はっけんの水曜日 2016年1月20日
 

バレンタインデーに!チョコレートアボカドのご提案

アボカドをデザートにします
アボカドをデザートにします
いまさら言うまでもないかもしれないが、アボカドの食材としての能力が高すぎる。

常温で保存できて、切るだけで食べられる。
半分に切って種を取ったら、そのくぼみにお醤油をたらしてスプーンですくって食べればお皿すらいらない。
栄養価が高く、美容効果まであるらしい。

なによりおいしい。
和風にわさび醤油で食べてよし、サラダに加えてよし、ボリュームもでる上なんだかおしゃれ感まで加わる。

今回は、そんなアボカドは甘くして食べてもおいしいので、バレンタインデーにいかがでしょうというご提案です。
千葉県在住。歳を重ねるごとに甘いものが好きになっていく。夏が好きなのに暑さに弱いのが悩み。
> 個人サイト yukatta-yokatta

アボカド、バニラアイス&ゆであずきがうまい

まずは、私が以前から最高の組み合わせだな!と思っている食べ方を紹介したい。
アボカド、バニラアイスそしてゆであずき
アボカド、バニラアイスそしてゆであずき
アボカドとバニラアイスとゆであずきを同じ分量ずつくらい盛り付けて一緒に食べる。
ぜひやってみてほしい。これがとても合うのだ。
きなこなんかかけちゃってもいいですね
きなこなんかかけちゃってもいいですね
もともとアボカドとあんこを一緒に食べるというのはそんな突飛な話ではなく、クックパッドを始めネット検索するとさまざまなレシピが出てくる。
フルーツパーラーにはアボカドシェイクもあるし、バニラアイスを合わせるのも珍しいわけではない。
私はアボカドが好きで、いろいろ試しているうちに、この3つを同じ分量ずつ盛り付けて一緒に食べるのが手軽で好みの味ということで落ち着いた。
バニラアイスとゆであずきを食べるけれど、アボカドの美容効果で 「行って来い」だと信じて夜中にひとりで食べるのが特にいい
バニラアイスとゆであずきを食べるけれど、アボカドの美容効果で 「行って来い」だと信じて夜中にひとりで食べるのが特にいい
バニラアイスとゆであずきのガツンとした甘さに、アボカドのまろやかな味が加わって、ちょうどよく食べやすい味にしてくれる。
アボカドでなくとも、ビスケットやウエハースを食べればいいと言われるかもしれないが、脂肪分を多く含むアボカドがバニラアイスとゆであずきとバランスよく「対抗」するのだ。
薄めるのではなく、三者は一体となって次のステージへと進化する。

また食感がいい。どれも軟らかいのだが、ねっとりとして少し噛んでやればとろけるアボカドに、口の熱でほどけていくバニラアイスが混ざっていく。そこを包み込むとろとろのゆであずき!
何もせずとも3つの味が一体となるのだ。

アボカドの脂肪に対抗するためバニラアイスは乳脂肪分高めがいい。
またあずきは固めのあんこより緩めのゆであずきがおすすめだ。

どうでしょう、食べたくなってきたでしょう。

チョコレートと一緒に食べる

アボカドを甘く食べるなんてありえないとおっしゃる方にもどんどん畳みかけて行きますよ。
次はチョコレートと一緒に食べる食べ方を紹介したい。

アボカドとチョコレートを合わせるレシピも、ネット上にまとめ記事がいくつもできるくらいたくさんある。
私も試してはみたが、アボカド好きにはおいしいけれど、アボカドに対して特に情熱がない人には薦めなくていいかなぁと思っていた。

しかし、今回すごい組み合わせを発見した。
あるものを追加すると、アボカドとチョコレートが何倍もおいしくなってしまうのだ。

それは…!!!
バナナ!!!
バナナ!!!
アボカドとチョコレートを合わせるだけだと、だいたいこんな感じかなと想像した通りの味なのだが、バナナを加えると一気にデザートとして味わえるようになるのだ。

まずはこんな感じで一口食べてみてほしい。
板チョコをくだいてスプーンにのせて一口でいただきます
板チョコをくだいてスプーンにのせて一口でいただきます
最初はこんな感じかもしれないが…
最初はこんな感じかもしれないが…
しばらくするとこのくらいの笑顔になれます!
しばらくするとこのくらいの笑顔になれます!
アボカドとチョコレートだけだと、甘味を担当するのがチョコレートだけで物足りない。
だが、アボカドにもチョコレートにも負けないバナナの濃厚な甘さが加わることで重厚感ある味わいになる。

しかし、板チョコだと溶けるまでに時間がかかり、三者を一緒に味わえるまで時間がかかってしまう。
アボカドとバナナだけでもおいしいのだが、両者ともに若干の青臭さがある。
それをチョコが消してくれるのだが、板チョコが溶けたころにはアボカドとバナナはすでに口の中にほとんど残っていないのだ。

そこでチョコシロップを使うことにして、さらにひと手間加えてみた。
市販のクッキータルト。ちょっといいスーパーの製菓コーナー (成城石井にはありました)や製菓用品店で買えます。
市販のクッキータルト。ちょっといいスーパーの製菓コーナー (成城石井にはありました)や製菓用品店で買えます。
アボカドとバナナを角切りにして、クッキータルトに盛りつけ、チョコシロップをかけた。
アボカドとバナナのタルト、チョコソースがけ
アボカドとバナナのタルト、チョコソースがけ
これがとてもおいしかった!
一口かじるとアボカドとバナナのねっとりした食感と、しっかりと甘いチョコシロップが混ざって、すべてを一緒に味わえる。
青臭さは完全に消え爽やかさに生まれ変わり、後味のすっきりしたフレッシュデザートとして楽しめるようになった。
おいしい!チョコバナナに脂肪分が加わったわけだから美味しいに決まってる!
おいしい!チョコバナナに脂肪分が加わったわけだから美味しいに決まってる!
とってもおいしいのでみんなにも食べてもらいたいと思い、2つの食べ方をまわりの人に試してもらった。

いつかもう一回食べたいと思うくらいには美味しい

まずは友人のさわらさんに食べてもらうことにした。

さわらさんは和食好きで、食の好みはどちらかといえば保守的なタイプなので、受け入れてもらえるかちょっと心配だ。

レシピを伝えたところ、大みそかに試してくれたそうで、紅白の最中に写真と一言「アリ」というメッセージが送られてきた。
詳しい感想文も書いてくれたので、ここで紹介する。
さわらさんによる写真。まずはバニラアイス&ゆであずきから。
さわらさんによる写真。まずはバニラアイス&ゆであずきから。
ただただ甘いバニラアイスとゆであずきに、アボカドが少しのしょっぱさを与え、メリハリのあるしっかりした味わいに変わりました。
さらにアボカドのぬるっとした独特な食感が、ぼんやりと食していたわたしに新鮮な刺激をくれました。
結論から言うと、いつかもう一回くらい食べたいと思うくらいには美味しかったです。ただお店にあっても頼まないかな…
あときな粉はなくてもいいと言われたけど、きな粉は絶対あった方がいいと思います!
読んですぐに、そういえばさわらさんはアボカドがそんなに好きではなかったということを思い出した。
ぬるっとした独特な食感…。

とはいえ、メリハリのあるしっかりした味わいと言ってくれている。
いつかもう一回食べたいとも!!

前向きに受け取ることにしてチョコレートアボカドに移る。
さわらさんによる写真。なんだか丼物っぽくも見える。
さわらさんによる写真。なんだか丼物っぽくも見える。
バナナにチョコレートがベストマッチなのは今や世界の常識と言われていますが、アボカドにもチョコレートはかなり合うことに気づかされました。
といってもアボカドにチョコだけではアボカドのおかずっぽさが勝ってしまい趣旨がよくわからなくなるので、バナナを入れたのは英断だと思います。

ただ、アボカドもバナナもチョコレートシロップも、大量に食べると稀に気持ちが悪くなる恐れのある食品であり…特にそういったものに弱い私には少し…いえなんでもありません!
というわけで味はアリなんだけど、私はもういいかな♪
まずは、バナナを加えたことを英断と言ってもらえて嬉しい。

アボカドのおかずっぽさという表現にはちょっと驚いた。
解釈すると、「アボカドは普段食事として食べているので、いきなりおやつとして出されても認識が追いつかない」ということだろうか。
たとえばアボカドでなく、「ごはん」にあてはめる。
「ごはんとチョコレートを一緒に食べる」と言ったら、この人はごはんのお伴としてチョコレートをかけるのかと思われるかもしれない。
でもそこにバナナも加えると言ったら、なるほど<ごはんとチョコレートとバナナ>の組み合わせでライスプディング的なおやつを作る気なんだなと思ってもらえるということと同じだろうか。

…長いたとえ話を入れて、あまりほめてもらえなかった現実から逃避しようとしてしまった。
とりあえずは味はアリとは言ってくれているのを素直に受け入れたい。
しかし、少なくとも人を選ぶというのはわかった。

今回、記事の前半で、万人受けする!みんな食べて!!くらいのテンションで書いているが、バレンタインデーになんて言って、破局を招いたら申し訳なさすぎる。
自信を取り戻すため、誰かにもっとほめてほしい…!

もうおひとり、編集部の古賀さんにも試していただいたので、紹介する。

過剰すぎるうまみアタックの中和

おいしいっていう発見の顔だよね!!ね!!!
おいしいっていう発見の顔だよね!!ね!!!
まずはバニラアイス&ゆであずきについて。
アボカド、バニラアイス(ハーゲンダッツにしました)、ゆであずき、きな粉の組み合わせは、何しろバニラアイスゆであずききな粉のうまみが最強すぎて、
「うわ、ハーゲンダッツうま! ゆであずきうま! きな粉うま〜〜っ」とそちらに最初気をとられてしまいました。

アボカドの役割というと他の三者の過剰すぎるうまみアタックを中和しているように思えました。
青臭さが気付けになるというか。後半食べなれてくるとこっくりしたアボカドの良さに気づかされます。

深いです、この組み合わせは。
わぁぁぁぁ!!よかった!!

青臭さが気付けに!!
そうそう、確かに最初は違和感を覚えるかもしれないけれど、食べ慣れるとしっくりくるんですよ!

続いてチョコレートアボカドも感想をいただいた。
古賀さんによる写真。「見た目の違和感のなさがすごかったです。 これはうまいものだぞという説得力がありました!」とも書いてくれていた。
古賀さんによる写真。「見た目の違和感のなさがすごかったです。 これはうまいものだぞという説得力がありました!」とも書いてくれていた。
アボカドバナナチョコは、チョコを固いままの板チョコにしてしまったので食感に違いがあって口のなかでちょっと味わいがばらけてしまったのですが、わざわざ一緒に食べる「価値」はあからさまに分かりました。アボカドの苦味とチョコの苦味が合うんですね…。

どちらもおいしかったです!
よ、よかった!どちらもおいしかったと書いてくれている。
そうか、アボカドって確かにえぐみというか苦味成分も感じられる。それがチョコの苦みと合うのかも…。

人を選ぶかもしれないが、受け入れてもらえる可能性も大いにあることがわかった。
というわけで、最初に広げた大風呂敷からいそいそとアボカドとチョコレートを取り出して、バレンタインデーのデザートのご提案をさせてください。

切って盛り付けるだけのデザートプレートに

粉砂糖をかけてアーモンドスライスを散らすとそれっぽくなります
粉砂糖をかけてアーモンドスライスを散らすとそれっぽくなります
アボカドとバナナをスライスして交互に並べ、バニラアイスを添えてチョコレートシロップをかけた。
構成要素は先ほどのタルトとほとんど同じだが、こちらはナイフとフォークを使って食べるような盛り付けにして、ディナーの最後のデザート感を出してみた(つもり)。
バレンタインデーにご主人や彼氏に自宅で食事をふるまう方は、デザートにいかがでしょう。
あらかじめ準備しておく必要がなく、サラダに使ったアボカドの残りを使ってあっという間にできます!!

また、こんなのも作ってみた。
アボカドの皮を利用してパフェ風に盛り付けた
アボカドの皮を利用してパフェ風に盛り付けた
作り方を説明すると、まずアボカドを半分に切って、中をくりぬく。皮は器として使うので切らないように。
次に飾り用のアボカドを少し残して、残りをバナナとチョコレートシロップと一緒に混ぜて、ムース状にしたものを皮に盛り付ける。
角度に気をつけないと皮が倒れるので注意
角度に気をつけないと皮が倒れるので注意
このムースがおいしい。とろとろふわふわでずっとなめていられる感じだ。
だが、これだけでは見た目があまりにも残念なので、バナナ、バニラアイス、チョコレートなど飾ってパフェ風にしてみた。
チョコレートは大好きなメルティーキッスを使った
チョコレートは大好きなメルティーキッスを使った
どうだろうか。あまり強くは薦められないが、アボカドが好きで(これ肝心)ちょっと変わった食べ物も許容してくれそうな人が相手であれば、サプライズとしてデザートに取り入れてみていただけると嬉しい。

そして最後になんなのですが、バレンタインデーの提案という形にしたのは季節柄というだけなので、アボカド好きの方がご自身で試してくれるのがいちばんいいです。

アボカド、バニラアイス&ゆであずきのとき、私が「バニラアイスは乳脂肪高めのものがおすすめ!」と書いたため、お二人ともハーゲンダッツを買ってくれたそうで恐縮している。
私はレディーボーデンだったことをここに告白します。
アボカド好きが高じて作った、バターをアボカドに置き換えて焼いたパウンドケーキ。 はっきりしっかりアボカド味だがアボカド好きには気に入ってもらえると信じている。
アボカド好きが高じて作った、バターをアボカドに置き換えて焼いたパウンドケーキ。 はっきりしっかりアボカド味だがアボカド好きには気に入ってもらえると信じている。
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