特集 2015年5月22日

パンで人はカッコよくなれる

この記事はこういう展開になります!
この記事はこういう展開になります!
パンという美味しい食べ物がある。誰もが知る食べ物だと思う。パンは美味しいだけではない。これを持つことで、人はカッコよくなれるのだ。欧米の人がカッコよく見えるのも、パンのおかげ。

つまり、米文化の日本人もパンを持つことで、もれなくカッコよくなるのだ。カッコいいの鍵は「パン」だったのだ。
1985年福岡生まれ。思い立ったが吉日で行動しています。地味なファッションと言われることが多いので、派手なメガネを買おうと思っています。(動画インタビュー)

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> 個人サイト Web独り者 彼女がいる風の地主恵亮

パンはカッコいい

スーパーやコンビニに行くとパンが売られている。学校の給食にもパンは出る。今まで特に何も考えずに食べて来たと思うが、パンはカッコいいのである。
パンはカッコいい!
パンはカッコいい!
パンの素晴らしい点は、パン自体がカッコいいということだけではない。パンを持つ人までをもカッコよくしてくれる点だ。
カッコいい!
カッコいい!
上記の写真を見ていただきたい。誰がどう見てもカッコいいのが分かると思う。フランス映画の一場面のように見える。これがパンの力だ。ウソだと思う方もいるかもしれない。そこで、パンを持っている場合と、ない場合を比べてみた。
パンを持っているとカッコいいが、
パンを持っているとカッコいいが、
パンを持っていないとカッコわるい
パンを持っていないとカッコわるい
こんなにも分かりやすくパンの力を感じることはないのではないだろうか。パンを持っていない方はダメな酔っぱらいのようであるが、パンを持てばアイドルのように見える。
パンを持っていればアイドルに見える!
パンを持っていればアイドルに見える!
でも、パンを持っていないとダメな人に見える!
でも、パンを持っていないとダメな人に見える!
つまりパンはカッコいいということである。パンを持っていない人には、話かけたくもない感じだけれど、パンを持っていればサインを欲しくなるようなカッコよさ。パンはカッコいいのだ。
では、お米はどうだろうか?
では、お米はどうだろうか?

お米はそうでもない

日本人である我々が昔から食べて来た「米」はどうだろうか。これもカッコよければ、無理にパンを持つ必要はない。ただ残念なお知らせだ。お米はそうでもないのだ。
パンはカッコいいけれど、
パンはカッコいいけれど、
お米はそうでもない!
お米はそうでもない!
こんなにも分かりやすく差が現れるとは思わなかった。一目瞭然だ。パンは北欧を意識したオシャレ雑誌の1ページのようだけれど、お米は盗人のように見える。これがパンと米の差なのだ。
パンはカッコいいけれど、
パンはカッコいいけれど、
お米はそうでもない!
お米はそうでもない!

あらゆる場面で差がある!

その差は食べている時だけではない。たとえば、食べている最中に唇や頬にご飯やパンの一部が付いてしまうことがある。そんな時もやっぱりお米はそうでもなく、パンはアイドルのようなカッコよさなのだ。
パンはカッコいいけれど、
パンはカッコいいけれど、
お米はそうでもない!
お米はそうでもない!
驚きというものも変わってくる。パンを食べる人もお米を食べる人も誰もが同じように驚く権利がある。しかし、変わって来るのだ。パンはカッコよく、お米はそうでもないのだ。
パンはカッコよく、
パンはカッコよく、
お米はそうでもない
お米はそうでもない
しかも、お米は不安そう
しかも、お米は不安そう
でも、パンは自信満々
でも、パンは自信満々

麦踏みの謎もカッコいい!

パンの元となるのは「麦」である。この麦には謎が存在する。「麦踏み」である。麦を踏むのだ。麦は踏むことで寒さや乾燥に強くなる。この「麦踏み」が謎なのだ。
麦踏みで麦は強くなる!
麦踏みで麦は強くなる!
今では麦踏みは当たり前のことだけれど、最初にそれを行った人はどのような考えで、それを行ったのだろうか。だって自分がわざわざ育てた麦を踏む、ってどう考えてもおかしい。

そんな謎もパンの魅力。謎はパンをカッコよくするのだ。
この謎は4ページ目で解決します!
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つまりカッコいい

今までの説明で、パンはカッコよく、お米はそうでもないことが分かったと思う。パンとお米のカッコよさの差は、大リーガーと幼稚園児。その差はもはや埋められないほどだ。
パンはカッコよく、
パンはカッコよく、
お米はそうでもない!
お米はそうでもない!
とにかくパンは自信満々で、
とにかくパンは自信満々で、
お米はとにかく怯えている
お米はとにかく怯えている
アート界でもパンは大活躍している。木炭デッサンではパンを消しゴムとして使い、絶妙な影を演出することができる。しかし、お米は格好からも分かるように、そもそも木炭デッサンなんて知らないのだ。
パンは木炭デッサンで、
パンは木炭デッサンで、
消しゴムとして利用できる
消しゴムとして利用できる
お米は、そもそも木炭デッサンなんて知らないので、
お米は、そもそも木炭デッサンなんて知らないので、
リンゴを盗むことくらいしかできない!
リンゴを盗むことくらいしかできない!

パンはどう見てもカッコいい

「OUTBACK」というステーキ屋がある。ここでもパンは実にカッコよく客に提供されている。私が勝手にパンはカッコいいと言っているのではなく、本当にカッコいいのだ。
ステーキ屋の「OUTBACK」では、
ステーキ屋の「OUTBACK」では、
パンがこのように提供される! カッコいい
パンがこのように提供される! カッコいい
お米だとそうでもない!
お米だとそうでもない!
パンと同じようにお米にも、ナイフを指してみたが、パンのカッコよさとはほど遠いものになった。埋まらない差。これがパンのポテンシャルであり、お米の現実なのだ。
パンはお皿が、
パンはお皿が、
割れてしまっても、
割れてしまっても、
大丈夫!
大丈夫!
パン祭りがあるので、
パン祭りがあるので、
新しいお皿を手に入れることができる!
新しいお皿を手に入れることができる!
そもそもパンは素手で持てるしね!
そもそもパンは素手で持てるしね!
パンはお皿が割れても、日本を代表するお祭り「パン祭り」があるので、次のお皿を手に入れることができる。そもそもパンは素手で持つことも可能だ。しかし、お米だったらどうだろう。見てみよう。
お米の場合はとにかく怯えているので、
お米の場合はとにかく怯えているので、
電車に驚いて、
電車に驚いて、
お茶碗を割ってしまう
お茶碗を割ってしまう
お米はパン祭りがないので、
お米はパン祭りがないので、
今後はこのように食べるしか方法がない!
今後はこのように食べるしか方法がない!
つまりそうでもないのです!
つまりそうでもないのです!
お米はお茶碗が割れたら終わりなのだ。今後は手にベタベタと付けながら、食べるしかない。それがお米なのだ。もはや誰もがパンはカッコよく、お米はそうでもないと認めざる得ないだろう。
あと、やっぱりパンは顔に付いてもカッコいいけど、
あと、やっぱりパンは顔に付いてもカッコいいけど、
お米はそうでもない!
お米はそうでもない!
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お米にも奇跡は起きる

お米もデッサンに興味を持った。先のパンのデッサンをリンゴを盗むついでに見ていたのだろう。お米は炭焼きを生業としていたので、木炭は簡単に手に入れることができたのだ。
お米も木炭デッサンを行うが、
お米も木炭デッサンを行うが、
パンがないので、お米で消すことになる
パンがないので、お米で消すことになる
しかし、お米なので紙に付いてしまう!
しかし、お米なので紙に付いてしまう!
これは奇跡的に、帳尻があっていた!
これは奇跡的に、帳尻があっていた!
お米は先ほどお茶碗を割ってしまっていた。お米を素手で持つしか方法がない。そのため手にベタベタとご飯粒が付き、その手で盗んだリンゴを持ったので、ご飯粒がリンゴについてしまった。

しかし、それが功を奏してデッサン的にはそっくりになっていたのだ。
奇跡的にこうなっていた!
奇跡的にこうなっていた!

ここからフィクションです

米泥棒というものもある。お米のある家を狙いお米を盗むのだ。それも実にそうでもなく、一方で、パンはその様子すら、スタイリッシュである。
パン泥棒はカッコいい
パン泥棒はカッコいい
実にカッコいい
実にカッコいい
一方で米泥棒は、
一方で米泥棒は、
そうでもない!
そうでもない!
そんな時に、パンの元に連絡が来た。パンは時代を跨いだ警察であり、過去に悪いことをしている人がいたら連絡が来るのだ。
スマホに過去で米泥棒が出現、と連絡が来る!
スマホに過去で米泥棒が出現、と連絡が来る!
クリームパンを食べて、
クリームパンを食べて、
鼻についたクリームを押すと、
鼻についたクリームを押すと、
米泥棒がいる江戸時代にタイムスリップ!
米泥棒がいる江戸時代にタイムスリップ!

クリームがタイムスリップボタン

急に過去にタイムスリップしたパンだが、先のページを見て欲しい。鼻についたクリームを押すことで、過去と現代をタイムスリップしていたことが分かると思う。
鼻についたクリームで、
鼻についたクリームで、
過去と現代を
過去と現代を
自由にタイムスリップしていた!
自由にタイムスリップしていた!
過去にタイムスリップしたパンは米泥棒を働こうとしていた、お米と対峙することになる。パンの役目は悪いことをやめさせること。お米に米泥棒をやめるように説得を試みる。
パン「米泥棒をやめるのだ! 米がないならパンを食べればいいじゃない」
パン「米泥棒をやめるのだ! 米がないならパンを食べればいいじゃない」
パン「パンは麦からできている美味しい食べ物だよ」
パン「パンは麦からできている美味しい食べ物だよ」
お米「パン? お米をよこせ!!!」
お米「パン? お米をよこせ!!!」
パンを知らないお米にパンを差し出すパンの優しさ。実にパンはカッコいい。

しかし、お米はお米を食べたがる。襲いかかって来るほど。お米を食べたいお年頃なのだ。このお年頃は年齢ではなく、時代のことである。いまは過去に来ているのだ。
パン「ならば仕方がない。パンソード!」
パン「ならば仕方がない。パンソード!」
これがパンソードです
これがパンソードです
説明しよう。パンはフランスパンで作られた「パンソード」を武器として出すことができるのだ。このパンソードで悪いことをする人を成敗するのだ。
パン「必殺6枚切り」
パン「必殺6枚切り」
……
……
ズサッ
ズサッ
必殺6枚切りにより、米泥棒を働こうとしていた、お米は倒れた。しかし、まだお米は生きている。とどめを刺さなければならない。しかし、ここでパンの体に異変が起こる。パンの体が透けて来たのだ。
パン「お米を切ったら私の体が透けて来た」
パン「お米を切ったら私の体が透けて来た」
パン「そうか、米泥棒は私の先祖なのか、危ないところだった!」
パン「そうか、米泥棒は私の先祖なのか、危ないところだった!」
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麦踏みが生まれる

お米を切ったらパンの体が透けた。そう、お米はパンの先祖だったのだ。ご先祖様を切ったので、パンの体が透けて来たのだ。もしここでお米にとどめを刺せば、パンの存在が消えてしまう。

そのことにパンは気がつき、パンにお米を差し出した。
パン「分かったご先祖様、お米をどうぞ!」
パン「分かったご先祖様、お米をどうぞ!」
パン「一応、お米もあるから」
パン「一応、お米もあるから」
お米「チキショー!!!」
お米「チキショー!!!」
お米「うめな、チキショー!!!」
お米「うめな、チキショー!!!」
お米「覚えとけよ!!!!!!」
お米「覚えとけよ!!!!!!」
お米は差し出されたお米を勢いよく食べた。ほっぺにお米が付いていることもかまわず食べた。食べると、これ以上切られたらたまらん、と「覚えとけよ」と言いながらパンの元を走り去っていた。お米は怒りでいっぱいだ。
お米「チキショー!!!」
お米「チキショー!!!」
お米「麦なんて滅べばいいんだ~」
お米「麦なんて滅べばいいんだ~」
お米「麦なんて踏んでやる!!!」
お米「麦なんて踏んでやる!!!」
その年、麦は過去最高の収穫量になったという
その年、麦は過去最高の収穫量になったという
これが麦踏みの始まりである。自分で育てた麦を自分で踏んだのではなく、このような事件により、偶然踏んだことで、麦踏みは始まったのだ。その年、麦は過去最高の収穫量になったと聞く。
米「あ、さっきのご飯粒がついてる!」
米「あ、さっきのご飯粒がついてる!」

そして、また

麦を滅ぼそうとお米は麦を踏んだ。全てを踏み終わり我に返ったお米は自分の頬に、先ほどのご飯粒が付いていることに気がつき、それを取ろうと、ご飯粒に指を伸ばした。
そのとたんに、現代にお米はタイムスリップしてしまう
そのとたんに、現代にお米はタイムスリップしてしまう
お米もまたタイムトラベルをする力を持っていた。パンの先祖であるお米もタイムスリップできたのだ。今までの写真を見て欲しい。お米が頬に付いたご飯粒を取る度にタイムスリップしていたことが分かると思う。
お米を押すことで過去と現代をタイムスリップしていた
お米を押すことで過去と現代をタイムスリップしていた
つまりお米はお米に驚いていたのではなく、タイムスリップしたことに驚いていた
つまりお米はお米に驚いていたのではなく、タイムスリップしたことに驚いていた
そのために現代なのに着物であり、なれない環境に怯えていたのだ
そのために現代なのに着物であり、なれない環境に怯えていたのだ
電車に驚き茶碗を割ったのもそのためだ!
電車に驚き茶碗を割ったのもそのためだ!
再び現代にタイムスリップしたお米はまだ改心していないので、お米を手に入れようと米泥棒を働こうとする。
現代で米泥棒を行う
現代で米泥棒を行う
今度は成功するが、
今度は成功するが、
茶碗が割れてないので、素手で持つことになる
茶碗が割れてないので、素手で持つことになる
手にベタベタとご飯粒を付けながらお米は逃げる
手にベタベタとご飯粒を付けながらお米は逃げる
米泥棒は成功したが、茶碗がないので、素手で持って逃げるしか方法がない。手はベタベタだ。そんな途中で、現代に戻っていたパンと再会することになる。
現代でパンと再会するお米
現代でパンと再会するお米
パン「手がベタベタするだろ? パンみたいにギュッとまとめたらいいよ」
パン「手がベタベタするだろ? パンみたいにギュッとまとめたらいいよ」
お米「そうか、まとめるのか!」
お米「そうか、まとめるのか!」
米「これならべたつきも少なく、素手でも持ちやすい!」
米「これならべたつきも少なく、素手でも持ちやすい!」
その後、過去に戻りおにぎりを広めたという
その後、過去に戻りおにぎりを広めたという

謎を解決したかった!

以上で、このお話は終わりである。途中からフィクションになっているが、なっちゃったものは仕方がないと前向きに考えたい。

以前から「麦踏み」が謎で、さらにふっくらと炊いたお米を硬く握る「おにぎり」も謎だった。それを解決するストーリーを作ってみた。史実とは全然違うので気をつけてください。それに本当はお米が大好きです。
これは企画で本当はお米大好きです!
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