特集 2014年11月28日

炭水化物をおかずに白米を食べると美味しい

新たなるおかずを求めて歩きます!
新たなるおかずを求めて歩きます!
白米、味噌汁、おかず。我々の夕食には欠かせないものたちだ。この3つを食べることで、現代という激しい荒波を乗り越えることができる。明日を生きる活力を生み出す源なのだ。

しかし、挑戦ということも大切だ。いつも同じ「おかず」では、活力レベルが低下するのだ。そこで、新しいおかずを探したいと思う。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

おかずを探す

おかずと言えば、納豆や鮭、唐揚げなどが一般的だろう。白米がどんどんと進む無敵のおかずたち。コロッケにソースを多めにかけるなんていうのも素晴らしい。コロッケ1つで白米2合は行ける。
一般的なおかず
一般的なおかず
しかし、時代は21世紀。欧米化も十分すぎるくらいに進み、ハンバーガーなども手軽に買うことができ、もはや日本的な食事をする必要もなくなってきている。しかし、白米なのだ。我々の心は白米にあるのだ。
白米
白米
そこで白米のおかずを洋風にしたいと思う。きっと白米と欧米の相性はいいはずなのだ。「米」の字は共通だ。

そこで、白米と味噌汁をおぼんに乗せ、欧米化の波の中で生きる若者の街「渋谷」へと舞い降りた(地下鉄で来たけど)。
おかずのお皿は空いています!
おかずのお皿は空いています!
おかずを求めます!
おかずを求めます!

白米とハンバーガー

渋谷のセンター街をおかずを求めてさまよう。味噌汁がこぼれないように歩くのが大変だ。むかし、取材でバーに行って、カクテルをカメラマンに持って行こうとして、盛大にこぼしたことがある。液体は大変なのだ。
マクドナルドに行きます
マクドナルドに行きます
銀座にマクドナルド一号店ができたのは1971年のことだ。当時のグルメガイドを見ると、最先端くらいの勢いで、マクドナルドが紹介されている。それから時間は過ぎ、いまや誰もが知る食べ物になっている。
21世紀はこうなります!
21世紀はこうなります!
おかずです!
おかずです!
ハンバーガーは単体で成立している食べ物だ。しかし、時代は21世紀。その考えが古いのだ。我々の心の日本は白米でもはや張り裂けそうなのだ。おかずなのだ。ハンバーガーはおかずなのだ。
ハンバーガーをかじりご飯!
ハンバーガーをかじりご飯!
美味しい!
美味しい!
やはり欧米は日本との相性がいいようだ。美味しいのだ。ご飯に合うのだ。ケチャップライスがあるように、ハンバーガーのそれはご飯をさらに美味しくする。

またバンズの部分もご飯を引き立てる。むしろご飯を美味しくいただく潤滑油のようですらある。炭水化物と炭水化物の相性は良いようだ。
次のおかずを求めて彷徨う
次のおかずを求めて彷徨う

クレープと白米

次のおかずを求めて渋谷を歩いた。若者が多い。私は地方出身なので、当たり前のように渋谷を歩いていることに今でも驚くことがある。テレビで見たことのある場所を歩いているのだ。味噌汁がこぼれないように。いろいろな東京があるのだな、と思う。
次はクレープ屋さん
次はクレープ屋さん
クレープ屋を訪れた。クレープと言えば、チョコバナナを代表するように甘いものを想像しがちだけれど、そうでないクレープも存在する。おかずのようなクレープもキチンとあるのだ。もはやクレープはおかずなのだ。
これです!
これです!
ツナマヨネーズクレープを買いました!
ツナマヨネーズクレープを買いました!
そう、ツナマヨネーズ。おにぎりの具である。クレープの生地にこそ巻かれているが、それはもう最高のおかず。おかずにしないで我々はどうすればいいのだ。おかずはクレープ。そのような時代なのだ。
クレープがおかずの時代が来ました!
クレープがおかずの時代が来ました!
クレープをかじり、
クレープをかじり、
ごはんを食べ、
ごはんを食べ、
味噌汁を飲む
味噌汁を飲む
Welcome to new world
Welcome to new world
クレープの生地は甘いが、白米も噛み続ければ甘くなる。それを最初から演出してくれるのがクレープ生地なのだ。ツナマヨネーズとの相性は言わずもがな。とても美味しい。幸せとはこのようなことだ。クレープ、それはおかずなのだ。ぜひ給食に入れて欲しい。
次のおかずを求めて歩きます!
次のおかずを求めて歩きます!
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和を思い出せ!

朝はシリアル、昼はベーグル、夜はハンバーガー。そんな暮らしをする我々はもっと和を取り戻すべきかもしれない。ハンバーガーやクレープでの白米は美味しいが、和を思い出して欲しい。心にいつも日の丸を、なのだ。
お寿司屋さんを見つけました
お寿司屋さんを見つけました
ジャパンを代表する食べ物「寿司」。業界人っぽく言えば「シースー」である。我々はこれを単体で食べて来たが、お寿司をおかずに白米を食べてもいいのではないだろうか。
和だらけの定食!
和だらけの定食!
刺身定食はあるが、お寿司定食はあまり聞かない。お寿司はそれだけでいいと思っているからだ。

違う、世界は可能性に満ちているのだ。お寿司だっておかずに成り得るのである。

お寿司を満腹に食べるとお金がかかるが、おかずとして食べれば安価だ。白米でお腹を満たせるのだ。
お寿司を食べ、
お寿司を食べ、
白米をいただく!
白米をいただく!
美味しい!
美味しい!
魚部分に期待していたが、本命は酢飯だった。酢飯はおかずとして最適だ。白米の美味しさを引き出す。お互い和なので相性がいいのだろう。自然の甘みが口の中を支配する。
次に向かいます!
次に向かいます!

ピザで白米!

歩き疲れて来たことと、私のお腹が満たされ過ぎてきたので、次のおかずで最後にしようと思う。おかずを探して分かって来たが、おかず単体でお腹を満たすより安価だ。
最後はピザ屋さんです!
最後はピザ屋さんです!
ピザと言えばホームパーティーではかかせないものだ。しかし、高い。人数にもよるが1枚では満たされない。そこで白米である。ピザをおかずとしていただくのだ。今回は1枚350円のピザ屋さんに行ったが、それでも2枚頼むよりは、白米と一緒に食べた方が満腹までが安い。
おかずの空いたお皿に、
おかずの空いたお皿に、
ピザを置いてもらう!
ピザを置いてもらう!
豪華!
豪華!
晩ご飯にこれが出てきたら、家はお金持ちだったんだな、と思うような一品に仕上がった。美味しそうである。ドリアで証明されているように、チーズと米の相性は抜群。食べる前から勝ちが見えているのだ。
ピザを食べて、
ピザを食べて、
白米を食べて美味しい!
白米を食べて美味しい!
味噌汁を飲んで、さらに美味しい!
味噌汁を飲んで、さらに美味しい!
イタリアに住む妹を思い出した。イタリアに妹はいないし、そもそも妹はいないけれど、勘違いするほどに美味しいのだ。トマトソース、チーズ、バジルが絶妙に白米に絡み、おかわり! という言葉を引き出さずにはいられない。おかずってこういうことだな、と思う。
ちなみに甘いクレープと白米は、
ちなみに甘いクレープと白米は、
悩む味だった
悩む味だった

炭水化物はおかずになる

奈良に行った時に入った喫茶店に「ナポリタン定食」という、炭水化物に炭水化物の定食があって、とても美味しかったので、それ以外も美味しいのではないかと思い、挑戦してみた。

するとどうだろう、Welcome to new worldで、単体で食べるよりも安くなることがわかった。いいことしかない。問題は味噌汁がこぼれやすいことだけれど、それは家で食べれば解決する。
奈良で衝撃を受けた定食
奈良で衝撃を受けた定食
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