はっけんの水曜日 2015年2月25日
 

手酌ファン集合! 手酌会 〜お酒のことわざ飲み会シリーズ

宴会だけど、お酌は禁止。手酌ファン熱狂の「手酌会」、開催
宴会だけど、お酌は禁止。手酌ファン熱狂の「手酌会」、開催
お酒のことわざに「手酌貧乏」というものがある。

意味をみると「手酌で飲むのはいかにも貧乏臭く、酒は人から注いでもらって飲むものだということ」とあり、手酌はさんざんないわれようだ。

とはいえ、お酒を飲むなら手酌が良い、むしろお酌をされるのが苦手というお酒好きはたくさんいる。 今日はお酌禁止! 手酌でのみで進行する飲み会をやってみよう。

※「お酒のことわざ飲み会シリーズ」はその名のとおりお酒にまつわることわざを肴にした飲み会レポートのシリーズです。全3回の今回は1回目!
1979年東京生まれ、神奈川、埼玉育ち、東京在住。Web制作をしたり小さなバーで主に生ビールを出したりしていたが、流れ流れてニフティ株式会社へ入社。趣味はEDMと先物取引。

前の記事:「近所の公園のむしろ通じる別名」
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> 個人サイト まばたきをする体 Twitter @eatmorecakes

集まれ、手酌ファン

お酌 VS 手酌。聞くや否やほとばしる思いが、世のお酒好きたちにはあるのではないか。

どう思いますか、とひとたび聞いてしまえば

「手酌って、なんだか寂しくない?」「いや、気楽でいいものだよ」「楽といえばお酌って手軽なコミュニケーション法でしょう」「そんなことないよ、お酌抜きでも会話ははずむし」「そもそもお酌の歴史はだね…」「お酌の強要問題ってのもあってさね…」

なんてなふうに会話は徐々にヒートアップ、最後のほうまでくるとセクハラパワハラ的なお話にもなってこりゃパンドラの箱的なもん開けちゃいましたかねってな事態になりかねない(誰かが言ったことじゃなく、全部私の妄想ではあるのですが)。

今日は、そういう難しい飲み会ではないことをまずはお知らせしておきたい。
「手酌好きな方、いませんか?」と当サイト関係者に声をかけたら一瞬でメンバーが大勢集まった
「手酌好きな方、いませんか?」と当サイト関係者に声をかけたら一瞬でメンバーが大勢集まった
向かって右側にはお酌・手酌どっちでもない派(こちらも当サイト関係者)が座り、立会人として見守る
向かって右側にはお酌・手酌どっちでもない派(こちらも当サイト関係者)が座り、立会人として見守る
「はい、全員手酌で注ぎ終わりましたか〜」「では、かんぱーい」
「はい、全員手酌で注ぎ終わりましたか〜」「では、かんぱーい」

宴会で「手酌限定」にしたらどうなるかを調べたい

口では手酌が大好き、といっているが、では実際本当にお酌禁止の手酌限定にしたら宴会はどんな雰囲気になるだろう。それを調べるのが今回の「手酌会」なのだ。

調査にあたり手酌会メンバーにはルールを3つ守ってもらった。

その1.お酒は自分で頼み、手酌で摂取する
最初のビールも1人1本体勢
最初のビールも1人1本体勢
さらに手酌を存分に楽しむためお酒だけではなく料理にもこんなルールを設定した。

その2.食べたいものは自分で頼み、基本的に一人で食べる

そう、お酒も料理も自分で頼んでひとりじめ! というルールだ。
おつまみ選びがいつも以上に真剣になり、かつみんな楽しそうだ
おつまみ選びがいつも以上に真剣になり、かつみんな楽しそうだ
なお、料理に関しては1人でまるまる1皿だと食べきれない・飽きるという事態が起こったためこのあとルールの追加を行った。後ほどお伝えしたい。

さらにもう一つ、これもある意味、「手酌」でいこう。

その3.醤油などの調味料も自分で注ぐ
醤油もお酌禁止でお願いします!「えっ!」
醤油もお酌禁止でお願いします!「えっ!」
すべてを手酌にしてこその、手酌会である。

以上、基本的にお酒も料理も「シェア」しない、徹底的にお隣の飲食に気をつかわない、という考え方をもとにしたルールだ。
ちなみに、立会人には以上のルールは適用しない
ちなみに、立会人には以上のルールは適用しない
立会人たちがお酌をする間も、手酌会メンバーは手酌である。このコントラストが宴会になにをもたらすのか
立会人たちがお酌をする間も、手酌会メンバーは手酌である。このコントラストが宴会になにをもたらすのか

それぞれの、手酌ストーリー

この3つのルールで、さてどんな宴会になったのか。見ていこう。

ひごろ手酌を旨としているメンバーだけに最初からかなり生き生きとした様子である。各々が粛々と飲み、そして追加オーダーをキメていく。
残量の有無をメンバー各々が確認
残量の有無をメンバー各々が確認
上の写真の右、今回のコラボ企画をともに運営しているトークライブハウス・東京カルチャーカルチャー店長の横山メンバーは高知県出身。

地元では量を飲む人が多いので、注がれるままに飲んでいいるとかなり飲みすぎてしまう。ペースを自分で管理したいということから根っからの手酌一派である。
そうなんだよ
そうなんだよ
こういうのがいいんだよ
こういうのがいいんだよ
なんの違和感もなく会話しつつ手酌がすすんでいた。おお、まさに手酌会メンバー。

横山メンバーとまったく逆の見方で手酌一派に名を連ねたのが当サイトライターの馬場メンバーだ。
いいねいいね(中央が馬場メンバー)
いいねいいね(中央が馬場メンバー)
飲むペースが早いので注がれるのを待っているといつまで経っても飲めないのがまどろっこしい、のだそうで、この日は次々勝手にオーダーして絶好調である(“勝手に”というのは今日はほめ言葉です)。

さらに当サイト運営のニフティからやってきた無類のお酒&食べ物好きである阿部メンバーは「お酌に気をつかうことなく、会話、お酒、つまみに集中したいんです!」と、瓶ビールからグラスへの美しい3度注ぎを披露。
美しき泡!
美しき泡!
確かにこれは手酌でなければできることじゃない。

ライターの斎藤メンバーは以前職場の風習で宴会ではかなりきっちりお酌をしていたそうだ。
のびのびと手酌、斎藤メンバー
のびのびと手酌、斎藤メンバー
宴会中、延々お酌に奔走したこともままあったらしく、なるほど「もうお酌はかんべんしてくれろ」という気持ちになるのも分かる。

手酌派を名乗る理由がメンバー各人それぞれなのが興味深い。
ちゃんと盛り上がってる!
ちゃんと盛り上がってる!

手酌でむしろうまれる信頼感

今回は「参加者の半数が手酌で飲んでいると、宴会っぽい雰囲気ではなくなってしまうのでは」というのが一番のチェックポイントとしてあったのだが、意外にも全体にまとまりがあった。

ニフティの信藤メンバーが、手酌派である理由として「すでにお酒を一緒に飲む間柄なのに、今さら気を遣いあうのも逆に他人行儀な感じがしてしまう」と挙げていた。

なるほど、むしろ手酌が許されることで信頼感が伝わっているのかもしれない。
笑顔がとまらない信藤メンバー
笑顔がとまらない信藤メンバー
……ということで、お酒の追加手段を手酌に限定しても宴会はいたって通常運行であった。
すきをついてトラップをしかける立会人(左からニフティ 橋田、ライター西村)だったが、ルールは最後まで守られた
すきをついてトラップをしかける立会人(左からニフティ 橋田、ライター西村)だったが、ルールは最後まで守られた
当サイトのウェブマスターである林メンバー(写真右)は途中「家にいるみたいだ」とも。

確かに手酌会は自宅で飲む気楽さを宴会にもって出た感がある。

もしかすると、ルールその2「食べたいものは自分で頼み、基本的に一人で食べる」が、さらに家っぽさを加速させるのではないか。

どうなったか、見ていこう。
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