チャレンジの日曜日 2015年11月8日
 

古傷エピソード〜父の前世は多分ジャガー〜

これだけあるとサイケデリック。
これだけあるとサイケデリック。
すったり、切ったり、えぐれたり、今も残る古傷のエピソードを募集したところ、たくさんの投稿をお寄せいただきました。今回は第三弾!みんなあるなー!

前回では、「ほくろは水に浮く」という全人類にとって役に立たない知識が飛び出し、「ブランコの周りの柵」をつくるきっかけとなった方まで降臨されました。さぁ、今回はどんな古傷が飛び出すでしょうか(※一部の投稿については内容を抜粋させていただいております)。
1984年大阪出まれ、2011年からベトナム暮らし。日本から3600km離れた土地で、ダチョウに乗ったり、ドナルドのコスプレをしたり、札束風呂に入ったりしている。
> 個人サイト べとまる

古傷の思い出は旅の思い出

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左肘に大きな擦り傷があります。10年前タイでスクーターを借りて観光していたときに水たまりで転びできた傷です。後ろを走っていた見ず知らずのタイ人のおじさんが助けてくれ、近くの病院まで連れていってくれました。でも病院はお休みで、病院前の水道でおじさんが傷口を洗ってくれました。
この古傷を見るたび、タイのおじさんの優しさを思い出します。
きったん
これ、すっごく分かります!というより同じような思い出がある。私もラオスのある滝にスクーターで向かっていたら転倒してヒジ皮ズリュー!背後に気配を感じたので振り向いたら、停止したトラックから4,5人くらい現地の人が顔を出していて、おもわず「OK, I'm OKだから」とUターンして宿に帰りました。

実は記憶が一瞬だけ飛んでいて、突然現れたトラックに驚いて転んだはずなんですよね。でもトラックが走っていたのか最初から停まっていたのかそれが思い出せない。停まっていたら私が間抜けなだけだけど、走っていたらOKどころか彼らが悪いんじゃねぇか、とたまに思う。

同じような思い出と言いながら全然優しくされていませんが、宿のおばちゃんに赤ちんを塗ってもらいました。それです。すごい紫色で毒じゃねぇかと思ったけど。

そういえば、私もそれは左ヒジ。呪われてるんじゃないですか?平将門あたりに、日本人の左ヒジ(適当)。

こっちはマジで呪われてたんじゃねぇか

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中二の時野球部の練習試合でついた傷です
どう転んだらそうなるのか、自分のスパイクで踏んづけて切れました
いたぴー
これも中二の時、ホームにヘッドスライディングした際にキャッチャーに踏んづけられてできたものです
いたぴー
自分です。これもまた中二の時、ダイビングキャッチをしようとして右ひざから落ちてできたものです。
いたぴー
いたぴーさん、3つ投稿いただきありがとうございます。3つ目の「自分です」という書き出しに笑ってしまいました、ちょっとこなれてきた先輩との電話かい。

ところで、中二の同級生に呪術師とかいませんでした?

鬼太郎かぬ〜べ〜を呼んだ方がいい

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生え際にある傷。
小さい頃に、少し高いところから兄(2コ上)が飛んできて、兄の歯がささってできた傷だそうです。
「プッシャーと血が噴き出したんだよねー」と陽気に母が言ってました
めがね顔
私の中で何度想像を繰り返してみても、お兄さまが「ケケケキャーッ!」と叫んでいます。当時、油揚げとか欲していなかったでしょうか。狐憑きじゃないですよね。

それにしても、さっきから呪われ関連が続きますね(実態は続いていない)。

古傷はときにナイスなアイデンティティ

小学生の頃、腰ほどの塀に手をついて登ったところ、左頬を折れた枝の先で一閃。5cm上だったら目に刺さってたような場所でしたが、顔の横を縦断が掠めたような傷跡はちょっと気に入っています。
弾傷
ハンドルネームに言いたいことが集約されていますね!

男性にとって古傷は「男の勲章」みたいなところがあります。まぁ、私が三歳の頃に玉袋をチャックで挟んだことは、どういう角度から話しても勲章になりえないですけど。ちなみに幸い古傷にはなってません、中学に上がる頃までは裏筋が古傷だと思っていましたが! 失礼〜!

鉛筆ほくろイリュージョン!

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小3の頃、鉛筆を持って体育座りをしていた際、背後から押されて左ふくらはぎに鉛筆の芯が刺さりました。芯は体に毒だからと必死で抜こうとしましたが深く入っていくばかりで抜けず、諦めました。
1年程経ったある日、お風呂に入っていたら右のふくらはぎ(写真の傷の所)から突然痛みが。見てみると、青黒い点が出てきて、ズキズキ皮膚を押してきています。
1年程前に鉛筆の芯が刺さった場所と、鏡写しにしたらちょうど同じ部分です。
これはもしやと、傷になるのを覚悟でカリカリ引っ掻いでいたら、小さな黒いものが出てきました。あれはきっと、身体を巡り巡って辿り着いた鉛筆の芯に違いありません。
ベトナム会の管理人
イッツ・ザ・マジック!!

鉛筆ほくろって移動すんの!? しかも一年で!? また今回もムダ知識がふえました…「鉛筆ほくろは移動する」。

それにしても左ふくらはぎから右ふくらはぎって、確実に一度胴体巡ってますね。ブラックジャックの針が血管を通る話を思い出しました、鉛筆ほくろも…いや詰まるだろ。
天才外科医の腕さえ超える、宇宙人の手心が入っているのかもしれません。どうせなら抜いてやれよ。

実を言うと状況があんまり想像できていません

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小学校低学年の頃、何故か公園の滑り台で「滑り降りる部分に石を投げて往復させる」遊びをしていたら石が歯に激突して欠けました。
上に居たので石にアッパーを食らった形でめちゃくちゃ痛かったのと、その日の夕食に生春巻きが出され、欠けたまま苦労して食べたのを覚えています。(歯医者が夕方で閉まっていたので)
わー
子どもって本当に訳の分からない遊びを発明しますよね。私も友人と一緒に、球状の紙粘土の中に赤い絵の具で溶いた水を入れて、それを壁にぶつける遊びをしていました。思いきりぶつけるとパーン!となって…つづきは想像にお任せします。
ちゃんと水洗いしてましたが、あの頃は頭がおかしかったですね、楽しかったけど。いつか河川敷にパーテーションを立ててまたやりたいです。

ところで、「滑り降りる部分に石を投げて往復させる」遊びがいまいち想像できていません。想像できていませんが、危険っぽいのでよいこは真似しないでください。それはそうと、写真のインパクトがとんでもないです。

父の目が黒いうちは火傷させぬ

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うちの父は昔から火事や火傷を必要以上に恐れていたらしいのですが、兄が生まれてからはそれが加速。

子どもが火傷したらどうすんだ!と、家から石油ストーブやファンヒータを排除しだし、暖房器具がこたつだけになったところで北への転勤が決定。

雪国でこたつ一個なんて、病気で子どもが死んじゃうよ!と叫ぶ母との壮絶な夫婦ゲンカの末、吹き出し口が赤ちゃんの手が届かない高さにあり、かつ、比較的熱くならないタイプのガスストーブが新居の希望の熱源となりました。

冬の間は近寄らないよう厳格にしつけられ、まだ寒い時期に即刻電源を切られ、我々兄弟は小さな火傷ひとつすることもなく健やかに成長していたのですが、たぶんしっかりと管理されされ過ぎて警戒心が全くなくなっていたのでしょうね。

急な寒の戻りで父がしぶしぶストーブをつけた5歳の春、ストーブの吹き出し口部分に寄りかかって鼻唄を歌っていて手首を火傷しました。

そんなにひどい火傷ではなかったはずなのですが、ストーブのまわりでプラプラしていたのがばれたら怒られると思って隠蔽工作を謀って手当てが遅れたことが災いし、くっきりと痕が残るはめに。

父が手首を見かけるたびにぶちぶち文句を言うので、古傷といったらこれだ!と思ったのですが、写真にとってみたら当該部分(a)よりも、高校生の頃に自転車でハンドルを握ったままコンクリート塀につっこんだ時にできた傷(b)のが明らかに目立ちますね。

古傷って消えちゃうんだなぁと感慨深いです。
いばら姫
大賞! まず大賞と言わせてください。
もちろん最初からそんな枠はありませんが。

火を恐れるお父様の性格がおもしろすぎます! 前世はサバンナに潜むジャガーか何かでしょうか。当時も口酸っぱくお母さんジャガーに言っていたんでしょうね、「火のあるところにはハンターがいるから気をつけろ!子どもが毛皮になったらどうすんだ!」って。そら言うわ。

「病気で子どもが死んじゃうよ!」というお母様のセリフも名言すぎます。「北の国から」で田中邦衛が発した「子どもがまだ食ってる途中でしょうが!」に匹敵しますよコレ。その瞬間、間違いなくお母様は女優でした。まぁ、全然演技じゃないけど!マジで言ったんだけど!

これめちゃくちゃ汎用性高いですよね。魚が焦げていたり、学校の衣替えが遅かったり、そんなときに使えそうです。病気で子どもが死んじゃうよ! すみません、今すっごい楽しんでます! ありがとうございます! 大賞!!

それにしても、なんでも遠ざけすぎるとかえって危険だということは真理みたいですね。昨今の表現を規制しかねない法案にも同じことが言えるのではないでしょうか。でも、ごめんなさい、そんなに深く考えてないです。

古傷は人が学んだ証だ

ラオスにてバイクで転倒し、熱々のラーメンをこぼして火傷した私は、外国で悪路は走らないしラーメンの器はなるべくタオルを挟んで持つようになりました。人間、ケガをしないまま生きていくことなんて無理にひとしいこと。古傷は我々に、親以上に「ケガには気をつけろ」という教訓を与えてくれる存在なのかもしれません。
あいかわらず刑事課っぽいフォルダになりました。
あいかわらず刑事課っぽいフォルダになりました。
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