土曜ワイド工場 2015年8月1日
 

トラウマだけど伝えておきたい「浪人あるある」

!
僕は一浪である。

(現役時代に志望大に願書を出し忘れるなどのうっかりもあり)
すさまじい予備校で一年間浪人をしていた。

無事志望大に受かることはできたが、あの浪人時代は
人生で最凶に不遇な時代といっていいほどにキツかった。


そこで今回はそんな壮絶な日々の経験を
みなさんにも一応知っておいてほしいので、
衝撃の「浪人あるある」
として伝えていきたいと思う。
多摩在住のイラストライター。諸メディアにおいて、フマジメなイラストや文章を描くことを専門としながらも、昼は某出版社でマジメな雑誌の編集長をしたりするなど、波乱の人生を送った後に、新たなるありのままの世界へ。そんなデイリーポータルZでのありのままの業務内容はコチラを!
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先日シゴトで
お茶の水に行ってきたのだが、
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そのとき自分の中で初期化していた
とある記憶が甦ってきてしまった。
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それは、僕が浪人していたという事実。 

あまりに辛くトラウマ的な日々だったので消し去っていたのだが
僕はこのお茶の水の地で1年間浪人していたことを、思い出してしまったのだ。
!
つらいことは後でいい思い出になる、とはいうが、あれは嘘だ。
つらいものはつらい。今でも思い出したくない。
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そしてココお茶の水には、僕が受験生だった当時、
全国最高峰と言われていたお茶の水の駿台
通称「おちゃスン」という予備校があり、そこに通っていたのであった。
!
そこが全国最高峰ゆえに、受験的にも、なんともマンガみたいなすさまじい所で、
良くも悪くも浪人生として最たる経験をしてしまったと自負している。
!
あれから何年も経ったがビジュアルは今でもほぼ浪人生ゆえ、
!
より生々しく当時の記憶も思い起こされてきたが、
今回はそんな浪人という過酷な日々を
「浪人あるある」として伝えていきたいと思う。

…浪人を経験したことがない人はもちろん知らないかと思うが、
そんな過酷な業を背負って生きている人はみなさんの周りにも結構にいるものなので、
そんな人たちをねぎらうためにも(いや別にねぎらわなくてもいいけど)ぜひ知っておいてほしいと思う。
!
浪人あるある1浪目 
●「この世のすべては点数で測られる気になる」


そんな浪人時代、
まず予備校には様々なクラスがあるのだが、僕は
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「スーパー東大Aクラス」と呼ばれる所にいた。

名前からしてすげぇ。パット見「特攻野郎Aチーム」である。(昔の外国ドラマなのでわからなくてもよい。)

ちなみに僕(文系)は、別に東大志望ではなく一橋大志望
(東大は個別試験で社会が2科目必要だが一橋大なら社会が1科目で済むからという男らしい理由)
だったのだが、受験マシーンとして勉強しまくっていたので、そんな最強クラスにいた。

そしてなんとそこでは
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テストの点数にて
!
クラス分けが行われるうえに、
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いまや血糖値や尿酸値よりも意義のないこの点数で、座る席の順番まで決まるという、
漫画チックなまでの点数至上主義で満ち溢れていたのであった。
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わかりにくく言うと、
マンガ「テラフォーマーズ」でのマーズランキングのような状況に
現実界で置かれるわけである。

前の席のヤツほど頭がいいという、そして周りもすべてライバルという、
とりあえず本能的に勉強モチベートされる見事なシステムなのであった。
!
そんな異様な環境にいたおかげで、あの頃は、
この世のあらゆる物の価値は点数で測られる、という意識になったものである。

ステキな人間性だと言えるだろう。
!
浪人あるある2浪目 
●「マンガのような出会いがある」



当時全国一とされた予備校だけに、
その講師陣も全国レベルなのであった。
いわば「ワンピース」においての七武海のような集団だと言えた。
 (七武海が最近グズグズなのはまた別の話。)

なんと全国の書店で発売されている
参考書や問題集を執筆している先生が
!
直々に素晴らしい授業をしてくれたのであった。

彼らは我ら浪人生にとっては神的な存在ともいえ、
そんな講師の授業は、アーティストとそれに熱狂するファンというような
ほぼライブに近いような状況になっていた。
今思うとそんな空間に身を投じていた自分がすごくイヤだ。

ちなみに、その時すごくトークがおもしろかった英語のI先生は、
いまなお東進で活躍していてCMとかにも出ていた模様。彼は来ると思ってたよ。

と、どの講師陣もマンガみたいに強烈だったのだが
そんななかでも、業界的に巨匠すぎて
!
おじさんを通り越してもはやおばさんのような、性別を超越したような人もいた。
授業は入試のレベルをとうに超えた大学でもやらないようなアカデミックなものでちょっと困った。

いずれにせよ浪人になると、
そんな日常生活ではそう出会えないマンガみたいな講師の人たちに出会えるので
それはそれでいいことだと思う。

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