ひらめきの月曜日 2014年11月24日
 

雨の逆襲 今週は2〜3日に1回降る 〜あと出し天気予報

アメリカに大寒波。日本にも、シベリアにある寒波がいつかは来る。12月かな。
アメリカに大寒波。日本にも、シベリアにある寒波がいつかは来る。12月かな。
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。
> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

きた!8週ぶりのパーフェクト!

1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちら</a>でやってます。
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。
俺、がんばった。 久々に1週間ぜんぶ当たりのパーフェクトを達成!

予想外に雨に変わってきた木曜(20日)も、前日に雨雲の北上を読みきり、なんとか上手く乗り切った。 これが、先週のファインプレー。

8打席ぶりくらいのヒットが、ホームランだったようなスッキリ感。 カキン!という音が、頭にずっと残るような快感。 なんど味わっても心地いい。

えっ?先週は、晴れる日が多かったから予報が簡単だった? 取りこぼししないで勝ち星を稼いでいくのが、大横綱への道なんです。

と、エラそうなこと言って、雨が多くなる今週にボロボロになったらゴメンなさい。
総選挙前にひとあし早く当確!この人、当たるよ確かに、の略です。
総選挙前にひとあし早く当確!この人、当たるよ確かに、の略です。

アメリカの大寒波は、先出し天気予報だった

先週は、予報通り晴れる日が多くて、おだやかな天気が続いた。 天気予報では、(他に話すことがなく?)乾燥話が多かった一週間。

そんな中、飛び込んできたのはアメリカの大寒波のニュース。 天気のネタがない中、さかんに報道された。

じつは、あと出し天気予報では、2週間前の記事で、「アメリカに大物の冬将軍。季節外れの寒さや大雪に」と書いた。
あと出し天気予報のわりには、かなりの先出し! どうだ!! と言いたいところだったが、いつまで待っても、「前から予報してたね」と言ってもらえず、こうやって自分で言う結果に。

予報というのは、当てるのと同じくらい、出すタイミングが大事と学んだ秋の終わり。

今週は晴れが続きません

天気は、いつもバランスをとろうとする。

先週の晴れ&乾燥は、この時期にしては、ちょっとやりすぎ。 となると、今週は潤いがやってくるというのがセオリー。
25日(火)朝の雨の予測。北は、東北南部くらいまで広がりそう。
25日(火)朝の雨の予測。北は、東北南部くらいまで広がりそう。
実際、火曜(25日)〜水曜は、低気圧が通過して、広く雨に。 その低気圧は東へ抜けて、いったん回復するが、土曜(29日)頃には、また次の低気圧がやってくる。

今のところ、九州〜本州の広範囲で降りそうだが、低気圧がしょぼいと、もっと雨雲が狭くなる可能性も。
29日(土)の雨の予測。低気圧が発達するか、しょぼくなるかがポイント。雨の範囲がボンヤリなのは、コンピューターも先の予測はあやふやになるため。
29日(土)の雨の予測。低気圧が発達するか、しょぼくなるかがポイント。雨の範囲がボンヤリなのは、コンピューターも先の予測はあやふやになるため。
さらに言うと、次の月曜にも低気圧が来て、全国的に雨に。 これが早まって、西日本など日曜から雨雲がかかってくることもありえる。

低気圧ラッシュの一週間。 九州〜本州は、3日と晴れがもたず、雨雲がやってくる。

結果は来週!
今週の格言
『天気はバランスをとる生き物。季節外れのあとに反動あり』

質問コーナー

なぜ、春は一番なのに、木枯らしは1号なのですか?

気象庁が名付けたからです。

春一番は、昔から各地で、「春一」や「春一番」と呼ばれていました。
長崎県の壱岐では、江戸後期に船の大量遭難があって、春先の強い南風がそう呼ばれるようになったという話が残っています。

その風を、昭和の後半から気象庁が風速など基準を決めて、発表するようになったんですね。

一方、木枯らし1号は、昔からそういった呼び名がなく、気象庁が名付けて発表することになりました。
寒くなり始める頃の季節のお知らせとして、気象庁がマスコミ・市民向けのサービスとして出し始めたんですね。
今年、東京と近畿で木枯らし1号が吹いた日の天気図。あまりきれいじゃないけど、西高東低の冬型の気圧配置。
今年、東京と近畿で木枯らし1号が吹いた日の天気図。あまりきれいじゃないけど、西高東低の冬型の気圧配置。
ただ、なぜ「号」となったかは、気象庁でもはっきり分からないようです。

当初は、「木枯らし1番」もあったり、「初木枯らし」や「木枯らしNo.1」という言葉もあったそうですが、「号」に落ち着きました。
気象庁の発表する情報には、「台風●号」とか、「大雨に関する情報第●号」とか、「号」がつきます。

季節のお知らせという柔らかさに、「きっちり発表しなきゃ」的な役所感覚がミックスされてできあがった、ある意味、気象庁らしい言葉なのかなぁと思ったりします。

でも、「木枯らしNo.1」でも、けっこう人気出てたかもね。

詰め天気

先週の問題は、こちらでした。

正解と次の問題は、来週アップします!

追加のヒントは、「関東の南の等圧線が混んでいて、南東からの風が強く、海から水蒸気がたくさん運ばれてきています」です。

解答はこちらから↓
正解は来週!
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