ロマンの木曜日 2015年8月20日
 

初めてのメジャーリーグ観戦で岩隈の偉業を目の当たりにした

凄いぞ、ぼくらの岩隈!
凄いぞ、ぼくらの岩隈!
先日、シアトルに行ってきた。スターバックス発祥の地であり、シアトル・マリナーズの本拠地でもあるシアトル。現地で時間が空いたので、ふらっとセーフコ・フィールドに足を運んでみた。

せっかくシアトルに来たのだから、マリナーズの試合を生で観ておきたい。ビールでも飲みながらボール・パークの雰囲気を満喫しよう! と軽い気持ちで観戦していたら、当日先発した岩隈が大変なことを!
1970年神奈川県生まれ。デザイン、執筆、映像制作など各種コンテンツ制作に携わる。「どうしたら毎日をご機嫌に過ごせるか」を日々検討中。

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いくつもの不安材料を抱えてスタジアムへ

かつてはイチローや佐々木が在籍し、今は岩隈投手が在籍するシアトル・マリナーズ。本拠地のセーフコ・フィールド球場はシアトルのダウンタウンから電車で30分ほどの場所にあるという。最寄駅の名前は「Stadium」。とても分かりやすい。電車は乗り換えもなく駅までは簡単に着けそうだが、問題は駅からスタジアムまでの道のりである。

「駅からセーフコ球場まで人の流れが出来ているので、迷うことはないだろう」

と、現地のガイドブックに書いてあった。随分とざっくりとした道案内で不安だったが、駅を降りて歩き始めるとすぐ、大きなスタジアムが見えた。
セーフコ・フィールド
セーフコ・フィールド
これで、球場には着ける。次の不安材料はチケットだ。

前日にネットで調べた情報によると、この日はデーゲームで対戦相手はオリオールズ。12時半頃プレイボールらしい。ネットでのチケット購入も可能らしいのだが、現地のサイトを見ても良く分からない。

行けばなんとかなるだろう。当日券が買えなかったとしても、最悪、ダフ屋的な人がいるかもしれない。いや、アメリカにそんな人はいないか? いなかったらどうしよう。
ダフ屋さん?
ダフ屋さん?
いた。

駅からスタジムまでの道に何人かダフ屋っぽい人たちがいた。「券ないか、券あるよ」とダミ声で繰り返す日本のダフ屋とは違い、「I need ticket」というプレートを掲げて黙って立っている。

ん? I need ticket? 

もしかしたらあの人はダフ屋じゃなくて、チケットがなくて困ってる人なのか? だとすると、当日券購入は厳しいのか?

少し気持ちが焦ってきた。買えなかったらどうしよう?
チケット売り場
チケット売り場
自動端末で購入する仕組み
自動端末で購入する仕組み
バグッてる端末もあった
バグッてる端末もあった
自動端末機が並ぶチケット売り場でチケット購入を試みた結果…、

余裕で買えた。

やっぱりあの人たちはダフ屋だったんだ。I need ticketの裏にはGive you ticketとか書いてあるのかもしれない。

席の値段は50ドル。もう少し安いチケットもあったのだが、せっかくのメジャーリーグ観戦である。マリナーズのベンチがある1塁側の内野席で観戦することにした。チケットには123セクションの37列目9番と書いてある。

初めてのメジャーリーグ観戦、ここまでなんとかクリアしてきた。だが、まだ不安材料はある。席まで辿り着けるのか問題と、現地のファンと混ざって観戦して気まずくないか問題だ。僕は1人でやって来ている。

とりあえず、球場の中に入ってみよう。
球場内へ
球場内へ
僕が入った入り口は三塁側だった。グルっとまわって一塁側まで向かう。
初めてのボール・パーク
初めてのボール・パーク
立ち飲みできるスペース
立ち飲みできるスペース
大魔神のパネル
大魔神のパネル
途中、立ち飲みできるスペースがあって、みんなビールを飲んで試合が始まるのを待っている。それ以外にも、大体の人が片手にビールを持ってウロウロしている。

この日は平日である。平日のお昼過ぎ、球場でビールを飲んでいるこの人たちはどういう人たちなのか? そもそも平日のお昼から試合をやっているマリナーズはどういう了見なのか?

細かいことを気にするのはやめよう。

今日は僕もビールを飲みながらボール・パークを楽しむつもりでやって来たのだ。

球場をほぼ半周して、チケットにあった123セクションに到着し、席を見つけることに成功した。
無事、席に到着
無事、席に到着
ここまでで、メジャーリーグ観戦の7割くらいを達成したような気分である。しかし、最後まで残っていた不安、「現地のファンと混ざって観戦して気まずくないのか」問題が残っていて、どういう訳か、僕の席は5人組の男性グループの真ん中にあった。
左に3人
左に3人
右に2人
右に2人
左の男性が僕越しに右の男性にお菓子を渡したり、右の男性が左の男性に僕越しで声をかけたり。

「詰めましょうか?」

と言いたいところだったが、どう英語で伝えたらいいのかも分からず、結局試合が終わるまでこのフォーメーションで観戦することとなる。気まずさしかない席順だ。

どうしてこういう席になったのか。あのチケット端末はポンコツか? 

ボール・パークを満喫

何はともあれ、無事に自分の席にたどり着いた。野球観戦といえばビールである。席に向かうまでの間、生ビールとピーナッツを買っておいた。生ビール1杯10ドルでピーナツは5ドル。シアトルは物価が高い。
生ビール1杯10ドル(約1200円)
生ビール1杯10ドル(約1200円)
あまり美味しくないピーナッツ5ドル(約600円)
あまり美味しくないピーナッツ5ドル(約600円)
試合はすでに始まっていて、1回の裏、マリナーズの攻撃に入り客席が湧き始めた。
甘栗みたいなものを売っている売り子さん
甘栗みたいなものを売っている売り子さん
頭でジュースを運ぶ売り子さん
頭でジュースを運ぶ売り子さん
なんだか分からないものを売っている人
なんだか分からないものを売っている人
前の席にイチローを着た少年
前の席にイチローを着た少年
試合は2回を終わって0対0。3回裏にマリナーズが2点を先制し客席が更に湧く。
マリナーズ先制で湧く客席
マリナーズ先制で湧く客席
セーフコ・フィールドは屋根が開閉式らしく、試合の途中で屋根が動き始めた。
屋根が
屋根が
徐々に閉まっていく
徐々に閉まっていく

あれ、岩隈じゃないか!

屋根が完全に締まり、球場内に照明が灯る。

ちょうどその頃、マリナーズのマウンドに立つ投手を改めて確認すると、何と岩隈が投げているではないか。4回の表になるまで、この日の先発が岩隈だったことに気づかなかった。観戦にあたり不安材料が多すぎて、そこまで気が回らなかったのだ。
マウンドには岩隈が
マウンドには岩隈が
たまたま来て岩隈の登板にあたるなんて、僕はラッキーだ。スコアボードを見ると4回を終わって被安打0の表示がある。

そうか、今日は岩隈調子がいいんだな。

とその時思ったわけだが、調子がいいなんてレベルではなかった。5回以降も岩隈の快投が続き、あの歓喜の瞬間を迎えることとなる。
4回を投げ終えてベンチに戻る岩隈
4回を投げ終えてベンチに戻る岩隈

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