ロマンの木曜日 2015年10月22日
 

人生が変わる巨大ガチャガチャ

本の交換のわりにガチャガチャが3mもある
本の交換のわりにガチャガチャが3mもある
人生を変える装置を作った。

自分の人生を変えた本と誰かの人生を変えた本を交換するのだ。誰かの人生を変えた本は、あなたの人生も変えるかもしれない。というカラクリである。

平たく言うと本の物々交換なんだけど、人生を変えるとまでぶちあげたイベントを大阪で行ってきた。
イベントとそこで集まった本を紹介したい。
1971年東京生まれ。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。

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こたつ会議のテーマが本だったから

グランフロント大阪で開催された「こたつ会議」の一部としてこのガチャガチャを設置した。
こたつ会議とは著名人がこたつに入ってパネルディスカッションを行うイベントである。水曜どうでしょうディレクターの藤村さんらも参加している。こたつ関係者が集まる展示会ではない。

今回の会議テーマが「人生を変えた一冊」だったのだ。そして3月のイベントで使用した巨大ガチャガチャがグランフロント大阪にある。
本+巨大ガチャガチャ→本が出てくるガチャガチャ
というジャストアイデアがそのまま形になった奇跡の企画である。
(巨大ガチャガチャについてはこちらの記事をお読みください)
奇跡の企画とか軽口叩きながらも、前の晩1時から4時まで設営。開始前に疲れた
奇跡の企画とか軽口叩きながらも、前の晩1時から4時まで設営。開始前に疲れた

今回も手紙がついている

入れる本は要らない本ではない。すごくおもしろかった本だ。人にあげてもいいから読んでもらいたい本。
3月に行ったいらないものガチャガチャに本を入れた人がこう言っていたのだ。
「すごく面白い本なのでみんなに読んでもらいたいので入れました!」
なるほどそういう考え方もあるのかと思ったのが今回のガチャガチャにつながっている。

熱い思いが伝わるように本には手紙をつけるようにした。入れる本の面白いところと次の人へのメッセージを書く。
おもしろかったところ「読み終わると口調が矢沢になります」
おもしろかったところ「読み終わると口調が矢沢になります」
はたしてこれがサンプルとして適切かどうかわからないが、僕が持ってきた本である。10ページも読めば「成り上がり、本とは思えない、スピード感。たまらないよね。」と矢沢永吉のような話し方になるのだ(ほんと)。

何気ない本でも手紙がつくとすごくいいものに覚えてくるのだ。言葉だよ、オレは。そう、前の持ち主のアツい言葉。ハートにがつんとくるよね(矢沢口調が抜けない)。

成りあがりは惜しいがkindleにもあったので提供することにした。
参加者の手紙は印刷して貼った
参加者の手紙は印刷して貼った
ガチャガチャの傍らで、持ってきた本と手紙を貼ることにした。ただし全部印刷すると自家とインクが足りないので一部である。
ガチャガチャが始まったばかりのころに撮ったのでまだ少ない
ガチャガチャが始まったばかりのころに撮ったのでまだ少ない
左側に立っているのはガチャガチャマスターのきだてさん。持ってきた本が汚くないか、パンフレットなど価値がないではないかをチェックする役割である。

バカな格好をしていると「その本はダメです!」と言われても悔しくない、という3月の知見にもとづいて今回もバカな服装をしてもらっている。
東京からついたとたんに衣装を渡したらすぐに着てくれた。新しいハラスメントである気はした。

人生を変えたなら仕方ない

実施するにあたってどんな本がNGかを考えた。エッチな本はありかどうか、雑誌はありなのか。どっちにありにした。
それで人生が変わったなら仕方ない。むしろそのストーリーを知りたい。
そこまで派手なものはなかったが、意外だった本をいくつかピックアップした。
近代麻雀。「読み切りの麻雀救世伝ガモンが面白かったので、埋もれさせる訳にはいかないと思いました」「面白かったら編集部にお便りを出してあげてください」
近代麻雀。「読み切りの麻雀救世伝ガモンが面白かったので、埋もれさせる訳にはいかないと思いました」「面白かったら編集部にお便りを出してあげてください」
「一見わかりやすいようで、絶妙に分かりにくい地図であり、何度も道を間違えて逆にテンションがあがり、おもしろかったです」
「一見わかりやすいようで、絶妙に分かりにくい地図であり、何度も道を間違えて逆にテンションがあがり、おもしろかったです」
人生を変えた一冊で、お遍路の地図が出てきたらうむと言わざるをえない。
「インドの魅力が伝わるところと本の装丁が好き?」「ゴアから始まるインド旅、ぜひ行ってみてください」
「インドの魅力が伝わるところと本の装丁が好き?」「ゴアから始まるインド旅、ぜひ行ってみてください」
ゴアとは南インドの地名だそうだ。インドで人生変わるとはよく言うが、インド行の飛行機に乗ったら絵に描いたようなインド好きの日本人みたいな人ばかりで驚いた。

タイトル通り「夫は犬だ!」と考えるとバカバカしくなって離婚しないで済みます。
タイトル通り「夫は犬だ!」と考えるとバカバカしくなって離婚しないで済みます。
手紙の下に非公開を希望する場合にチェックを入れる部分があるのだが、そこに「どんどん見せて下さい」と書いてある。
「熱帯のカラフルな魚さんだけではありません。身近な川魚を愛してみてください」
「熱帯のカラフルな魚さんだけではありません。身近な川魚を愛してみてください」
淡水魚愛にあふれるコメントである。青い鳥は近くにいるという教訓のようだ。
僕はこれを読んでバンコクに行きました!今では東南アジアが大好きです。
僕はこれを読んでバンコクに行きました!今では東南アジアが大好きです。
物語よりもガイドブックは確実に人の人生を変えているのかもしれない。次もガイドブック
一般の旅本に載ってない宿の情報も会って、濃い旅ができました
一般の旅本に載ってない宿の情報も会って、濃い旅ができました
デイリーのライターもなにかにつけて沖縄に行ってしまう人ばかりである(含む僕)。
ただゲームをするのにカードもいらないし、なんならペンもいらなくて、ルールがあれば人生サイコー!!って思える本
ただゲームをするのにカードもいらないし、なんならペンもいらなくて、ルールがあれば人生サイコー!!って思える本
人生サイコー?気になって帰りの新幹線で注文しちゃったじゃないか。
こんなにカラッとした後味のバクロ本はないですよ!
こんなにカラッとした後味のバクロ本はないですよ!
こちらはこたつ会議に参加していた吉田豪さんからの1冊である

このほか、株についての本を持ってきた人のコメントに「この本で株にハマりました!このあと40万で株をはじめたところ、資産が30万になりました!あなたもぜひ株をはじめてみてください!」と書いてあったのが面白かった。

本を紹介するとその本が悪いみたいになるので書名は秘密である。

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