フェティッシュの火曜日 2016年1月12日
 

最新の霊柩車とか棺桶の展示会を見てきた

お手軽、段ボール墓。
お手軽、段ボール墓。
昨年末、東京ビッグサイトで『エンディング産業展2015』という展示会が開催されていた。

エンディング産業ってつまり、人生のエンディング、お葬式やお墓、ご供養関連の展示会である。

今のところ、すぐにこちらの業界にお世話になるつもりはないが、最新の霊柩車とか棺桶、段ボール製のお墓なんかが見られるらしいと聞いて行ってみた。興味本位である。
1973年京都生まれ。色物文具愛好家、文具ライター。小学生の頃、勉強も運動も見た目も普通の人間がクラスでちやほやされるにはどうすれば良いかを考え抜いた結果「面白い文具を自慢する」という結論に辿り着き、そのまま今に至る。
> 個人サイト イロブン Twitter:tech_k

そんな展示会もあるのか

知人に「そういうのやってるらしいよ」と聞いて、まずホームページを確認した。
背景画像が、墓!
背景画像が、墓!
美坊主(びぼうず)という語感がすごい。イケメン坊主、とかじゃ駄目なのか。
美坊主(びぼうず)という語感がすごい。イケメン坊主、とかじゃ駄目なのか。
ちなみに僕はまさにこの最終日にお邪魔したのだが、初日には遺体を棺に収める技術を競う『納棺士コンテスト』が、二日目には僧侶の日本一を決める『美坊主コンテスト』が開催されていたらしい。

どちらも、非常に見たかった。

いま、あの霊柩車は少ない

さて、会場に入ると、いきなり真正面に巨大な車がどーん、と置かれている。

自動車メーカーの光岡自動車のブースに展示されていた、最新の霊柩車『ミツオカリムジン タイプV』である。
普通に高級なリムジンだ。
普通に高級なリムジンだ。
後ろが棺を収納するスペース。
後ろが棺を収納するスペース。
このタイプVは光岡自動車の霊柩車におけるフラグシップモデルで、職人さんが一台ずつ手作りしているとのこと。お値段は955万円から。
こちらは低燃費なハイブリッド霊柩車。
こちらは低燃費なハイブリッド霊柩車。
霊柩車というよりも単にゴージャスなリムジンじゃないか、と思わなくもないが、実はこれが今の一般的な霊柩車(洋型霊柩車)の形なのだという。
レアになりつつある、宮型霊柩車。
レアになりつつある、宮型霊柩車。
そういや最近あのお神輿が上に乗ったような霊柩車(宮型霊柩車)を見ないなと思っていた。
実はこのタイプ、「いかにも霊柩車」という見た目が嫌われて、どんどん数が減っているのだ。
地域によっては「斎場に宮型霊柩車は立ち入り禁止」という厳しいところもあるらしい。

これまでは「親の死に目に会えないから、霊柩車を見たら親指を隠せ」と教えられてきたが、今後はリムジンを見ても親指を隠すことになりそうだ。
お金持ちとか外タレセレブが乗った車と区別が付かなそうだが、とにかくリムジン見たら親指だ。

お仏壇も棺も進化している

最近は「扉を閉めたらタンスにしか見えない」「プラスチック製」などバリエーションが増えているお仏壇。
もちろんエンデックス会場でもいろいろと最新のものが展示されていた。
高級仏壇。金箔貼りや塗りを施してないので、木目や細工のクオリティがダイレクトに出るらしい。
高級仏壇。金箔貼りや塗りを施してないので、木目や細工のクオリティがダイレクトに出るらしい。
お仏壇メーカーのずヾやブースで展示されていたのは、ハイクラス仏壇『輪王V』。
お値段なんと529万円だ。
いま価格コムで調べたら、同じぐらいのサイズのお仏壇がだいたい50万円ぐらい。高くても100万円に届かないぐらいだったので、飛び抜けて高級である。
あと、価格コムで仏壇の価格検索ができたのも驚いた。
福祉仏壇という初めて聞くカテゴリ。
福祉仏壇という初めて聞くカテゴリ。
こちらは、最新の福祉仏壇『優』。
なにが福祉かというと、お仏壇のふちに収納式の手すりがついているのだ。
手をついて体重をかけてもグラグラしない。安心。
手をついて体重をかけてもグラグラしない。安心。
「仏壇に手をかける場所があれば立ちやすいのに…」というお年寄りの声から生まれたそうだ。
確かに、拝んだ後はここに手をかけると立ち上がるのがラク。

いろんなところに需要があるものだ。

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