ひらめきの月曜日 2015年3月2日
 

駅ナカ限定、朝ごはん食べ歩き

駅構内のモーニングサービスを巡ります
駅構内のモーニングサービスを巡ります
東京の大きな駅には改札内に色々な飲食店が入っているが、多くの通勤客が行き交うターミナル駅などの場合、通勤前の会社員向けにモーニングサービスを実施していることがある。安い値段で、しっかりとした朝食を提供しているのだ。朝食好きにはたまらない、東京の駅を巡ってみよう。
1980年生まれ埼玉育ち。東京の「やじろべえ」という会社で編集者、ライターをしています。ニューヨーク出身という冗談みたいな経歴の持ち主ですが、英語は全く話せません。

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駅構内は朝ごはん天国

そういえば、きちんとした朝ごはんを食べられる場所って意外と少ない。定食屋や居酒屋もランチはやっていても朝食をやっているところはほとんどない。

しかし東京の大きな駅の中にある飲食店の場合、たいがいの店が朝限定のメニューを用意しているのだ。
まずは上野駅にやってきた
まずは上野駅にやってきた
通勤客もまばらな朝7時の上野駅。改札内には和洋様々な飲食店があり、そのほとんどがこの時間から営業している。出勤前の胃袋を満たすモーニングメニューの時間である。
うまそう
うまそう
パンダトーストがかわいい
パンダトーストがかわいい
そば屋の朝食。ワンコインで充実の内容
そば屋の朝食。ワンコインで充実の内容

名店の朝食も味わえる

なお、上野の駅ナカには洋食の老舗「たいめいけん」の支店も入っている。ここでは本店でもやっていない朝食メニューが味わえるのだ。値段も安く、名店の味を気軽に楽しめるのも朝食ならではの魅力といえるだろう。
オムライスが有名な洋食の老舗「たいめいけん」
オムライスが有名な洋食の老舗「たいめいけん」
朝7時からモーニングをやっている
朝7時からモーニングをやっている
たとえばランチ以降は854円のカレーライスも、モーニングの朝カレーならドリンク付きで751円。早起きは三文の徳ならぬ、103円の得である。
名店だけあってランチ以降はややお高い
名店だけあってランチ以降はややお高い
ここだけでなく、どの店もランチに比べてモーニングタイムは比較的低価格に抑えられている印象だ。500円以内で、内容もボリュームも充実の朝ごはんが食べられる。
寿司屋の煮魚定食。ランチだったら850円くらいしそうだがワンコイン
寿司屋の煮魚定食。ランチだったら850円くらいしそうだがワンコイン
こんなOL感漂う朝食も安い
こんなOL感漂う朝食も安い
これだけバリエーションがあると目移りしてしまう。朝食天国である。1食500円くらいなら、2〜3軒はしごしてみてもいいかもしれない。たぶん食い過ぎで午前中いっぱい使いものにならなくなるけど。
個人的には上野駅なら中央改札口近くにある「いろり庵」がおすすめ
個人的には上野駅なら中央改札口近くにある「いろり庵」がおすすめ
そば屋のモーニング
そば屋のモーニング
蕎麦居酒屋「いろり庵」のモーニングは、そば定食と鮭定食の2種類。どちらにも選べる小鉢がつくのが嬉しい。
そば、つけもの、焼きのり、とろろ、これぞニッポンの朝メシ
そば、つけもの、焼きのり、とろろ、これぞニッポンの朝メシ
ビールをつけても1000円以内
ビールをつけても1000円以内
ついビールを頼んでしまったが、ランチに比べてお客さんが少ないので、白昼堂々酒を飲むうしろめたさも軽減される。なお、蕎麦はつゆのかえしがきいていて、しっかりうまかった。

秋葉原駅へ

駅を移動してみよう。上野から山手線で2駅の秋葉原にやってきた。ここも構内にあるいくつかのレストランでモーニングメニューを提供している。

そのひとつが中央改札横にある「のもの」。1階は東日本各地の地産品を取り扱う物産展で、2階には同じく東日本各地の旬の食材が味わえる「のものキッチン」がある。
モーニングは3種類。時間は7時〜10時
モーニングは3種類。時間は7時〜10時
通勤客を眺めながらの朝食はなんとも優雅だ
通勤客を眺めながらの朝食はなんとも優雅だ
洋朝食プレート420円を優雅に注文
洋朝食プレート420円を優雅に注文
山形県平田牧場の三元豚を使ったベーコンは甘味が強い。しっかり弾力があってうまい
山形県平田牧場の三元豚を使ったベーコンは甘味が強い。しっかり弾力があってうまい
茨城産の茶葉を使ったティーでひといき
茨城産の茶葉を使ったティーでひといき
それにしても優雅だ。せわしない通勤ラッシュアワーにこんなふうにひとり朝ごはんを食べていると、なんだかとても大らかな気分になる。足早に会社へと急ぐ群れの中からほんの一瞬離脱してみるだけで、セミリタイヤした大橋巨泉みたいな気持ちになれるのだからお手軽なもんだ。
続いて、同じ秋葉原駅構内にあるフードコートへ
続いて、同じ秋葉原駅構内にあるフードコートへ
ここで味わえるのがは朝限定の「たまごかけご飯」380円
ここで味わえるのがは朝限定の「たまごかけご飯」380円
たまごかけご飯専用の醤油も常備
たまごかけご飯専用の醤油も常備
こういうシンプルな朝食をサクっと駅構内で食べられる場所というのは意外と少ないので有難い。味噌汁が関東では珍しい赤だしというのも意外性があって良い。
最後にやってきたのは東京駅。改札内ノースコート
最後にやってきたのは東京駅。改札内ノースコート

豪華な朝食メニューがずらりと並ぶ

最後にやってきたのは、東京駅構内にある、 ノースコート。ここには和洋中と6軒の飲食店が並んでいるのだが、その全てが7時オープンで、朝食限定メニューを提供している。
旧国鉄の食堂車で提供されていたモーニングカレーの復刻版や
旧国鉄の食堂車で提供されていたモーニングカレーの復刻版や
有名シェフがプロデュースするイタリアンの朝食など多彩
有名シェフがプロデュースするイタリアンの朝食など多彩

寿司屋の「出汁がけ」

と、ご覧のようにどれも魅力的な朝食が揃っているのだが、なかでもひときわ人気なのが「寿司清」というお店。本店は築地で明治22年創業という老舗で、ここでは朝食メニューとして魚介を使った「出汁がけ」を提供している。
開店前からこの行列
開店前からこの行列
「鯛胡麻だれ」670円
「鯛胡麻だれ」670円
ごまだれで合えた鯛の切り身をご飯の上にのせ
ごまだれで合えた鯛の切り身をご飯の上にのせ
だし汁をブシャーとそそぐ
だし汁をブシャーとそそぐ
だしを注ぐことでゴマだれの良い香りがより引き立つ。湯引きされた鯛のほどよい身の締まり具合も程よくうまい。至高のだし漬けだ。一気にかきこみたいところだが、もったいないのでひと口ずつ噛みしめながら味わった。ごちそうさまでした。

ランチの値段で贅沢な朝食を

駅の構内は朝食天国だった。たった500円〜700円くらいでこんな満ち足りた気分を味わえるのだから、やっぱり安上がりだ。ふつうのランチに700円かけるなら、同じ値段で贅沢な朝食を食べたほうが豊かな気分になれると思う。

ただ、問題は朝から満足した気分になってしまうので、会社に行く気がますます失せるということかもしれない。
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