ちしきの金曜日 2015年4月10日
 

中国の物価が洒落にならない高さになってた

以前こんな記事を書いたのだが、状況は気がついたらえらいことに!
以前こんな記事を書いたのだが、状況は気がついたらえらいことに!
 以前激安中国生活クイズという記事を書いていた。2008年に書いていた。もう7年前なのか。

 締めにこんなことを書いていた。

 それにしても、中国は安い…でしょ?

 いや、今(人民)元改革ってニュースでときどき出ているけど、元が高くなってしまったら、たとえば1元が50円になったとしたら、この値段のおよそ3倍のだいたい4500円になるわけで、それじゃ居心地悪いなぁと思う


 3倍かどうかわからないが、毎年のように物価が上がっている。

 あまつさえ円安だ。昔のよかった頃は1元=12.5円くらいだったのが、1元=20円くらいまでになってしまった。125円の食堂のチャーハンが200円になり、1250万円のマンション一部屋の価格が2000万円になるわけだ。

 ただ僕は時間軸を線でしか見ていない。08年と15年を点で比べたらどれだけ違うのだろう。08年の商品を7年ぶりに確認してみた。
変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。

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中国で食べたいものが食べられない!?

サーモンの刺身。たかだか200gで43.26元、つまり860円!
サーモンの刺身。たかだか200gで43.26元、つまり860円!
このサイズのキッコーマンのしょうゆが47.9元、つまり1000円近い。
このサイズのキッコーマンのしょうゆが47.9元、つまり1000円近い。
 輸入品が高いのは仕方ないとしよう。

 でも。内陸のこのスーパー、サーモンが高いのは前々から感じていたが、現在のこの値段は霜降り肉のレベルで気楽に食べれられる価格じゃない。海魚はますますうなぎの蒲焼きのような距離感のご馳走になってしまった。

 さらに牛乳も、昔は1リットル100円強で買えた記憶があるのに、今や安くて200円、高ければ350円くらいのもある。中国産の牛乳でこれだ。輸入品はそれ以上に高い。

 なんだか日本の高級スーパーかデパ地下にいるような気分だ。でも地元の人々のための庶民的なスーパーなのだ。

値段があがったもの

歯磨き粉「中華」。35円(2.6元)から130円(6.6元)に!
歯磨き粉「中華」。35円(2.6元)から130円(6.6元)に!
こちらも日用品。 洗濯用除菌液は498円(36.9元)から900円(46.9元)に! 食器洗い洗剤は45円(3.3元)から90円(4.5元)に! どちらも同じブランド。
こちらも日用品。 洗濯用除菌液は498円(36.9元)から900円(46.9元)に! 食器洗い洗剤は45円(3.3元)から90円(4.5元)に! どちらも同じブランド。
肉まんやあんこの団子(団園)や水餃子などの冷凍食品は、当時あったブランドはなかったけれど、同じモノ、同じあん、同じサイズで倍額。日本円に換算すると5年前の3倍だ。13.5元なら270円に。
肉まんやあんこの団子(団園)や水餃子などの冷凍食品は、当時あったブランドはなかったけれど、同じモノ、同じあん、同じサイズで倍額。日本円に換算すると5年前の3倍だ。13.5元なら270円に。
なんと輸入品のパスタまで93円(6.9元)から倍額、日本円換算で200円をゆうに超えるまでに
なんと輸入品のパスタまで93円(6.9元)から倍額、日本円換算で200円をゆうに超えるまでに
 中国産製品も中国向けの外国産製品も輸入製品も、それから食べ物から日用品まで値段があがっていた。

 アイスは1元でおつりがきたのに、今や2元3元当たり前。8個入りチョコパイまで、92円(6.8元)から180円(9.1元)に。これはきつい。。。

 国産品が人件費や材料費の高騰で値段があがったなら、日本でそんなに値上がりしなかったパスタも、中国側の輸入にかかる人件費で値上がったのかもしれない。

 日本は値上がりがここまですごくなくて偉い!と思った。

値段がそれほどあがらなかったもの

 一方、円高から円安への変化による為替レート(1.5倍の差)は別として、元ベースではほとんど値段が変わらなかったモノものある。
前に買ったときのブランドはなかったけれど、 1.5リットル100%ジュースが12.2元→15.5元 ごま油が12.2元→11.5元 など、頑張っているものもあった!
前に買ったときのブランドはなかったけれど、 1.5リットル100%ジュースが12.2元→15.5元 ごま油が12.2元→11.5元 など、頑張っているものもあった!
プリッツ(百力滋)は4.2元=80円、ポッキー(百奇)は6.2元=120円と頑張っているのだ
プリッツ(百力滋)は4.2元=80円、ポッキー(百奇)は6.2元=120円と頑張っているのだ
アミノサプリやビタミンサプリにそっくりなデザインの飲み物は3元(60円弱)と安いけど…
アミノサプリやビタミンサプリにそっくりなデザインの飲み物は3元(60円弱)と安いけど…
 まぁ円安で高くなったことには変わらないんだけどね。。。

 スーパーでの食材が高くて、中国人の給料も上がっているということは、外食も今まで通り安く済むわけが無く、中国で日本円をもらって生活する人はかなり物価高に悩んでいるのだ。

見るだけならタダ

 ところでスーパーでモノを買う用事がなくても、スーパーは発見の連続だ。僕は海外に行ったらスーパーがあれば必ず立ち寄って、何か違いを探してしまう。

 見るだけならタダ。発見はプライスレス。

 中国のスーパーと日本のスーパーの違うところを感づいた限りで紹介しよう。
味付け海苔は、食べ物のコーナーでなくお菓子のコーナーにある
味付け海苔は、食べ物のコーナーでなくお菓子のコーナーにある
ひまわりの種は中国人のソウルフード。 水餃子コーナー並にひまわりの種コーナーの商品は種類が充実しているのだ。
ひまわりの種は中国人のソウルフード。 水餃子コーナー並にひまわりの種コーナーの商品は種類が充実しているのだ。
洗濯石けんは固形のものが結構売られている
洗濯石けんは固形のものが結構売られている
賞味期限が近い商品は、値引きはせず、他の商品と抱き合わせしてお得感
賞味期限が近い商品は、値引きはせず、他の商品と抱き合わせしてお得感

日本の物価キープはすごい

 知り合いの中国人に「物価の上昇と給料の上昇とどっちが変化がすごいのですか?」とたずねたら、「決まってるだろ、物価だよ」と言われてしまった。どうにも中国人は日本で爆買旅行をしているというニュースを聞く割にはしんどそうだ。

 なんで日本では物価があがらなかったんだろうと思う。すぐに思いつくだけでも、各チェーン店のプライベートブランドとか、100円ショップの努力あってのものだし、それを供給する側の努力もあってのことだと想像できる。

 中国のスーパーではプライベートブランドの商品はほとんどないし、100円ショップみたいな店もあるけれど、売っているのは食料品ではなく日用品ばかり。

 最近の日本べた褒めテレビ番組みたいで、あまりいいたくはないけれど、日本ってすごいんだな、と思った。
スーパーこまち(超級小町)という米がよく売ってるよ!新幹線みたいだよ!!
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