ひらめきの月曜日 2015年4月6日
 

いい景色の無駄づかい〜石垣島ハトナイト

東京・大阪ときて、いきなり石垣島
東京・大阪ときて、いきなり石垣島
3月8日に5回目となるハトイベントを行った。東京・大阪に続いてはじめての場所である。石垣島だ。

初めて訪れる島で地元の人を招いてハトマスクをかぶせるのだ。
イベントなのかいやがらせなのかわからないなと思っていたが、大いに盛り上がった。
1971年東京生まれ。ニフティ株式会社勤務。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
> 個人サイト webやぎの目

そもそもハトがいなかった

「どこにでもいる鳥、ハト。どこにでもいるのに誰も見ていない。アノニマス(匿名)を象徴する鳥になってみよう」
なーんてかっこつけたことをイベントで言ったことがある。
バカバカしいことをするのでちょっとでも理屈っぽく見せようとしての所為である。

しかし石垣島に行ってから気づいたことだが、石垣島にはハトがいないのだ。
いわゆるドバトがいない。

予想以上の南国である。

ハトマスクを石垣島で見せたところ、地元の人になんどか「カンムリワシですか?」と言われたのも合点がいく。
猫ぐらいでかいコウモリはいる(リュウキュウオオコウモリ)
猫ぐらいでかいコウモリはいる(リュウキュウオオコウモリ)

11時 それでも参加者が集まった!

ハトがいないところでハトになって写真を撮るイベントってもう、メキシコ人が来て「なりきりウォンバット大会やるからミンナ来テネー」ぐらいの感じではないだろうか。
これからそういうことがあったら必ず行こう。

しかし石垣島は人も動物もすべて度を越したフレンドリーさなのでイベントに人が集まった(あっさり)。
イベントは11時からハトマスク配布、そこで解散して各自撮影。18時にまた集まって1日の成果を見せ合うという段取りである。
午前、ハトマスクを取りに来た参加者の皆さんと
午前、ハトマスクを取りに来た参加者の皆さんと
皆さんと、とキャプションを書いてもわかりにくいが、一番左が僕である。
みなハトマスクを持って車で散り散りに去っていった。いったいどんな写真が集まるのだろう。

18時 夜に集まるハトたち

18時すぎ、撮影を終えたハトたち(参加者)が続々と集まってくる。一堂に会するさまはなんどやっても壮観である。
同じハトなのに個性があるのが面白い
同じハトなのに個性があるのが面白い
窓から覗き込んでいるのもハト
窓から覗き込んでいるのもハト
実際にはハトマスクをかぶっているとごはんも食べられないしスライドも見られないのでかぶっているのは撮影のときだけなのだが、その写真は興ざめなので割愛。

いい景色の無駄づかい

まず僕が撮った写真である。
石垣島についてからいろんなところでハトマスクをかぶって写真を撮っていたのだが、景色が圧倒的にいいのでハトマスクのおかしさが際立つのだ。
いきなりパノラマ。ところどころに落ちてるのは牛糞です(牛が放し飼いにされている)
いきなりパノラマ。ところどころに落ちてるのは牛糞です(牛が放し飼いにされている)
石垣島は海だけではない
石垣島は海だけではない
ミシュラン旅行ガイドで三ツ星に選ばれた川平湾で
ミシュラン旅行ガイドで三ツ星に選ばれた川平湾で
地元からの参加者も絶景ポイントで撮っている。
東シナ海と太平洋を一望にできるという絶景ポイントだが、ハトがいい感じに並んでいる。メッセージ性がありそうでないのも心強い。

なにをそこまで

こちらは石垣島にある山の山頂で撮った写真。
天気が悪く、背後がものすごい霧である。ちょっと危ないのではないかと思うが参加者のモチベーションは高い。

モチベーションの高さといえばこちらの写真。
動画もあった。ハトマスクは人をここまで駆り立てるのかという感動がある。人生を変えたいならハトマスクかもしれない。
ダイビングショップのインストラクターたちによるハト
ダイビングショップのインストラクターたちによるハト
この撮影の現場にいたライター玉置さんによると、完璧な写真が撮れるまで何度も繰り返したそうだ。
やっぱりハトマスクは人生を変える力がある。

情報が多すぎる写真

変わった場所+変わったポーズ+ハトマスクだと、もうどこから触れていいのかわからない写真になる。たとえばこれ。
さっき滝にうたれていたあゆえもんさんの1枚
さっき滝にうたれていたあゆえもんさんのツイートから
ハトであることも気になるし、背景のオブジェも気になる。とにかく要素が多すぎの写真でこれ1枚でビール2缶分ぐらい話ができてしまいそうだ。
石垣島の偉人、具志堅用高の像と。
@korosuke178さんのツイートから。 石垣島の偉人、具志堅用高の像と。
ハトマスクを見て「カンムリワシですか?」という人が多かったので、その人達から見たらものすごい具志堅用高ファンの集団と思われた可能性がある。
かわいいしいい景色だし、でもやっぱりハトだな…と混乱する1枚。

こちらはアーサーを拾っているハトである。
沖縄料理で出てくるアーサーという海藻が海に落ちているのだ。拾って食べられる

そこらに落ちているものがすぐ食べられるってすごい話である。ただしアーサは砂が混ざっているので砂抜きをしないと食べられない。

という豆知識を書いているが拾っているのがハトであることが気になる。情報多すぎだ。

2015年はハトヤン

ずっとハトでヤンキー座りの写真をツイートしていたのは編集部安藤である。
石垣島でヤンキーの血が目覚めた
石垣島でヤンキーの血が目覚めた
ハトでありながらヤンキー、情報がとっちらかっている印象は否めないが並べると悪くない。ハトヤンキー。

うっかりゆるキャラとして流行ったりしないだろうか。

ハトは人気があるのかも

石垣島にはハトがいないと言われたが、はとという名前のものは多かった(2軒だけど)。
編集部安藤から、はと薬局
編集部安藤から、はと薬局
ライターべつやくさんから はとコスメ
ライターべつやくさんから はとコスメ
島にはこんな公園もある。(@korosuke178さんのツイートから)
島にはこんな公園もある。(@korosuke178さんのツイートから
グレーでグルグル言う地味なドバトがいないからハトのイメージがいい、のかもしれない。ドバトのマニアックな魅力も伝えていきたい。

島の生活に入り込むハト

屋内でとった写真も味わい深い
ハトマスクを手にするとペットと一緒に写真を撮る人が多いのだが、飼い主のテンションとはうらはらにペットが冷静な表情をしていることがおおい
@yumamana_shantiさんのツイートから
まさかタオルをとったらハトがシャンプーしているとは思わないだろう。(@yumamana_shantiさんのツイートから)
シャンプーになると若手に交代することがあるが、それがハトだ。
バンド練習している学生に貸したときのようす(@Kurosuke1024 さんのツイートから)
ハトマスクを借りた人からはこんなかっこいい写真が。(@Kurosuke1024 さんのツイートから
裏ジャケにしたいぐらいの写真である。

ハトマスクはまだ続いている

今回配ったハトマスクを使ってイベント後も撮り続けている人もいる。

日本最西端まで行っている。
ハトマスクを使えば最南端・最北端を一瞬で移動することもできる。マスクをかぶった人間を2名用意するのだ。移動したように見えて別人がハトマスクをかぶって現れる。

ということは次のハトナイトは稚内ですかね。
おたのしみに!(東京でも要望があったらやります)
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