今回スタバックハンドを使っているうちに扱いがとてもうまくなった。マジックハンドでフラペチーノを持つ大会があったら優勝するだろう。また、マジックハンドの開閉音は、めちゃくちゃ目立つ。次にスタバックハンドを作る人は、そこに注意した方がいい。
どうしてこうなった
デイリーポータルZのインターンでは、複数の選択肢からから自由に物と形容詞を選んで工作し、記事を書ける。そんな中で、うっかり「マジックハンド」を選んでしまい、うっかり形容詞を「スタバで使える」にしてしまったのである。つまり、「スタバで使えるマジックハンド」を作ることになった。なんなんだこのインターンシップは。スタバはスタンディングバーソー(立ち食いそば)のことではないぞ。
マジックハンドとフラペチーノ
そうは言ってもマジックハンドは便利である。遠くの物を取れる機能は、きっとスタバでも役立つに違いない。使いたいけど我慢している人もきっとたくさんいるだろう。
とりあえず持って行ってみることにした。
とりあえず持って行ってみることにした。
スタバはここ
差し棒に使えてさっそく便利である。
来た
スタバどうこうというより、外でマジックハンドを持っていることがちょっと恥ずかしい。でもちょっと楽しい。そんな表情である。
店内に入れない
しかしスタバからものすごいオーラがわきでていてこれ以上進めない。スタバに持ち込むには少しテンションがポップすぎる。やはりスタバには独特のオーラ、いわゆる「スタバ感」があり、スタバ感の足りない者は入店すらできないのだ。よし、スタバ感のあるマジックハンド、言うなればスタバックハンドを作ろう。
スタバオリジナル商品の棚に並んでも違和感のないものが目標
まず、マジックハンドでフラペチーノは持てるのか?
スタバと言えばフラペチーノ。常識である。今更だが、これが持てなければ話にならない。マジックハンドを必死に隠して購入したキャラメルフラペチーノで実験をする。
スタバと言えばフラペチーノ。常識である。今更だが、これが持てなければ話にならない。マジックハンドを必死に隠して購入したキャラメルフラペチーノで実験をする。
もし持てなかったらインターンをやめて家に帰ろう
浮いた
良かった。フラペチーノさえ持てれば君もスタバマスターだ。安心したところでスタバックハンドを作っていこう。
スタバックハンドの作り方
フリンジを買いすぎた
材料として、第一印象でスタバ感を感じたものを集めてみた。本体をスタバカラーである緑にして、今年流行のフリンジを巻けばきっとおしゃれになりスタバに行ける。
緑を増やしていく。地球にやさしいひびきである
本体を緑にしただけでスタバ感がすごい。まるでスタバのストローだ。それにしてもガムテープを巻くのが結構大変だ。しかもちょっとくさい。あと、ずっとフラペチーノを見ながら作業をしているとのどがかわく。しかしスタバックハンドの完成のためなら苦ではないぞ。
あとはフリンジを巻けば完成だ。
あとはフリンジを巻けば完成だ。
ん…?
スタバ感ダウン
全然おしゃれじゃない。むしろ汚い。やきそばだ。流行ってるってきいたのに。しかしこのやきそば、めちゃくちゃ高かったのでどうしても使いたい。
ここだ
考えた末、ロックスター風にすることにした。スタバ感に変動はないがおしゃれになったことは間違いない。
完成
ロゴ等を書き入れて、ついにスタバックハンドが完成した。スタバの商品と並べてみても、その違和感の無さがお分かりいただけると思う。
商品化してもいいですよ
余ったフリンジをスタバの紙袋に巻き、ついでにオリジナルバッグを作成した。これらを持ってスタバにリベンジしに行くぞ。
再びスタバへ
あれっ
外に出た瞬間、あっ…と思った。さっきよりも恥ずかしいのだ。世間での肩身の狭さは、マジックハンドを持っている女よりも、オリジナルグッズを作るほどスタバを溺愛している女の方が狭いということがわかった。
スタバ感につつまれて笑顔を取り戻す
しかしスタバについてみると、周囲にとてもなじんだ。これがスタバックハンドの実力である。ではその機能性を見ていこう。
フラペチーノを持つと手がびしょ濡れになるのはご存じだろうか。そんな時、スタバックハンドがあれば手をぬらさず飲むことができるはずだ。
フラペチーノを持つと手がびしょ濡れになるのはご存じだろうか。そんな時、スタバックハンドがあれば手をぬらさず飲むことができるはずだ。
店内でフラペチーノをマジックハンドするのは失礼かもしれないので一応軍手をつけた
ゴクゴク
飲めた
めちゃくちゃおいしい。スタバックハンドを作ってよかった。ところで、背中がかゆい。しかし背中をかくという行為はオシャレではない。そんな時スタバックハンドがあればスタイリッシュに背中をかけるはずだ。
あーそこそこ。
実はこの使い方、父のアイディアである。お父さん、こういうことだね。考えてくれてありがとう。
かけない。
あーそこそこ、と言ったのは嘘である。お父さんへ。スタバックハンドは背中を全くかけなかったよ。今日は早く帰るね。
オシャレにゴミが拾える。
スタバの外でも使える例