はっけんの水曜日 2015年11月11日
 

ちくわにはブルーチーズを詰めよ

チーちく王座決定戦です
チーちく王座決定戦です
チーちくを考えた人は天才である。

ちくわにチーズを詰めただけなのに、ちくわとチーズを食べる以上にうまい。1+1が4ぐらいになっている。
深夜、買ってきたチーちくがなくなったので、家にあったちくわにキリのクリームチーズを詰めてみた。

うまい!

チーちくはたいていプロセスチーズだが、ほかのチーズでもいけるのではないか。
調べてみた。
1971年東京生まれ。ニフティ株式会社勤務。デイリーポータルZウェブマスター。主にインターネットと新宿区で活動。 編著書は「死ぬかと思った」(アスペクト)など。イカの沖漬けが世界一うまい食べものだと思ってる。
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ちくわ2種類×チーズ7種の総あたり戦

チーズは世の中に無限と思えるほど種類がある。すべての組み合わせを調べるとこれからの人生をすべて捧げる事業になってしまうので7種類に限定した。
基準は駅前のスーパーで売っていたもの、である。

7種類のチーズを2種類のちくわに詰めて、合計14種類のチーちくを作った。
オールちくわ弁当
オールちくわ弁当
すべてチーちくだ。学生時代、こんな弁当を持って行ったら昼休みが始まって0.2秒で「チーちく」というあだ名が付くことは間違いない。同窓会でもそう呼ばれるだろう。

オールチーちく弁当で使われているチーズは7種類。
20%引きのシールが神々しい
20%引きのシールが神々しい
対するちくわはこの2種類。
野焼きだって負けてない20%引き
野焼きだって負けてない20%引き
一般的な紀文のちくわと島根産の野焼き。島根のちくわはアゴ(トビウオ)が入っていて野焼きと呼ばれている。一般的なちくわよりも歯ごたえがあってワイルドである。これもトビウオ20%入り。
しかし割引シールがじゃまだ。

この地味な企画、家でやると地味さが増量するので外に出た。
外でランチだなんてサードウェーブ男子みたいじゃん!と思ってそれっぽい感じに仮装した(ハロウィン以来、仮装ぐせが付いている)
外でランチだなんてサードウェーブ男子みたいじゃん!と思ってそれっぽい感じに仮装した(ハロウィン以来、仮装ぐせが付いている)。

いきなり結果からいきます

チーズ×ちくわのリーグ戦の結果はこのようになった。
!
チーズをちくわに入れてみて気づいたのは、ちくわが意外に強いことである。チーズの味を飲み込んでしまうのだ。
紀文のちくわは優しいチーズ、味がしっかりしている野焼きはクセのあるチーズと相性が良かった。

それではベストチーちくの紹介である。

(味の評価は塩辛やアンチョビ、パクチーなどの生臭くてクセのあるものが好きな者の好みである)

ブルーチーズ×野焼き(★★★★★)

左側が野焼き、右がちくわ
左側が野焼き、右がちくわ
今回のベストはブルーチーズ×野焼き。
ブルーチーズの独特な風味に野焼きのワイルドさが拮抗している。格闘漫画の解説キャラだったら「す、すごい戦いだ!」と言いそうな味。
しかもブルーチーズをそのまま食べるよりもマイルドになっていてウインウインの関係である(最近ウインウインって聞かないですね)。

ただ、通常のちくわの場合はブルーチーズの味が優っていてブルーチーズ味のちくわになってしまっていた。暴れ馬、ブルーチーズである。(★★)

クリームチーズ×ちくわ(★★★★)

クリームチーズ チーちく。クリームチーズは目一杯入れておくのがおすすめです。
クリームチーズ チーちく。クリームチーズは目一杯入れておくのがおすすめ。
ナンバー2はクリームチーズとちくわの組み合わせ。
優しい味の者どうし、しっくりくる。柔らかさもマッチしている。ロハスでサードウェーブで上質な暮らしで縄文時代な感じである。

野焼き×クリームチーズでもうまいのだが、野焼きの味がしっかりしているのでクリームチーズだとサビ抜きの寿司のような物足りなさを感じる。(★★)
妻も試食しています
口からちくわを出す妻(うそ、食べてます)

ゴーダ×野焼き(★★★★)

キューリみたいだけどバジル風味のゴーダチーズです
キューリみたいだけどバジル風味のゴーダチーズです
こんなにくどいチーちくははじめて!とメモに書くぐらい濃いチーちく。イタリアン居酒屋を名乗っている店にありそうである。お通しに揚げたスパゲッティが出てくるタイプの店だ(あの揚げたスパゲティってカロリー高いらしいよ)。

普通のちくわでゴーダチーズだとやや物足りない。野焼きのようにわっしょい!と味が渾然としている感じがなかった。(★★★)

チェダー×野焼き(★★★)

いちばんチーちくらしいチーちく
いちばんチーちくらしいチーちく
ちょっと濃いチーちく。ちょっと変わっているけど、すっごく変わっているわけじゃない。バンドで言ったらテレビに出られるぐらいの変さ。客席に向かって臓物を投げるような変さではない。

チェダーチーズとちくわとの組み合わせもおいしい。おいしいんだけど、いや、これでも十分だと思うんだけど、もっとがんばれないかなーと査定の時の上司のコメントのようなことを思った。
ちくわ上司
ちくわ上司

惜しかったチーちくたち

白カビチーズ×ちくわ
白カビチーズ×ちくわ
パルミジャーノ×ちくわ
パルミジャーノ×ちくわ
カマンベールだと思って買ってきた白カビチーズはブリーという種類のものだった。チーズの王様と呼ばれているチーズらしい。王様!

だが、チーちく向きではなかった。ちくわの塩気と食感の前に王様の姿が消えた。
食べると一瞬チーズが現れるのだがすぐにすりみに圧倒される。王様はちくわの国では全く声が通らなかった。きっとちくわ国ではこの王は回転寿司でオーダーしても無視されるだろう。

パルミジャーノとはガリガリ固いチーズである。ちくわとの柔らかさが違うためにまったく合わない。ちくわをたべたあとにチーズがやってくる。たまたま相席になっただけでまるっきり他人である。チーちく界の相席居酒屋だ。

さけるチーズは固まりで食べちゃだめ

太いちくわを買ってきてさけるチーズを入れてみた。さけるチーズは横方向にはやたら丈夫なのでカチンカチンであった。噛み切ることすら難しい。
あまりの合わなさにチーズに謝りたくなった
あまりの合わなさにチーズに謝りたくなった

チーちくはビール

味比べをしているあいだはアルコールを飲んでいないのだが、一通り味比べをしてからワインとビールをあわせてみた。
チーちくはビールにはあったが、ワインに全くあわなかった。

ワインのときはチーズはチーズのまま食べるのがいいだろう。

恐ろしく当たり前のことを書いてしまった。
ワインといっても缶入りです
ワインといっても缶入りだがに
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