
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