1年ぶりの東京です!
先日より山口、富山と各地で開催しておりました本イベント、このたび再び、第1回の開催地・東京に帰ってまいります!
といっても巨大ロボばかりを集めたギガヘボコンや、その場で作るミニヘボコンなど、いろいろと派生イベントはありました。しかし東京でやる普通の大会としては、1年以上ぶり2回目。
ロボット達が、転ぶ、壊れる、電車に忘れる!ろくなことがないのになぜか手に汗握る、あの興奮を再び味わいましょう!
あの興奮の詳細についてはこちらの動画をご覧ください。
テーマは「デザイン」
今回の会場は、
東京デザインウィーク。「デザイン・アート・ミュージック・ファッション、4つのジャンルから(中略)最先端のクリエイティブを体感できるイベント」だそうです。場違い!4つのジャンルが挙がってますがどれをとっても漏れなく場違い!
そしてその中の「スーパーインタラクティブ&ロボットミュージアム展」というブースにヘボコンは居を構えます。「クリエイティブの力をロボットや拡張装置に注ぎ、未来のデザインやテクノロジーを取り入れた作品を展示するエリア」。今度は皆さん一緒に言いましょうか。せーの、場違い!
しかしですね、我々としても少しは会場になじんでいきたい。そう思いまして、今回のヘボコンのテーマは「デザイン」。イベントの正式名称も、「技術力もデザイン力も低い人限定ロボコン(通称:デザヘボコン)」となっております。
あなたのデザイン力(の低さ)が試されます!
みてみて、このおしゃれ会場(昨年の様子)
ここにあのゴミのようなロボット達が並ぶのか…
大会の概要
・募集チームは16チームです。(時間の都合で変更になりました。すみません!!)
・2回両方参加、1回のみ参加のどちらもOKです。
・1回目のあと、2回目までにロボットを改造してきてもOKです。思い切ってイチから作り直してもいいです。
・デザヘボコンなので、いつもの投票賞の代わりに「グッドヘボイン賞」を新設します。いい感じでヘボいデザインだったロボットに贈られます。
・大会後に公開審査会(トークショー)を行い、グッドヘボイン賞および各審査員賞を決定します。
・大会のない日も、東京デザインウィーク会期中は常設展示を行っております。(過去の出場ロボットなど)
・観覧については、ヘボコン自体は無料ですが、別途会場への入場料が必要です。
いままでの「ヘボイン」なロボット達をご紹介します。初代優勝機からまず、これ。
こちらも初回大会から。。イラストからみなぎる気迫、しかし全裸
西ヘボコンで登場したアイドルロボ。一生懸命作ったのが伝わってきて、完成度とのギャップで泣ける
趣旨:
技術力とデザイン力の低い者で集まり、技術力とデザイン力の低いロボットを戦わせることでお互いの技術力とデザイン力の低さを確認しあい、ぬるま湯の安心感に浸ります。
日時:
2015/10/24(土) 14:00~17:00(大会)
2015/10/31(土) 16:00~19:00(大会) 19:00~20:00(公開審査会)
※東京デザインウィークの会期中(10/24~28、10/30~11/3)はずっと、会場内に展示もしています
※会場内の場所は決まり次第更新いたします。
※出場者の方はたぶん12:00ごろ集合です(追ってご連絡します)
場所:
明治神宮外苑絵画館前(東京都新宿区霞ヶ丘町2-3)
TOKYO DESIGN WEEK 2015会場内
料金:
無料
※1チームひとりまで、東京デザインウィークの入場チケットをお渡しします。2人目以降はチケットの購入が必要です。
参加方法:
こちらからご登録ください(10/18しめきり/先着順・16チーム)
※時間の都合で16チームに変更になりました。すみません!
※24に余裕あり、31は残りわずかです(10/17朝現在)
参加時の注意事項:
・今回は会場内に作業スペースはありません。完成したロボットをお持ちください。
・どんなに簡単なロボットでも、技術力の低い皆さんが作ると予想の10倍の時間がかかります。出場希望の方は急いで作り始めてください。「来週やろう」は命取りです。
・技術力の低い皆さんが作ったロボットはすぐに壊れます。戦う前に、会場までの輸送で壊れます。会場での修理に必要な工具や材料は各自ご準備ください。
・最新情報はFacebookの「DIYギャグ研究」グループに参加するか、公開スレッド「デザヘボコン連絡用スレッド」を時々チェックしてください。
・イベントの様子はデイリーポータルZに掲載します。
今年3月開催のギガヘボコンより。構想イラストの時点まではデザイン力があったが、その先が…!こういうパターンのデザイン力の低さもある。
10/24
【石崎隆行 / タミヤ賞】
プラモデル、RCカー、ミニ四駆のメーカー株式会社タミヤで主に「楽しい工作シリーズ」のマーケティング担当。
【石川・古賀 / デイリーポータルZ賞】
今回は編集部より、デイリーポータルZ賞も贈呈します。ヘボコンの主催者として数々のヘボいロボットを見てきた石川と、好きなロボットは
ポージー(開発グループに知り合いがいたから)という古賀の二人で審査させていただきます!
10/31
【
近藤那央 / 近藤那央賞】
1995年12月24日生まれ。個性的な女の子を発掘するアイドルオーディション、ミスiD2015にて応募者約4000人の中からミスiD2015を受賞。いままで交流できなかった分野にロボットを広めようとしているメカ系パワプルガール。
【
テクノ手芸部 / テクノ手芸部賞】
2008年結成のかすやきょうこ(金沢出身)とよしだともふみ(高崎出身)によるアートユニット。電子工作と手芸を組み合わせた工作を『テクノ手芸』と名づけ、分野を超えたものづくりを提案している。各地でワークショップ、展示等を展開。
【岡田 智博 / TOKYO DESIGN WEEK賞】
クリエイティブキュレーター。20世紀末より、「なにか」としかいいようのなかった、サイバーだったりイノベーティブな表現を、さまざまなかたちで紹介。今注目の「あれ」や「これ」の最初の展示プロデュースで、一部に知られている。最近では「スーパーロボット展」が大ヒット。アートマネジメントと創造産業の研究により東京藝術大学で博士を取得。
競技内容
・ロボット相撲
基本ルール
・100cmx50cmくらいのフィールド(ベニヤ板)を準備
・両端から同時にマシンをスタート
・フィールドから先に出たら負け
・転倒したら負け
例外規程
・マシン同士が接触しないうちにどちらかがフィールドから出たら再試合
(競技開始の際に走り出す方向がずれててマシン同士がすれ違ってしまった場合、単にスピードが速いほうが先にフィールド外に出て負ける、という状況になるのでその防止のためのルールです)
・1分以内に勝負がつかない場合は移動距離が短いほうが負け
(相撲のルール上、移動しない重いだけのもの(鉄球とか漬け物石とか)を出すと圧倒的有利になるのでその抑止のためのルールです。ちゃんとロボットで出場してください)
試合形式と賞
・試合はトーナメント形式で進行。
・最終的な賞の決定はポイント制。1勝10ポイント入ります。
・くわえて、後述のハイテクノロジーペナルティによる減点があります。
※トーナメントの決勝で勝っても、減点により優勝できない場合があります。
・優勝
・審査員賞
・ほか
テープぐるぐる巻きはもはやデザインとかそういう概念を超越している
マシン規定
・技術的に稚拙であること(ハイテクノロジーペナルティの項参照)
・倒れないように背の低いマシンを制作するのは反則ではありません
・故意に相手のマシンを破壊しに行く装置(自走式電動ドリル等)はおやめください
・サイズは50cm x 50cm以内
・重量1キロ以内
・企業宣伝色の強いロボット(自社ロゴ入りなど)は出場できません
ハイテクノロジーペナルティ
以下の機能を独自実装するとペナルティが課せられます
*遠隔操縦
*自動操縦(各種センサーの情報や時間経過、移動距離等をトリガーとしたコントロール)
*その他、審査員が高度であると認めた機能
※ペナルティはその機能が発動した試合ごとに毎回つきます。発動しなければつきません
※技術的に稚拙な実装方法であればペナルティはつきません。
例:市販のラジコンの上にウサギのぬいぐるみを貼り付けただけのマシンは遠隔操縦の独自実装には当たりません
※「審査員が高度であると認めた機能」については制作前に確認できるように質問用スレッドを用意しています。
・ペナルティの減点数は1試合1機能あたり6点。
ヘボコンを楽しむために
最後に、ヘボコンをサバイブしていくためのとっておきのコツを伝授します。
・必殺技を考える
・見た目に凝る(デザイン!)
・うまく動かない箇所があった場合、「そういう機能」と言い張る(後ろに進んでしまう場合、バックアタックと言い張る、など)
技術力が低くても口先だけで乗り切れるのが本大会の最大の特徴ですね。
これらを守っても勝負に有利になるわけではないですが、そもそも勝敗にこだわらないのがヘボコンを楽しむポイントです。
腕に覚えのない方、ぜひご参加ください!
それから東京近郊以外の方は、今年のイベント予定をこちらのページにまとめております。
技術力の低い人限定ロボコン(通称:ヘボコン)2015年後半のイベント予定
以降のイベントも続々募集開始予定。毎日11時にデイリーポータルZをチェックだ!