土曜ワイド工場 2015年6月20日
 

動物園で動物を上手に撮る方法!

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かわいい動物たちに会える、癒しの場所「動物園」。しかし毎回カメラを持って行くけれど、動物たちを上手に撮れたことがありません。

「ぶれる」「真っ暗」「見切れる」など、なんだかよくわからない仕上がりになってしまいます。

そんなこんなで動物園で写真を撮ることが、楽しくなくなっていました。
広島生まれ。墨田区在住。ぽつぽつと絵を描いています。アイコンはおじさんですが女性です。
> 個人サイト ケシのページ

写真講座を見つけました

ある日のこと、江戸川区の無料で入園できる「自然動物園」のHPを見ていると「動物写真家 内山晟先生による写真講座」の告知を発見しました。

そこには「動物園で動物たちの生き生きとした表情をとらえるコツを伝授します!」と魅力的な言葉が書いてあり、 すぐに申し込みのハガキを出しました。

参加は無料ですが定員が決まっていたので、応募多数の場合は抽選とのこと。参加できますように…。
当選しました!やったー。
当選しました!やったー。
これで少しは写真がうまくなるかしら。期待を膨らませてしまいます。

講座当日、家族に見送られながらコンパクトデジタルカメラをぶらさげ出発しました。
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行きのバス内でパシャリ。スマホ族はゾンビ。
行きのバス内でパシャリ。スマホ族はゾンビ。
それでは、ここらで私が今まで動物園で撮影した作品をご紹介します。
真っ暗ゴリラ。(上野動物園)
真っ暗ゴリラ。(上野動物園)
なんだこりゃとよく見たらペンギンでした。(すみだ水族館)
なんだこりゃとよく見たらペンギンでした。(すみだ水族館)
お尻のアップ。(上野動物園)
お尻のアップ。(上野動物園)
なんとも言えない構図。(自然動物園)
なんとも言えない構図。(自然動物園)
都バス新小21系の北葛西二丁目のバス停で降りて、開催場所の「北葛西コミュニティ会館」に到着です。「自然動物園」もすぐ近くにあります。
建物が斜めすぎる気が…。上手に撮れないのは動物だけではないようです。
建物が斜めすぎる気が…。上手に撮れないのは動物だけではないようです。
会場はすぐに満席になりました。シニア率が高かったですが、様々な年代の人々が参加していました。

まわりを見渡してみると、ほとんどの人が大きなバッグを持参していることに気がつきました。小さなデジカメぶらさげてるのは、もしかしたら私だけかもしれません。

いよいよ講座スタートです

今回の講師である動物写真家・内山晟(うちやまあきら)先生の登場です。
先生の写真も斜めになってしまった。
先生の写真も斜めになってしまった。
内山先生は1941年東京生まれで、20代で動物写真家としてデビュー。

1969年にはガラパゴス諸島へ取材に行ったり、その後は北極から南極まで動物を追っかけて放浪したり、お酒が大好きなどの豪快エピソードを楽しくお話してくれました。

世界中で野生動物を撮影してきた内山先生ですが、動物園での撮影も精力的に行っています。

内山先生の語る動物園の魅力とは?
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続いてカメラのテクニックの話へ。「ISO感度」「絞り」「露出」「シャッタースピード」などの用語が出てきます。

説明書すら読んだこともなく、ずっとオートで撮影していた私は恥ずかしながらこの日初めて、これらの意味を知りました。
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デジタル一眼レフや望遠レンズの焦点距離などの話になってくると、みなさんメモをとりはじめていました。

内山先生は他にも「柵や檻を消す方法」「ガラスの照り返しを防ぐ方法」「背景をぼかす方法」「動物の瞳に光を入れる方法」などたくさんのテクニックを紹介してくれました。

いざ実践へ!

そして、実際に動物の写真を撮りに行くため参加者全員で「自然動物園」へ移動することに。
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ちょっと不安になってきた私は内山先生に「こんなカメラで来てしまったんですが…」とネガティブ発言をしてしまいました。
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よし!今回は教えてもらったテクニックの中で、まずは自分ができることを実践していこう。
自然動物園に到着です。
自然動物園に到着です。
フンボルトペンギンからのスタート。あらら、いつもと変わらない。
フンボルトペンギンからのスタート。あらら、いつもと変わらない。
ISOと露出の数値を再度教えてもらい、今までほとんど使ったことがなかったズームボタンをブイーン。
わー初めてくっきりと顔が撮れた。感激。
わー初めてくっきりと顔が撮れた。感激。
<動物たちを上手に撮るコツ その1>
コンパクトデジカメでもズーム機能を最大限に活用すると動物の顔まで撮れる。
上の写真ですが拡大するとペンギンの毛穴まで撮れてました。
上の写真ですが拡大するとペンギンの毛穴まで撮れてました。
嬉しくて顔ばかり撮る。
嬉しくて顔ばかり撮る。
<動物たちを上手に撮るコツ その2>
フラッシュ禁物の動物園で真っ暗写真にならないためには明るさが調整できる露出補正を使います。動物の背景が明るい時はプラス補正に、暗い時はマイナス補正に。ペンギン写真はプラス補正にしました。動物の色や背景によっても違ってくるので、状況に応じてこまめに設定をいじってベストな明るさを見つけます。
<動物たちを上手に撮るコツ その3>
ブレを防止するためにISO感度を調節する。暗いところではよりブレやすいので、ISO感度の数値をあげる。ISOにはこんな役割があったのか!

上級者テクにも挑戦

次はシロビタイムジオウムの檻を消す写真に挑戦。カメラが檻にくっつくぐらい近づけなければならず、ぼかしのテクニックも必要なので望遠レンズじゃないと難しいのですが…
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上下にうっすらある白いもやが檻です。もう少しで消えそう。
上下にうっすらある白いもやが檻です。もう少しで消えそう。
おおーっ写真はイマイチですが檻が消えた!
おおーっ写真はイマイチですが檻が消えた!
しかしこの後、他の動物の檻でも挑戦しましたが消すことができず。やはり上級者テク。まあまぐれでも嬉しい。

運命の動物に出逢う

次はプレイリードッグコーナーです。プルプルしながらかわいく餌を食べていました。
ズーム最大限にしても遠い。かわいいけど、うーむ。
ズーム最大限にしても遠い。かわいいけど、うーむ。
遠いなあ。
遠いなあ。
どうしたもんかと柵の前をウロウロしていたら、おじさんが最前列に入れてくれました。ありがたい。

すると一匹のプレイリードックがこちらに近づいてきました。これはチャンスだ!と、カメラを構え内山先生の言葉を脳内で繰り返します。
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パシャリ。
パシャリ。
パシャリ。
パシャリ。
やったー撮れました!やっといい感じに撮れたぞ。瞳の光もキャッチできました。
<動物たちを上手に撮るコツ その5>
動物の目線に合わせてしゃがんで撮る。見下ろして撮るよりも、動物のかわいらしい表情が強調されます。動物も立体的に浮き上がって見えてきます。
<動物たちを上手に撮るコツ その6>
動物の目に光を入れる。動物の顔をじっくり見ながらカメラを構えていると、角度によって目に光がうつり込む瞬間があります。それをとらえることができると、より生き生きとした表情に。
嬉しくて小走りで先生に写真を見せに行くと「いいじゃなーい!」と誉めてもらえました。

さらに気分があがり、そのまま「自然動物園」の人気者レッサーパンダのコーナーへ。しかしずっと動きっぱなしだったので、シャッターが全く追いつかず諦めることに。
動き回る動物はまだまだ難しい。
動き回る動物はまだまだ難しい。
そろそろ撮影時間の終了が近づいてきました。この日は暑かったからか、あまり動いていなかったサルたちを撮りに行きました。
パシャリ。
パシャリ。
??
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へたりこんでしまった。
へたりこんでしまった。
撮影時間も終了し、満足して会場に戻ることに。もう動物園で写真を撮るのが楽しくないなんて言わない。

終わりに今秋開催される動物フォトコンテストの告知があり、会場が沸きました。

お、応募してみようかな…。
最後に撮った一枚。
最後に撮った一枚。
内山先生、自然動物園さん、ありがとうございました。

内山先生HP

江戸川区自然動物園HP

次なる夢は

動物を撮る楽しさを知ってしまうと、一眼レフへの憧れがムクムクと…。いや、まだまだ、がまんがまんがまんです。自然動物園のHPにプレイリードッグに奮闘する私がいました。
赤いリュックが私です。※江戸川区自然動物園HPより
赤いリュックが私です。※江戸川区自然動物園HPより
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