ロマンの木曜日 2014年9月18日
 

藤原さんのルーツ、藤原京に行く

藤原さんの聖地、藤原京にやってきました
藤原さんの聖地、藤原京にやってきました
全国の藤原さん憧れの地である、「藤原京」。無論、ぼくも藤原なので例外ではなく、こっそり「オレの都」だと思っている。

名前がステキなだけでなく、藤原氏の始祖、藤原鎌足の名前の元になった土地である。藤原さん(や佐藤さんや伊藤さんなど)のルーツだ。

そんな夢の様な場所にとうとう立ち寄る機会に恵まれた。藤原京の今をレポートします。
1986年埼玉生まれ、埼玉育ち。大学ではコミュニケーション論を学ぶ。しかし社会に出るためのコミュニケーション力は養えず悲しむ。インドに行ったことがある。NHKのドラマに出たことがある(エキストラで)。
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なんだったかはあんまり覚えてない藤原京

日本の都の変遷を思い浮かべたとき、平城京が最初に来てしまう人も多いかと思われる。その一つ前が藤原京である。

あんまり印象に残らないのもそのはず、できてから16年で平城京に遷都してしまったのである。ガラスの仮面より歴史が短い。

そんな藤原京の最寄り駅、大和八木駅までやってきた。最寄りというか、この駅のあたりはもう藤原京の範囲だったらしい。
場所は奈良の南、京都から1時間くらい
成城石井もあるいい駅です
成城石井もあるいい駅です
さて、藤原京の中央には天皇が仕事していた「藤原宮」という史跡があるので、そこを見に行きたい。

ちなみに藤原京というのは藤原宮があったことから付けられた、近代の用語だそう(wikipedia知識をそのまま書いた)。

つまり藤原宮は全国の藤原さんの本当のルーツであり聖地なのである。
建国文化都市
建国文化都市

レンタサイクルを借りる

藤原京の範囲をぐるっと回ろうと思うので、タクシーやバスは使わず、駅前でレンタサイクルを借りる。

旅行先でそんなことしたことないので、かなり本気である。藤原の都がぼくを昂らせる。
昼ごろスタート。数時間かけて藤原京を堪能する。
昼ごろスタート。数時間かけて藤原京を堪能する。
ところで自転車を借りるとき、受付の人が領収証と会員証にぼくの書き入れてくれた。心なし「藤原」の字を書き慣れている気がする。
「藤原」がはっきり書かれている。さすが藤原の聖地
「藤原」がはっきり書かれている。さすが藤原の聖地

手続きをしているとき、レンタサイクルの受付の人から「どちらの方まで行かれますか?」と聞かれた。各方面に駐輪場があり、自転車を乗り捨てできるのだそうだ。それは便利だ。

もちろん藤原京跡を観に行くのだが、自分の名字が「藤原」だと知られているために、「藤原京に行きたいんです」とは言いづらい。

「どこに行くか特に決めてません」と言ってみたものの、うっすら…いや絶対「こいつ、藤原京見に行くつもりだ」と思われただろう。

受付の人は結婚指輪をしていたので、家でも笑いものになっているかもしれない。

藤原京周辺の盛り上がり具合は

さて一家の笑顔を願いつつ自転車を漕いで藤原宮の方を目指すと、ちょくちょく「飛鳥・藤原を世界遺産に!」というフレーズを目にする。思った以上に志が高い、藤原。世界に羽ばたけるか。
志の高さが伺える
志の高さが伺える
標識のフォントも最大(昆虫館も気になる)
標識のフォントも最大(昆虫館も気になる)
ところが一方で藤原氏の発祥にもなったという「藤原」の地名だが、これはまったく盛り上がっていない様子。

藤原京は藤原京というスポットであって、住んでいる人は藤原の民だという意識はなさそう。

そもそも藤原京の名の由来「藤原宮」が何故藤原宮というのかもよくわからないそうである(あとで資料館のおばあちゃんに聞いた話によると)。
藤原京とつく場所はあまりなかった
藤原京とつく場所はあまりなかった
平安京エイリアンみたいである
平安京エイリアンみたいである
地元の藤原京に対する気持ちをはかりかねつつ、自転車はぼくをのせて藤原宮跡へ進む。風が気持ちいい。

藤原京は、いま

駅から数分ペダルをこぐと、茂みの中に駐車場が見えた。あそこが藤原宮に違いない。
ここを入ったらザ・藤原京が見えますよ。
ここを入ったらザ・藤原京が見えますよ。
さあ、いよいよ藤原京の中心、藤原宮との対面だ。
404 藤原京 Not Found
404 藤原京 Not Found
そこには、きれいな原っぱが広がっていた。片隅には少年野球のグラウンドもある。

完全に都の跡地としてのアイデンティティを失っている。墾田永年私財法の聖地である恭仁京も主に原っぱだった(参考)が、こちらも負けず劣らずである。

もう少し立ち入ると藤原宮跡であることを示した説明看板が設置されていた。よかった。
世界遺産への道のりはまだまだ遠いのを噛み締めながら
世界遺産への道のりはまだまだ遠いのを噛み締めながら
気になるのは看板の左下の張り紙である。読んでみる。どれどれ。
警察犬協会主催の競技会が行われていた。
警察犬協会主催の競技会が行われていた。
たしかに立派な犬がたくさんいる。
たしかに立派な犬がたくさんいる。
駐車場にやたら自動車が止まっていると思ったら、藤原宮を見に来た人ではなくて、犬のブリーダー達のようだった。

藤原氏のルーツの地は今、犬がいっぱいです。

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