ちしきの金曜日 2015年5月15日
 

続々・海外ボードゲーム、子供にウケるのはどれ?

以前、「海外ボードゲーム、子供にウケるのはどれ?」という記事と、その続編「続・海外ボードゲーム、子供にウケるのはどれ?」という記事を書いた。

そのまたさらに続編です。
長崎より九州のローカルネタを中心にリポートしてます。1971年生まれ。茨城県つくば市出身。2001年より長崎在住。ベルマークを捨てると罵声を浴びせられるという大変厳しい家庭環境で暮らしています。

前の記事:「船酔いに効く飴はどれ?」
人気記事:「島全体が廃墟へと向かってる島」

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大人がやりたいゲームをさせる

家で子供と一緒に親しむ海外のアナログゲーム。

子供の成長とは早いもので、以前は文字や数字が書いてないものを選ぶなど対象年齢をけっこう気にして遊んでいたが、文字が読めるようになった現在、大概のものはできるようになった。

一方で私のボードゲーム・マニアぶりも進行しており、どこで折り合いをつけるかが最近の課題となっている。

そんな中、うちと同じくらいの歳のお子さんがいる知り合いが、子供相手にけっこうなヘビー級ゲームをやっているという話を聞き、衝撃を受けた。それも姉妹なのに…(分かる人向きに例を挙げると、ワレスの「数エーカーの雪」や「P.I.」、フェルトの「ブルージュ」など)。

いやしかし、子供というのは教えれば案外なんでもできるものだ。大人が勝手に「子供だからこんなもんだろう」と能力を見くびれば、それぐらいの能力しか出てこない。

ということで、大人向けのガッツリ重いゲームをうちでもやってみた。
ステファン・フェルト氏の作品、「アメリゴ」。箱が異常なくらいでかい。
ステファン・フェルト氏の作品、「アメリゴ」。箱が異常なくらいでかい。
選んだのは、マニアから絶大なる支持を受けているステファン・フェルト氏の作品。

氏のゲームはたいてい、あまりゲームをしない人は近づけないくらい見た目がごちゃごちゃしていて、プレイ時間も長め。とはいえ、半日とか1日では終わらないとかいったレベルの長さではなく、2時間くらいで終わる長さ。

箱に書いてある対象年齢は10歳以上。
ということは、実はそれほど大人向きというわけでもないのかもしれない。実際私も「これは子供にもウケるんじゃないか」と思ってチョイスした。
アメリカ大陸を発見したアメリゴ・ヴェスプッチよろしく、未開の島に船で乗り入れ、そこからテトリスみたいなブロックを敷き詰めていくゲーム。(アメリゴもアメリカ大陸も出てこない)
アメリカ大陸を発見したアメリゴ・ヴェスプッチよろしく、未開の島に船で乗り入れ、そこからテトリスみたいなブロックを敷き詰めていくゲーム。(アメリゴもアメリカ大陸も出てこない)
ボードはモジュラー式になっていて、複数のパネルを組み合わせることで毎回違った地図ができあがる。

できた島々を見て、どこから船を着けていくか考えるのがまず楽しい。
左に置いてある「塔」がこのゲームの肝。
左に置いてある「塔」がこのゲームの肝。
「ホーイ!」と言ってキューブを投げ入れる。
「ホーイ!」と言ってキューブを投げ入れる。
塔の中は複雑な構造になっている。
塔の中は複雑な構造になっている。
すると幾つかは途中で引っかかり、逆に幾つかの引っかかっていたコマが一緒に出てくる。結果、緑を6個投げ入れて出てきたのが緑4黒2赤1といった現象が起きる。
すると幾つかは途中で引っかかり、逆に幾つかの引っかかっていたコマが一緒に出てくる。結果、緑を6個投げ入れて出てきたのが緑4黒2赤1といった現象が起きる。
その時出てきたキューブの数と色によって、おこなえるアクションの選択肢と数が変化する。
その時出てきたキューブの数と色によって、おこなえるアクションの選択肢と数が変化する。
この「塔に入れたら次は何が出てくるかな?」というのを毎回楽しみながら、船を移動させたりテトリスのパーツみたいなものを買ったり、配置したり、また大砲を買って海賊に備えたり、島から取れる産物の価値を高めたり、「あれもやりたい、これもやりたい」という中で、取捨選択して行動してく。
!

プレイ感:

小道具が多くてパッと見ややこしそうだが、やってみると難しいことは何一つ無く、小2の息子でもすんなり理解できるレベル。

塔の中にキューブを投げ入れる作業はやはり子供たちにとっても面白いようで、喜んでやっていた。が、1時間ほど経ったところで、
「ところでこのゲームっていつになったら終わりなの?」
と娘から質問が。
「全部で5ラウンド。今3ラウンド目に入ったところだからあと3回だよ」

息子は、前半は快調にゲームを進めリードしていたが、大きな島に進出してなかったため、後半は手詰まりに。そこを後半もグングン点を伸ばし追い抜いていく父。

やがて発せられた言葉は、
「このゲームつまんない!」

みんなの感想

息子(小2):ふつう。
娘(小6):×

私:いやいや、これは面白いよ!たくさんの要素がミックスされたゲームだけど、それぞれの要素がしっかり面白い。子供らだって途中までは喜んでやってたくせに、どうして負けるとつまんないとか言うかなぁ。。

教訓:

相変わらず勝ち負けに非常にこだわる子供たちと遊ぶには、大人が負ける要因となる強めのランダム要素が必要なのかもしれない。あと2時間はやっぱり長いと感じるようだ。

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