はっけんの水曜日 2015年7月8日
 

名古屋の麺事情が柔軟すぎて、うちゅう

うどん屋さんの融通の利き具合が異常

うどんの他の麺をいっぺんに出してくれるお店は他にもまだまだあるというか、うどんとその他の麺を出しているお店ならどこでも出してくれる気すらするのだけれど今回の記事はラスト1件で自宅から一番近い長命うどんにやってきた。
「長命うど」だしやっていないのかもしれない。
「長命うど」だしやっていないのかもしれない。
が、やっていない。これは定休日なのかもう営業していないのか見分けがつかない。長命うどんのホームページには西支店は載っていないし、インターネット上には判断できる情報がない。

無駄足になっても何度か行ってみるか、と思ったが、食べログに電話番号が載っている事に気がついてかけてみた。

電話先の人「はい、もしもし、なんですか〜」

私「(あっ、民家のリアクションだ!)す、スミマセン、長命うどんさんですか?」

電話先の人「あっ、はい、そうですけど〜」

私「(そうなのかよ)今日って営業してますか?何時までですかね?」

電話先の人「やってますよ〜、営業時間は四時までですけど、お見えになるんだったら六時くらいまでだったら開けときますよ〜」

私「あっ、すぐ行くんで大丈夫です。ありがとうございます」

名古屋のうどん屋の融通の利き具合は料理だけじゃなかった…! 営業時間も二時間くらいすぐに伸ばしてくれる!いいのか、そんなのいいのか。
ほんとに開いてた。ちなみに、西支店は営業時間10時から16時で定休日は日曜です(インターネットではここにしかない情報)。
ほんとに開いてた。ちなみに、西支店は営業時間10時から16時で定休日は日曜です(インターネットではここにしかない情報)。
あと、インターネットを過信してずっと探していたけれど見つからなかった情報が電話一本ですぐ分かった。すごいぞ、電話!

柔軟さと一本の芯

小盛(一玉)→大盛(二玉)で40円アップ。大盛(二玉)→特盛(三玉)で80円アップ。法則は一定だけど理由が謎。
小盛(一玉)→大盛(二玉)で40円アップ。大盛(二玉)→特盛(三玉)で80円アップ。法則は一定だけど理由が謎。
西支店でももちろんうどんと中華麺やそばとの合盛りは出来るとのこと。さて、何にしようかと考えていたら。
まさか、高齢のおじいちゃんが今もうどん打ってるのか!?
まさか、高齢のおじいちゃんが今もうどん打ってるのか!?
さっきまで厨房にいた70歳くらいのおじいちゃんが奥に行って、リズミカルに縦に揺れている。あ、あれはうどんを踏んでいる!?やるとわかるが、うどん打つのは結構な体力がいる。お店で出すくらいの量を作ろうとすれば相当だ。

私「あれって今うどん踏んでるんですか?」

おばあちゃん「そうですよ」

私「体力いるから大変でしょう?!」

おばあちゃん「そりゃあそうですけど、うどん屋ですから」

私「そばとか中華麺も作ってるんですか?」

おばあちゃん「打ってるのはうどんだけですよ。うどん屋ですから」

私「う、うどんください!!」
うどんコロ大ごぼう天(うどんに冷たい出汁ごぼう天トッピング)
うどんコロ大ごぼう天(うどんに冷たい出汁ごぼう天トッピング)
うどんにうどんしか入っていない。複数種類の麺を食べられるけれどあえてのうどんのみという贅沢。すすり込むおじいちゃんの上下動の結晶。美味い。出汁が結構しょっぱめ。

驚くぐらいの柔軟性と共に併せ持つしっかりとしたうどん屋としての矜持。すごい、すごいぞ名古屋のうどん屋さん…。

個人的な話になるが、最近大阪から名古屋に引っ越してきて「名古屋では大阪のようなうどんがなくて悲しい…」とか言っていたのだが、この柔軟すぎる名古屋のうどん観に出会って食事が非常に楽しくなった。

自分の好みにあった味だけを求めるんじゃなくて、その土地の個性というか特色を楽しんでいくのが住む、というか土地に生きるってことなのかなぁと思わされたりしました。

私も要求があればうどんと中華麺を混ぜるように生きていきたいと思います。よくわかりませんがそう思いました。どうぞよろしくお願いします。

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