フェティッシュの火曜日 2015年10月6日
 

しゃがみこんでいる大物俳優の顔をみせてもらった

…おやっ?え!
…おやっ?え!
先日仕事の帰りに梅田ブルク7という映画館にマッドマックスを見てきました。噂に聞く以上に素晴らしい作品で、興奮冷めやらぬまま家路につこうと思ったのですが…
1982年生まれ、関西在住。漫画家・イラストレーター・宅録音楽家。わりと大規模なたこあげ大会で総合優勝した経験を持つが、その才能を活かせず悶々とした日々を送っている。
> 個人サイト あおむろひろゆきのページ

出会い

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誰かしゃがみこんでる… 大丈夫かな… 具合悪いのかな…。スタッフさん呼んだ方がいいのかな…と思い、駆け寄って確認をさせていただきましたところ…
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こ、こ、これはアーノルド・アロイス・シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事ではないですか!
え、来日情報あったっけ?っていうか、いくらなんでもこれはサービス精神旺盛すぎませんか?!寒くない?大丈夫??アーノルド・アロイス・シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事!
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よく見ると、アーノルド・アロイス・シュワルツェネッガー元カリフォルニア州知事ご本人ではなく、精巧に作られたジオラマでした。

はっきり言って映画館でここまで力の入った広告物を見たことが無かったので、ものすごく感動してしまいました。このジオラマを1時間くらい見ていたので、まわりの人からは変な目で見られていたかもしれません。

1時間、いろんな角度からシュワちゃんのことを見たのですが、なにせガラス越しの展示なので…
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シュワちゃんのお顔がよく見えない!(これでもカーペットに寝転がるような体勢でやっと撮れた写真です)
シュワちゃん、笑ってるの?怒ってるの?どっちなの〜?
と結局お顔を拝見することは叶わぬままの帰宅となったのですが、やっぱりどうしてもどんなお顔をしているのかが気になる。

というわけで、翌日梅田ブルク7に取材の申し入れをしたところ、特別に許可をいただきシュワちゃんを間近で見せていただくことになりました。ちょうど撤収日にあたるそうで、撤収の模様も見せていただけるそうです。

さようならシュワちゃん

そして迎えた撤収日。朝10時に劇場に伺い、まずは今回この展示をすることになった経緯などを梅田ブルク7サブ・マネージャーの町田さんからお聞かせいただきました。

2002年にオープンしたこのブルク7は2012年に「映画館を越えた映画館」をコンセプトに大規模リニューアルを行い、館内にミュージアムスペースを設けたり、特殊メークスタジオ「シャイニーアート」とタイアップしたイベントブースを展開。イベントブースでは主に特殊メイクアーティストの作品を展示したり、特殊メイクのデモンストレーションを行っています。

そして今回は初めてとなる映画とのコラボ企画として、このターミネーターのジオラマが製作されたそうです。驚いたのが、この作品を作ったのが学生たちという事。シャイニーアートの遠藤慎也氏監修のもと、中崎町にあるECCアーティスト美容専門学校の生徒たちが土台からセット・等身大フィギュアをすべて製作したそうです。私が学生の時なんて何も考えず毎日フラフラと遊びまくるだけたったのに、この学生たちは本当にすごい…。

そうこう話しているうちに、学生たちが撤収に来ました。
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展示ブースの中から、間近で見せていただく。暗くてやっぱりシュワちゃんの顔は見えず。
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この小道具や台座などもすべて製作物。ため息が出るほど精密に作られています。本当にすごいとしか言いようがない。
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撤収作業はてきぱきと勧められ、あっという間に片付いてゆきます。名残惜しい。
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そして撤収作業開始から10分後にはこの状態に。

梅田ブルク7の町田さんと雑談していると、その時は突然訪れました。
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あっ!!!
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ちょ、おまっ!も、も、もしかして…
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あぁ〜!!!
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え、ちょっと待って!
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シュワ待って!!!
行かないで〜!!!
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せめて「I’ll be back」って言って〜!
こうして、シュワちゃんの等身大フィギュアはお別れの言葉をかける暇もなく、バックヤードへと旅立っていきました。

切ない。切なすぎます。出会って3日しか経っていないのに、どうしてこんなにも切ないのでしょう。
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残された台座も片づけられます。

半泣きになりながらシャッターを切っていると、バックヤード廊下にまだ等身大フィギュアが置いてあるとのことで、見に行かせていただくことに。
会えるかな… シュワちゃん…
シュワちゃん…


会いたいよ…
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…んっ?
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えっ、あれっ!
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!!!?
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アァーッ!(号泣)
ついに会えました。ずっと、ずっと会いたかったシュワちゃん。無言でシャッターを切り続けたわけですが…
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至近距離で見ても、本物のシュワちゃんじゃないかと思えるくらいすごい。首のシワや髪型まで完璧。

そして一番驚いたのが…
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顔がシュワちゃんそのもの!

シュワちゃんそっくりとかそういうレベルじゃなくて、シュワちゃんそのもの!
レベルが高すぎる。気の利いたコメントのできない自分の語彙力の無さが悲しいのですが、本当に「すごい」としか言いようがありません。写真を撮りながら何回「すごい」と言ったことか…
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街中を歩いてたらサインを求められるレベル。
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撤収班が通る時は、心なしか壁側にグッと避けて作業の邪魔にならないようにしているように見えました。
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こうして撤収作業は30分ほどで終了。

短い時間でしたが、本当に驚きと感動の連続でした。日本の特殊メイクアップ技術がここまで進化しているとは…。

お話では、今回この展示を行ってかなり反響があったそうで、今後も映画とコラボして企画展示を行う予定があるそうです。次は何の作品とコラボするのかな…。今のうちから本当に楽しみです。
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展示ブース横では特殊メイクアップアーティストの手掛けた傷メイクシールなども販売されています。このグッズが買えるのも、梅田ブルク7だけ!

製作過程

今回特別に製作過程の写真も提供していただいたので、掲載させていただきます。
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6月、まずはジオラマ部分の製作を現地で行います。
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シュワちゃんの等身大フィギュアは公開と同時に展示開始となるので、この時点ではジオラマのみの展示。公開日までのカウントダウンがシュワちゃんへの会いたい気持ちを盛り立てます。

20日も待てないよ、シュワちゃん… 早く帰ってきて…。

シュワちゃんのお顔の製作風景

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丁寧な作業工程を経て、あの精巧なシュワフェイスは作られていたのですね…。


「シュワちゃんのお顔が見たい!」という私の小さな思いから始まった取材でしたが、日本の未来を担う若者たちの確かな技術力にただただ圧倒されるばかりでした。

また梅田ブルク7が、映画を見に来た人に映画だけでなく、映画館そのものを楽しんでもらおうという気持ちを強く持ってこの映画館の運営をされていることがとても印象的でした。余談ですが、ちょびチキやホットドッグ、海苔巻きおにぎりやポテチキといったフードメニューがとても充実していて、どれも美味しいのでお勧めですよ。

映画なんてどの映画館で見ても同じと思っている方には、ぜひとも梅田ブルク7に映画を見に来ていただいて、普段と違う視点で映画館を感じていだきたいです。
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【取材協力】
梅田ブルク7
住所:大阪府大阪市北区梅田1-12-6 E−MA(イーマ)ビル7F
電話:06-4795-7602
(自動音声案内による24時間受付)
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