とくべつ企画「一万円の○○」 2015年9月23日
 

一万円のゴミ箱

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つい先日、Appleの発表会で新しいiPhoneの発売が発表された。iPhone6Sだ。

僕は初めてのスマートフォンからずっとAndroidユーザーなのだが、最近になって端末の大型化に悩まされている。
発売される端末がどれも5インチ以上なのだ。そろそろ買い換えたいんだけど、5インチは大きすぎる。そこで発表された、iPhone6S。4.7インチである。数字上は小な差だが、手に持ってみると0.3インチの違いは大きい。

いっそのこと、乗り換えてしまおうか…。

この記事は2015年のシルバーウィークとくべつ企画「一万円の○○」シリーズのうちの1本です。
インターネットユーザー。電子工作でオリジナルの処刑器具を作ったり、辺境の国の変な音楽を集めたりしています。「技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)」主催者。1980年岐阜県生まれ。
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ついに我が家にも

ピンポーン。

それから数日後の話である。我が家に、ひとつの荷物が届いた。
これが新しいiPhoneかー
これが新しいiPhoneかー
それは青いプチプチに包まれてやってきた。
「思ったよりでかいな」。これがファーストインプレッションである。
がんばればギリギリポケットに入るサイズか
がんばればギリギリポケットに入るサイズか
とうとう、僕もiPhoneユーザーか……。

僕は天邪鬼なので、昔からみんながと同じものを使うのが嫌いだった。高校〜大学時代はMacユーザーだった。まだiMacが発売される前、Apple不遇の時代である。当時のロゴは今と違い、カラフルなリンゴだった。
ひっくり返してみると、あの頃とはすっかり雰囲気を変えた緑色のアップルロゴが透けて見える
ひっくり返してみると、あの頃とはすっかり雰囲気を変えた緑色のアップルロゴが透けて見える
その後、Macはエンジニア御用達パソコンとして人気を取り戻し、iPhoneはスマートフォンの代名詞となった。僕はいつしかWindowsに乗り換えて、最初に買ったスマートフォンはもちろん、Android端末である。相変わらず天邪鬼は治っていないのだ。

そして今、当時と比べるとAndroidもずいぶんシェアを伸ばして、iPhone一強という時代でもなくなった。そろそろ乗り換えてもいい頃だろう。
今回は迷った末、キャスターナシモデルを購入した。
今回は迷った末、キャスターナシモデルを購入した。
「米」の形に巻かれたテープが、米国のApple Computer製品であることを主張している。
「米」の形に巻かれたテープが、米国のApple Computer製品であることを主張している。

いざ、開封の儀

いよいよ、包装を解いていこう。
厳重に巻かれた透明テープを慎重にはがす
厳重に巻かれた透明テープを慎重にはがす
中にはもう一重、厚手のビニール袋が。スタイリッシュな白いボディが透けて見える
中にはもう一重、厚手のビニール袋が。スタイリッシュな白いボディが透けて見える
ロゴが見えてきた
ロゴが見えてきた
内袋には、これから長い時間をこのデバイスと過ごすことになる、ユーザーへのメッセージが書かれていた。心憎い演出。
内袋には、これから長い時間をこのデバイスと過ごすことになる、ユーザーへのメッセージが書かれていた。心憎い演出。
「環境をシステムで考える」。全てにこだわりぬく、Appleならではのフレーズだ。
「環境をシステムで考える」。全てにこだわりぬく、Appleならではのフレーズだ。
こんにちは、僕のiPhone。
こんにちは、僕のiPhone。
ぴかぴかのiPhoneを目の前にして、少し気が引き締まる思いがした。
今日から当分の間、彼が、僕の相棒となるのだ。

よろしく、iPhone。

考え抜かれたデザイン

ちょっと手に取っただけで、そのデザイン性に圧倒させられる。ただおしゃれで見た目がいい、ということではない。「使うため」に考え抜かれたデザインなのだ。
ボディは無骨な金網ではなく、丸穴のメッシュ。手で撫でても引っかからない、滑らかな感触だ。
ボディは無骨な金網ではなく、丸穴のメッシュ。手で撫でても引っかからない、滑らかな感触だ。
子供がiPhoneにぶつかっても大丈夫なよう、角は丸く落とされている
子供がiPhoneにぶつかっても大丈夫なよう、角は丸く落とされている
一方で外側のふちは、手をかけて持ち上げ易いよう段が設けられている
一方で外側のふちは、手をかけて持ち上げ易いよう段が設けられている
輝く「iPhone」の文字。これを所有できる喜び
輝く「iPhone」の文字。これを所有できる喜び
底面はベタ置きではなく、3点のゴム足で支えている。多少でこぼこの面でも安定しやすいようになっているのだ
底面はベタ置きではなく、3点のゴム足で支えている。多少でこぼこの面でも安定しやすいようになっているのだ
可能性が無限大すぎて、もはや中に入ることすら可能
可能性が無限大すぎて、もはや中に入ることすら可能
これがフォースタッチかー
これがフォースタッチかー
今まで使っていた5インチのAndroid携帯との比較……おや???
今まで使っていた5インチのAndroid携帯との比較……おや???
あれ、なんか、iPhoneのほうが大きくない……?

間違えました

うっかりしていた。iPhone6Sは9/25発売、つまりまだ発売前なのだ!

これはゴミ箱である。シルバーウィーク企画「一万円の○○」のために買った、一万円のゴミ箱であった。4.7インチじゃなくて容量約80リットルである。色が似てたから間違えた!
パーク。つまり、公園設置用のゴミ箱だ。
パーク。つまり、公園設置用のゴミ箱だ。
しかしこのゴミ箱、よくできている。間違いだったのは単にApple製品ではないという点だけであって、シンプルなデザインと機能性を兼ね備えた、細部にまでこだわりぬかれたガジェットであることには変わりない。

これはスマートフォンではなくゴミ箱だが、その卓越したクオリティは、iPhoneと同じなのだ。ここまでに書いてきた褒め言葉は、全て間違いではない。
部屋においてみる
部屋においてみる
とはいえ、だ。

でかい。でかいぞ。
だいたいこの「一万円の○○」、みんな卵とか寿司とか鰹節とか、高級品をレビューしている。
僕だけ、業務用である。高価の方向性が違う。
家で常用している45リットルのゴミ袋。こんなにちっぽけに見えたのは初めてだ
家で常用している45リットルのゴミ袋。こんなにちっぽけに見えたのは初めてだ
4日間使ってみた
4日間使ってみた
ひとつのゴミ箱に、燃えるゴミと燃えないゴミが両方入って便利。携帯で言えばデュアルSIMということだろうか。iPhoneにすらついてない機能である。もはや本家を超えたか。(本家だと思っているのは世界中で僕だけだが)

そして、4日といえばいつもならゴミも満杯になる頃合いだが…。
余裕の半分以下
余裕の半分以下
公園ゴミ箱、圧倒的である。

最高の捨て心地

たくさん入るとかいろんな種類が入るとかは単なる量の問題であって、ふつう高級品に求めるものといえば、量より質ではないだろうか。

ご安心ください。この公園用ゴミ箱は、質、つまり捨て心地も最高なのだ。
この命中率
この命中率
なにぶん口が大きいので、遠くから投げ込んだゴミがズバンズバン命中する。
ゴミ箱自体の重量が重いので、フチに当たった表紙に倒れてしまうこともない。
まさに、最高のゴミ箱である。

でかいけど。めちゃくちゃでかいけど。

そう、公園用ならね

今回は「一万円の」という縛りだったのでキャスター無し(Amazonで10,240円)を購入したのだが、キャスターつきも14,295円で売られていた。
こちらを使えば、出張に行くことすら可能だ。だって、
 出張用バッグがまるっと入る収容力なのだ
出張用バッグがまるっと入る収容力なのだ
さらに、筋トレも可能
さらに、筋トレも可能
着ぐるみとしても使用可…なんて冗談を書こうとしてコミカルな動きをしてみたところ、4往復しただけで全身の筋肉が震えた。
30回×5セットもこなせば、相当な運動量になるはずである。

出張に行けて筋トレもできるゴミ箱。しかもデュアルSIMである。
一家に一台、いかがでしょうか。
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