フェティッシュの火曜日 2015年9月8日
 

ホバーボードが完成しました

浮いてるでしょ?
浮いてるでしょ?
2015年は映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」で描かれた未来の年である。
その未来世界で象徴的だったのが空飛ぶスケボー、「ホバーボード」だ。

という書き出しで先月、藤原くんがホバーボードを作ろうとして失敗していた。(「ホバーボードを自作した」)
その記事を読んでいて、本当にホバーボードを実現する方法を思いついてしまったのだ。
その結果は、上の写真のとおりである。
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。

前の記事:「ハトマスクの故郷に行った」
人気記事:「空中浮遊写真を撮る方法」

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ホバーっぷりを御覧ください

このホバーボード、作るのはわずか1時間、費用は1300円ほどという安価でありながら浮遊感を実現している。
ハーイ、ドク!
ハーイ、ドク!
おれだよ、Jフォックスだよ
おれだよ、Jフォックスだよ
ジャンプした瞬間を撮っているのではない。もちろん浮いているように地面に影を描いたりもしていない。
日暮れまで練習してポーズも決まるようになった
日暮れまで練習してポーズも決まるようになった
急ブレーキ
急ブレーキ
機構上、やや足が痛いのが難点である(痛い理由は後述)。転び方によっては骨折の可能性もあるのだ。しかも両足いっぺんに。

浮遊のメカニズム

どうやって板を浮かせているか。それを解説したい。
浮遊部分のズームアップ
浮遊部分のズームアップ
バックトゥザフューチャーのホバーボードの動力は反重力なのか磁力なのか分からないが、僕のホバーボードの動力は摩擦力である。
!
足とボードの摩擦力が重力と釣り合ってる。足を突っぱねている力は根性。板がスネに強くあたって痛い。
ボードに乗っている足はフェイクさ
ボードに乗っている足はフェイクさ
妙に足が短いのはそのせいだ。でもスケーターはズボンを腰で履くと聞くのでこれはこれでありだろう(と思ってる)。
スーパーテクニックもこの安定感である
スーパーテクニックもこの安定感である
移動のようすは映画のホバーボードとちょっと異なる。

ホバーボードの作り方

ここまで読んでいるということは自分で作ってみようという機運も高まっているはずだ。(そうでない人は離脱しているからね)。堂々と作り方を指南である。
東急ハンズで一番安い合板をカットしてもらう
東急ハンズで一番安い合板をカットしてもらう
やっぱりプロに頼むのがいちばんである。カット料金も数百円だし。
と思ったら足が入らなかった。
と思ったら足が入らなかった。
カットの指示書に書いた穴を直径10センチにしたらかかとが入らなかった。そのとき履いていたニューバランスの穴の大きさを参考にしたのだが、大事なことを忘れていた。靴は伸びる。板は伸びない(細胞壁だから)。
穴をのこぎりで適当に広げてカッティングシートを貼る
穴をのこぎりで適当に広げてカッティングシートを貼る
紫とピンクのシートを貼ると一気に80年代の香りがした。ハートカクテル。
100円ショップで買ってきたクロックスもどき(250円!)をカット
100円ショップで買ってきたクロックスもどき(250円!)をカット
このクロックスもどきはボードの上のフェイクの足にする。しかし靴が250円で買えることに驚いた。100円ショップの帰りに買ったドーナツのほうが高い(4個買ったから)。
固定するためのマジックテープを貼り付ける
固定するためのマジックテープを貼り付ける
マジックで「HOVER BOARD」と書いて完成
マジックで「HOVER BOARD」と書いて完成
Hだけ文字の色が違うのは、途中で色が出なくなってマジックを変えたからである。

乗るのは簡単だけど、脱ぐのが大変

次のチュートリアルは装着する手順である。ホバークラフトが浮く瞬間のようなカタルシスがある。
足を通す
足を通す
足は地下足袋にした。ハイカットなのでスネを保護できるし、薄いソールは穴に入れやすい。おまけに黒いので影になって目立たない。
ホバーボードには地下足袋!ブレードランナーみたいな未来がやってきた。
足に見せかけるサンダルを貼り付けて…
足に見せかけるサンダルを貼り付けて…
ズボンのすそで足元を隠す
ズボンのすそで足元を隠す
あっというまにホバーである
あっというまにホバーである
ただし脱ぐのはソールが引っかかってしまって難しい。なかなか脱げないでいると通りかかりの人になにをしているのか聞かれたりする。
「なにをしてるんですか?」こんなに簡単だけど難しい質問はない
「なにをしてるんですか?」こんなに簡単だけど難しい質問はない
「板から足が抜けなくなりました。」と昔話に出てくる動物みたいな返事をした。
10分も遊んでるとスネが痛くなります
10分も遊んでるとスネが痛くなります
うっかり転ぶと両足同時に捻挫しそうなのでほどほどにして帰ってコーヒーを飲んで昼寝した。

30年で冗談を伝える技術だけは発達した

ホバーボードの試作品の話はネットでたまに見かけるがいまだに市販されてはいないようだ。30年経ってもまだあの映画の世界はやってきていない。
でもネットができてこういう冗談を伝える方法は30年前から進化したと思う。
ホバーボードを背負ったままスーパーでキャベツ買って帰った。未来から来た人だと思われたかもしれない。
ホバーボードを背負ったままスーパーでキャベツ買って帰った。未来から来た人だと思われたかもしれない。
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