フェティッシュの火曜日 2015年2月3日
 

ヨーグルトメーカーで肉を煮る

ヨーグルトメーカーに牛乳ではなく牛肉を入れたりする実験をしました。
ヨーグルトメーカーに牛乳ではなく牛肉を入れたりする実験をしました。
最近、料理好きの友人界隈で、あるヨーグルトメーカーが話題である。なんと65℃まで保温することができるという夢のアイテムで、これがあれば憧れの低温調理が楽しめるのだ。たぶん。

今回はこれを使って、牛やら豚やら鶏やらの肉を煮まくってやろうと思う。
趣味は食材採取とそれを使った冒険スペクタクル料理。週に一度はなにかを捕まえて食べるようにしている。最近は製麺機を使った麺作りが趣味。
> 個人サイト 私的標本 趣味の製麺

65℃の保温ができるヨーグルトメーカー、ヨーグルティア

25〜65℃まで、1℃刻みで最大48時間も保温ができるという夢みたいなヨーグルトメーカー、それがタニカ電器のヨーグルティアである。

しっかりとフタのできる専用容器が2つ用意されており(ここ大事!)、中身をそのまま運んだり冷蔵庫に入れたりできて、使い勝手がとても良い。
二世代前の炊飯器みたいなヴィジュアルが素敵。
二世代前の炊飯器みたいなヴィジュアルが素敵。
ヨーグルティアというヨーグルトメーカーなので、当然ヨーグルトを作るのに最適化された家電なのだが、納豆や甘酒などの発酵食品を作ることができると説明書にも書かれている。

インフルエンザやらピロリ菌やらと戦ってくれると噂のちょっと高いヨーグルトも、牛乳と混ぜて保温するだけで何倍もの量になるから、食べ放題の菌充生活の毎日である。
市販のヨーグルトと牛乳をませて、なんやかんやすると大量にドーン!
市販のヨーグルトと牛乳をませて、なんやかんやすると大量にドーン!
そんなヨーグルティアに備わっているのが、発酵や培養にはあきらかにオーバースペックな65℃という保温機能。これを加熱殺菌に利用して肉を煮ようというのが今回の試みだ。もちろん取扱説明書には書かれていない。

牛の生レバーが禁止になった時に、「生レバーがダメなら低温殺菌レバーだ」 という記事を書いたが、そこに温度管理の自動化と独自の真空調理法をプラスするのである。
前回は鍋にたっぷりのお湯を張ったが、一定の温度をキープするのが難しかった。
前回は鍋にたっぷりのお湯を張ったが、一定の温度をキープするのが難しかった。
そして直接お湯に触れないように茹でるための良いアイデアがなく、ラップに包んで茹でていた。
そして直接お湯に触れないように茹でるための良いアイデアがなく、ラップに包んで茹でていた。

ストロー吸引式真空パック製造機を開発

今回の実験はヨーグルトメーカーによる低温湯煎調理を想定しているのだが、まず解決しておきたいのが、食材を真空パックにする手段だ。

ビニール袋などに入れて、水を張ったボールに沈めて空気を追いだす方法が一般的のようだが、私がやると沈めすぎて水が入りがち。そこで考案したのが、昆虫採集の吸虫管を参考にした、使い捨てのストロー吸引式真空パック製造機である。
直径4ミリの細いストローと、同じ太さのドリルを購入。
直径4ミリの細いストローと、同じ太さのドリルを購入。
ペットボトルのキャップ部分と、なるべく下の適当なところに穴を開ける。
ペットボトルのキャップ部分と、なるべく下の適当なところに穴を開ける。
難しい名前を付けてみたが、要するにペットボトルの上と下に穴を開けて、そこにストローを刺したものだ。

下のストローを食材の入ったチャック付きビニール袋(ジップロック的なやつ)に刺して、チャックをストローギリギリまで締め、上のストローから空気を吸い出すのである。
上のストローを浅く刺すのがポイントです。
上のストローを浅く刺すのがポイントです。
こんな感じで空気を吸い出すと、汁を吸いこまない!
こんな感じで空気を吸い出すと、汁を吸いこまない!
口に当てたストローを直接ビニール袋に刺して吸い込んだ場合、肉汁とか調味料とかが口の中に飛び込んでウェーっとなるが、この方法ならペットボトルの底に貯まるからその心配がないのだ。

袋の中の空気が抜けたら、そっとストローを抜きつつチャックを閉めれば、真空っぽいパックの完成。長期の保存とかではなく、数時間の低温加熱に使うだけなので、この簡易的な真空状態で十分だろう。
真空パックをする便利な機械も持っていたりするのだが、ランニングコストが高いんですよね。
真空パックをする便利な機械も持っていたりするのだが、ランニングコストが高いんですよね。

 ▽デイリーポータルZトップへ つぎへ>

 

 
Ad by DailyPortalZ
 

▲デイリーポータルZトップへ バックナンバーいちらんへ
↓↓↓ここからまたトップページです↓↓↓