フェティッシュの火曜日 2014年9月23日
 

伝説の巨大魚、タキタロウ調査隊に参加してきた

最終日の様子

とうとうやってきてしまった最終日。すべての調査が順調に終わったので、この日は朝ごはんを食べて後片付けをしたら自由解散となった。すぐに下山をしてもいいし、自主的に調査を続けてもいいし、小屋で積もる話しをしてもいい。

タキタロウに関する新たな検討材料が今回の調査でたくさんあつまったところで、地図とデータを広げながら、タキタロウがどういう生態で、大鳥池のどこに潜んでおり、何をエサとして食べているのかといった、正解のない想像をしあうことが、とても楽しい。

今回の調査は、こういう楽しい話を今後もたくさんするためのものなんだなと今更ながらに分かり、右の膝をポンと叩いた。
大鳥池のタキタロウは、伝説と漫画と現実の世界が溶け合った、何時間でも話せるネタなのである。
大鳥池のタキタロウは、伝説と漫画と現実の世界が溶け合った、何時間でも話せるネタなのである。
そして地元の方と3日間、タキタロウ調査という一つの目的のために一緒にいたことで、文献などには残っていないような話を聞くこともできた。

工藤隊長の叔母が若いころは、海のマスが高いのでタキタロウをよく食べていたとか、タキタロウを生かして持ち帰って家で泳がせておいたとか、そのタキタロウが暴れると水が濁って米が研げなくて困ったとか、なかなか衝撃的な話である。

こういう話は皆さんがまだ元気なうちに、どんどんと聞き取り調査をしてもらいたい。がんばれ田口君。

そしてタキタロウのメスが住むといわれている池が近くにあるという話も伺ったので、下山を控えて体力を温存するべきなのだろうが、せっかくなのでそこも見てくることにした。やれることは全部やりたいのだ。
山小屋から30分くらいブナ林を歩いたところに、メスのタキタロウが住むといわれている三角池(みすまいけ)があるそう。
山小屋から30分くらいブナ林を歩いたところに、メスのタキタロウが住むといわれている三角池(みすまいけ)があるそう。
昔は沢が流れ込み、大鳥池ともつながっていたそうだが、今は独立した池なっているようだ。タキタロウよりもライギョとかが似合うかな。
昔は沢が流れ込み、大鳥池ともつながっていたそうだが、今は独立した池なっているようだ。タキタロウよりもライギョとかが似合うかな。
透明度はとても高いので、この池にもどこからか湧き水が流れ込んでいるのだろう。もしや秘密の地下水道を通じて大鳥池とつながっていて、そこを通ってタキタロウが…なんていう妄想がとまらない。
透明度はとても高いので、この池にもどこからか湧き水が流れ込んでいるのだろう。もしや秘密の地下水道を通じて大鳥池とつながっていて、そこを通ってタキタロウが…なんていう妄想がとまらない。
かっこいいカエルがたくさんいました。モリアオガエルらしいです。
かっこいいカエルがたくさんいました。モリアオガエルらしいです。
そして山小屋で三平を読み返してみる。本物の大鳥池を知ってから読むと、また味わい深いのだ。
そして山小屋で三平を読み返してみる。本物の大鳥池を知ってから読むと、また味わい深いのだ。
そして昼食までご馳走になった。スープ代わりにとカップラーメンも勧められる。
そして昼食までご馳走になった。スープ代わりにとカップラーメンも勧められる。
こんな感じの三日間だったのだが、とにかく楽しかったの一言。まさに一生の思い出として残る時間を一緒に過ごさせていただいた。あと食べすぎで2キロ太った。

今回の調査にあたっては、そんなことをしてはダメだとか、伝説は伝説のままにしておけとかいう声もあったかもしれないが、そのままにしたら埋もれてしまって二度と掘り起こせなくなってしまうかもしれない。

この30年振りとなる調査を通じて、大鳥に長年住んできた地元の方から、大鳥へと移住してきた若者に、タキタロウの伝説というバトンが、しっかりと渡されたのだと思う。
タキタロウが住むという池を眺めながら、おいしい水を飲むだけでも、ここまでくる価値はあるような気がします。
タキタロウが住むという池を眺めながら、おいしい水を飲むだけでも、ここまでくる価値はあるような気がします。
下山道にて。渓流釣りやトレッキングには最高の場所だと思う。
下山道にて。渓流釣りやトレッキングには最高の場所だと思う。
そしてやっぱり湧水の存在が素晴らしい。そろそろ紅葉も始まる季節だ。
そしてやっぱり湧水の存在が素晴らしい。そろそろ紅葉も始まる季節だ。
なにげなく生えている巨木。実際に大鳥池までいってみると、やっぱりタキタロウは存在するなという気になると思うよ。
なにげなく生えている巨木。実際に大鳥池までいってみると、やっぱりタキタロウは存在するなという気になると思うよ。
9月なのにアジサイの花が咲いていた。やっぱりタキタロウはいるな。
9月なのにアジサイの花が咲いていた。やっぱりタキタロウはいるな。
吊り橋前の休憩所にて。
吊り橋前の休憩所にて。
下山してタキタロウ館の前で、残ったメンバーとちょっとした打ち上げ。
下山してタキタロウ館の前で、残ったメンバーとちょっとした打ち上げ。
隊長、お疲れ様でした!
隊長、お疲れ様でした!
この記事は私の個人的なレポートだが、近日中に公式の調査結果が発表されると思うので、そちらもぜひお楽しみに。田口さんのブログとかで告知されるはず。

大鳥はいいところでした

タキタロウ調査の目的のひとつに、30年前とどれだけ環境が変わっているのかを調べるというのもあったのだが、前回の調査を知っている佐藤事務局長によると、マナーの悪い釣り客や登山客によってゴミが増えた時期もあったが、最近はゴミもほとんどなく、豊かな自然環境がそのまま守られているとのこと。

大鳥地区はとにかく気持ちのいい場所だったので、来年の雪が解けた頃にでも、またのんびりしに来てみたいと思う。
帰りは一緒に写真を撮る人ができた。
帰りは一緒に写真を撮る人ができた。

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