ひらめきの月曜日 2015年2月2日
 

靴ひもがほどける瞬間の貴重な映像です

決定的瞬間の1コマ
決定的瞬間の1コマ
靴ひもを結ぶのが下手で、すぐほどける。
家から会社まで、徒歩移動は15分くらいなのに、その間に2回ほどけたことすらある。
ほどけては結びなおし、ほどけては結びなおし…。俺は靴ひもの奴隷じゃないっつーの!
インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変な音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。
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決定的瞬間をカメラに収めたい

勝手にほどけてしまうのは気に入らないが、いっぽうで僕も大人なので、気に入らないからといってやみくもに相手を恨むわけでもない。
靴ひもには靴ひもの事情があり、本人は望んでいないのにやむなくほどけている、ということもありうる。

いったい何が原因で靴ひもがほどけているのか。その決定的瞬間をカメラに収めることで、特定できるのではないだろうか。それが、相互理解への第一歩である。

借りたカメラもグルグル巻きに

問題は撮影方法だ。手持ちカメラでずっと撮りながら歩くのも手だ。しかし靴ひもなんていつほどけるかわからないし、カメラを持って下を向いたまま何キロも歩き続けるなんて、歩きスマホがかわいく見えるほどの危険行為である。

まあでも命がけで撮影した映像っていうのもそれはそれでかっこいいしな……とうっかり腹をくくりかけたところで、そういえば同僚の安藤さんがこれを持っていたのを思い出した。
ご存知の方も多いと思いますが小型カメラのGoProです。
ご存知の方も多いと思いますが小型カメラのGoProです。
さっそく借りてきた。
あとはうまいこと足に固定さえできれば、簡単に撮影できそうだ。いちおう三脚用のネジ穴はついているのだが、こういうのは変に凝った加工をせずテープで貼るのが一番確実だったりする。

ここでGoProをテープで固定する際のコツをひとつ伝授しよう。借り物のカメラでも気にせずテープをベッタベタに貼りまくることである。(安藤さんごめん、ちゃんと拭いたから)
ビニールテープで金具に固定
ビニールテープで金具に固定
それを足首にぐるぐる巻きに
それを足首にぐるぐる巻きに
金具の上に靴下を重ね履きして、より強固に
金具の上に靴下を重ね履きして、より強固に
スマートフォンでプレビュー。こんなふうに撮れてる
スマートフォンでプレビュー。こんなふうに撮れてる
あんまり画角とか距離とか考えずに適当に固定したのだが、けっこういい感じだ。
ちょっと外を歩いてみるとこんな感じ。
!
すごい。結び目の具合はもちろん、歩くのにあわせてヒモの先が揺れる様子など、バッチリ撮れている。よし、ほどけるまで歩くぞ!
ただし片裾だけ上がっており、かなりだらしない見た目。せめてもっと地味な靴下にすればよかった…
ただし片裾だけ上がっており、かなりだらしない見た目。せめてもっと地味な靴下にすればよかった…

あとはただ歩くだけ……でもなかった

ここからは、ただ歩くだけの簡単なお仕事…とおもったのだが、意外にそうでもなかった。
まず、足が痛い。
この辺が痛い
この辺が痛い
靴下の中に金具が差し込んであるのだが、その先端がすねに食い込んで痛いのだ。すねといえば「弁慶の泣き所」とも呼ばれる、日本人の伝統的な弱点である。そこを一歩歩くごとに金属片でグリグリやられるのだ。
唇を噛んで空を仰ぐ系のつらさ
唇を噛んで空を仰ぐ系のつらさ
ちなみに弁慶の泣き所に相当するものがヨーロッパではアキレス腱になるようだが、別にあそこあんまり痛くなくない?と思うのは僕が日本人だからか。

そしてもうひとつ問題がある。バッテリだ。GoPro、思いのほか電池が持たないのだ。
持たないこと自体はしょうがないとして、問題はバッテリ状況のわかる液晶画面がレンズ側についていることである。
見えない
見えない
見えない!
見えない!
カメラの液晶に写して見てはどうか、と工夫したものの見えていない様子が、バッチリGoProの映像に残っていた
カメラの液晶に写して見てはどうか、と工夫したものの見えていない様子が、バッチリGoProの映像に残っていた
写真に撮ってみたがピンボケで見えない
写真に撮ってみたがピンボケで見えない
ものすごいがんばって体を捻じ曲げて見ようとしているところ(でも見えない)
ものすごいがんばって体を捻じ曲げて見ようとしているところ(でも見えない)
さらにがんばって体をねじって、このぐらいメガネがずれるとようやく見える
さらにがんばって体をねじって、このぐらいメガネがずれるとようやく見える
信号待ちのたびに足をできるだけ高いところに置いて腰をクネクネさせたり首をひねったりする必要がある。自然と人通りの少ない路地へと足が向いた。

そして歩くこと1時間……

ほどけたぞ!!!!
ほどけたぞ!!!!
ハイ電池切れてたー
ハイ電池切れてたー
ハイいままでの苦労全部ムダー
ハイいままでの苦労全部ムダー
たかが一時間といえど、苦痛に耐えながら体をくねらせながらの一時間である。労力的にも痛いが、再充電するまでリトライできないのもまた痛手。

この日は早々にあきらめ、続きは翌日撮影することにした。

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