ご迷惑をおかけした一週間でした
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜に
こちらでやってます。
月曜(8日)は、夜からと思っていた雨が、朝から…。全くのノーマーク。
南にあった台風14号の外側の雨雲が、思ったより早くかかってしまった。
「思ったより」で片づけられない、12時間ほどのズレ。
予報資料の時間を、午前・午後で読み間違えたのかと思ったほどヒドかった。
水曜(10日)は、上空に寒気があるので降るかもとは思っていたが、激しいのは北関東と考えていた。
南風と北風がぶつかる場所が、北関東と予測されていたから。
ところが、風がぶつかったのは都心周辺。そのため雨雲が急発達。
おそるおそる前夜のツイートを振り返ると、「夕方以降は雨の可能性」。
そんな弱い表現じゃぜんぜんダメな豪雨。23区内で、1時間に約100ミリの所も。
2個くらい××をつけたくなるようなハズれ方。
3勝2敗2分けと、過去最低レベルの成績。ご迷惑をおかけしました…。
もっと言いわけしなきゃいけないんですが、多すぎて書ききれず…。とにかくごめんなさい!
季節の進みが早いです
今年は、どんどん秋へと進んでいく。
たとえば、東京だと、9月6日を最後に、30℃に達していない。
もしかすると、このまま今年は真夏日がないまま終わりかも。
季節が進むのだから、当たり前といえば当たり前だが、なんの抵抗もないまま夏が終わるのは、ちょっと物足りない。
急にピョンと気温が跳ね上がる日が来るのを、どこかで待ち望んでいる自分がいる。
実際に30℃を超える日が来て、汗がたれたら、「もういいよ暑さは」と言って不機嫌になると思うけど。
ベトナムの台風が、日本の秋雨前線を動かす
先週に発生した台風15号は、フィリピンを通って、今後はベトナム方面へ。
大陸に上陸して、そのうち衰える。
そんな台風15号が、じつは今週の日本の天気を左右する。
台風15号の力しだいで、今週後半の日本の天気が変わる。
台風としての形は崩れても、原材料の亜熱帯空気と、大量の水蒸気は、グイグイ北へ上がろうとする。
それが、中国大陸~日本の南にのびる秋雨前線を、北へ押し上げて、九州~関東に雨雲がかかってくる。
二人で持った横にのびるロープを、片方持ち上げると、波が伝わって、もう一人の方も上がるようなものだ。
今のところ、今週後半に九州~関東の太平洋側で、曇りや雨の秋雨シーズンらしい天気になると見ているが、台風15号の亜熱帯空気の押す力が弱ければ、たいして降らない。
どうなるか、結果は来週!
今週の格言
『秋雨前線を操る犯人は、東南アジアに隠れている
』
質問コーナー
気象通報に出てくる地名で好きな地名は?
ぼくはアリューシャン列島です。
バイカル湖もアリューシャン列島も、観測地点ではなく、天気図の低気圧や高気圧などの場所を伝える時に使われる地名ですね。
バイカル湖は、シベリアの南部にあります。
なんとなく、音の響きも好きなんですが、バイカル湖が注目される→寒気が来る→雪が降るかも、と、雪好きだった子供の頃のワクワク感が、心のどこかに残っているのかもしれません。
仕事上、雪に身構えるようになった今も、バイカル湖だけは、自分の中でいいヤツのままなんですよね。
あと、目印が少なく、場所がつかみづらい大陸で、バイカル湖はいい目印に。
忙しく解析している時間でも、あの三日月型の美しさに、一瞬ホッとできるのは、自分だけではないはず!(聞いたことないけど)
白い所は雪が積もっている所。もうすぐバイカル湖あたりも白く。
詰め天気
先週の問題は、
こちらでした。
正解と次の問題は、来週アップします!
追加のヒントは、「寒冷前線の後ろは“西に高気圧、東に低気圧”になってます」です。
解答はこちらから↓