フェティッシュの火曜日 2014年9月30日
 

迫力満点の3Dチラシを作る

飛び出す生鮮総力祭。
飛び出す生鮮総力祭。
20代の頃、3年ほどスーパーの折込チラシを作る仕事をしていた。依頼元の指示は基本的に「その『半額』の字を倍以上大きく」とか「シャケ切り身の写真が地味だからもっと目立たせて」とか、とにかく「目立つように」というもの。

しかし当時の僕の実力では、そんな指示に応えられず地味なチラシばかり作っていたように思う。

そこでいま、改めて迫力満点の目立つチラシを作ってみたい。3Dチラシで肉や魚介が飛び出す、なんてどうだろう。
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。
> 個人サイト イロブン Twitter:tech_k

シャドーボックスでチラシを3Dに

チラシの3D化に当たって使用するのは『シャドーボックス』という手法。

平面の写真や絵を切り貼りして重ねて奥行きを出し、半立体的に見せる工作のことだ。(「シャドーボックス」で画像検索すると、すごいのがいっぱい見られます)
画像検索の一例。すごいのがいっぱい。
画像検索の一例。すごいのがいっぱい。
完全な立体ではないが、平面から飛び出して見えるので迫力は出るはずだ。

この手法をチラシに応用してやれば、平面のチラシも3Dチラシになるのではないか、という算段である。

ネットはチラシであふれている

では、さっそく作業にかかろう。

3Dにするチラシは、ネットで見られるスーパーのチラシの中から適当なのを選んで使うことにした。
いまチラシってネットで見る時代なのかー。
いまチラシってネットで見る時代なのかー。
最近はどこのスーパーも自社サイトにチラシの画像を掲載しているので、ありがたい。

溜まるのが面倒なので新聞を取らなくなって久しいが、とりあえず折込チラシが無くても安売り情報が分かるのは便利だ。
ごちゃごちゃしたチラシは縮小するとかわいい。
ごちゃごちゃしたチラシは縮小するとかわいい。
さすがにチラシ原寸のままだと大きすぎて作業がしづらいので、A5サイズにまで縮小して何枚かプリントしたものを切り出していく。

地味な作業で派手なチラシを

ここからの作業は、地味きわまりない。チラシの立体化したいパーツを、同じものを切り出して重ねて貼っていくだけ。

とにかくチマチマした作業である。
こんな感じで切り出して
こんな感じで切り出して
厚みを出すために裏に段ボールを貼って
厚みを出すために裏に段ボールを貼って
厚みを出すために裏に段ボールを貼って
厚みを出すために裏に段ボールを貼って
こんな感じで立体に。
こんな感じで立体に。
この時点では作業も成果も地味な気がするが、もうちょっと進めるとぐっと迫力が出るはずなので、こらえて欲しい。

重なったシャケとタコを表現する

チラシでは食べ物同士が重なっている写真もよく見られるが、そういう重ね合わせも立体的に表現するとかっこいいはずだ。
鮭2枚とタコ、鮭とタコ、タコ、というように切り出す。
鮭2枚とタコ、鮭とタコ、タコ、というように切り出す。
鮭の切り身が重なっていて、その上にさらにタコが乗っているような写真があったので、3枚のチラシから重なる部分をそれぞれ切り出す。
鮭オン鮭。
鮭オン鮭。
これを下から順に貼り合わせていくと、実際に切り身とタコが重なり合っているように見えるのだ。
鮭オン鮭オン、タコ
鮭オン鮭オン、タコ
こんな感じで作ったパーツを最終的にチラシに貼り合わせれば、立体チラシの完成である。

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