とくべつ企画 2016年1月2日
 

勝手に食べ放題2016 〜胃弱〜

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大盛りの聖地「神楽坂飯店」へ

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東京・飯田橋にある神楽坂飯店は、「大盛りチャレンジメニュー」が豊富なことで有名な店だ。
餃子100個をひとつに包んだ名物「ジャンボ餃子」!
餃子100個をひとつに包んだ名物「ジャンボ餃子」!
このジャンボ餃子をはじめ数々のチャレンジメニューを擁し、その圧倒的ショーウィンドウには、店の前を通るものを威圧する風格がある。
神の怒りを買うかのような100個餃子のタワー
神の怒りを買うかのような100個餃子のタワー
さて、そんなこと言ってるこの僕だが、じつはこの町の出身で、店の前はまさに何百回と通っているのだが、入ったことは一度も無い。

そこで今回の「勝手に食べ放題」では、チャレンジメニューとして有名な神楽坂飯店の餃子を、そういうの関係無しに食べ放題してみようと思う。

歓喜の10人前餃子

まずはビールで乾杯。こちとら大人である。
まずはビールで乾杯。こちとら大人である。
同行してくれた編集部の安藤さんは、サーフィンもフルマラソンもこなす生粋のスポーツマンである。事前の打ち合わせでも「餃子って50個ぐらいいけますかねー」と頼もしいことを言っていた。さすがだ。

30代も半ばを過ぎ、ハイブリッドエンジンで動いているかのように少食になった僕を助けてくれるに違いない。
さっそくの餃子50個(10人前)到着!
さっそくの餃子50個(10人前)到着!
というわけでいきなり頼んだ餃子50個! 餃子の山!

後輩とラーメンに行ったりしたときの「もう一つ食べなよ」「いや先輩が」みたいな遠慮や気づかいを吹き飛ばす無敵の量だ。
「ぅおうぉーー!」と言葉にならない歓喜の唸りをあげる安藤さん
「ぅおうぉーー!」と言葉にならない歓喜の唸りをあげる安藤さん
これだけあれば事実上食べ放題に思えるが、安藤さんは一人で食えるというのだから驚く。
まあとにかく今は、あと先考えずに食べるぜ!
あつ! うま!
あつ! うま!
うまい! さすが創業50年の伝統はだてじゃない!

メディアでは大盛りばかりが注目される店だが、味も最高だ。これまで行かなかったのが惜しまれる。
50個なんて大きく超えていくらでも食えそうな気がする。

安藤さん、まさかの少食宣言

と、ここで向かいに座っている安藤さんが信じられない言葉を口にした。
「おれ、5個ぐらいでいいかな」
「おれ、5個ぐらいでいいかな」
耳をうたがった。本気か、この人。

安藤さんが50個と景気のいいことを言うからこんなに注文したのだ。証拠画像だってある。
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安藤さんは「いやー、最近少食で」とか笑いながら、意に介さずビールを飲んでいる。話が違うだろ、おいおいどうするんだこの餃子の山。
いや、俺が食うけど。
いや、俺が食うけど。
うん、うまいからいくらでも食える。ビールも進む。 餃子食べ放題がこんな幸せなものだと思わなかった。 もしかしてひとりで100個もいけちゃうんじゃないか。

「食べ放題とは4人前のことである」

と、景気がいいことを言っていた幸せな時間はあっという間に過ぎ去った。
も、もう無理か……
も、もう無理か……
少食になり、牛丼の並盛をもてあます僕である。社員食堂のおばちゃんにも心配されるほどだ。
20個まで楽しく食べ進んだが、とつぜんの壁が来た。

ここで同じく12個で箸を止めている安藤さんが、しんみりと僕にこう語りかけた。
「加藤さん、食べ放題って『4人前』のことなんじゃないかな」
「加藤さん、食べ放題って『4人前』のことなんじゃないかな」
至言である。

1人前5個の餃子を20個食べて、いまぼくに壁が来た。

そうか大人にとって食べ放題とは「4人前」のことだったのだ。まさにこの企画に対する根本原理が提示されたと言ってよい。
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それでも僕らの前には18個の餃子がある。さあどうするのか。
うん、食えるんだけどね。
うん、食えるんだけどね。

明かそう、大食いの過去

そう、いまでこそ「人間プリウス」と呼ばれている僕だが、二十歳の頃までは底無しに喰ったのである。ココイチのチャレンジ1.3kgカレーなど10分あまりで完食、シェーキーズのピザだって20ピースぐらいは平気だった。
いわゆる、余った給食ぜんぶ食べる系の男子だったし
いわゆる、余った給食ぜんぶ食べる系の男子だったし
ちょっと背骨が痛くなるけど、たぶん今でもこれぐらいは食える。さあ、ビールのつまみにちょちょいっと食べてしまおう。
はい、というわけで最後の一個ぉー……
はい、というわけで最後の一個ぉー……
50個、完食! やっぱ背骨痛むけど、最後までうまかった。
50個、完食! やっぱ背骨痛むけど、最後までうまかった。
メモを見ると、僕がちょうど30個、安藤さんが20個だった。プラスで瓶ビールなので、金額は3380円となるだろう。
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まとめ

企画の趣旨は大食いではなく「満足いくまで食べる」なので、ちょうどいいラインは4人前ぐらいだったかなと思う。

とにかく、今日一日で、餃子で得られる満足感の一生分を手にした。これで、今度二度とラーメンセットに付く3個とかの餃子に物足りなさを感じずに済むだろう。
ありがとう、神楽坂飯店!
おばちゃん、いきなり変な注文してごめんね!
おばちゃん、いきなり変な注文してごめんね!

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