はっけんの水曜日 2016年1月27日
 

ドローンで飛ばせセミの抜け殻

抜け殻新時代の幕開け!
抜け殻新時代の幕開け!
夏は何かとセミの事を考えていた。
冬になると、こんどはセミの抜け殻に想いを馳せた。
お前だって飛びたいだろう、飛べるはずさ。
1975年神奈川県生まれ。普段は会社勤めをして生計をたてている。 有毒生物や街歩きが好き。つまり商店街とかが有毒生物で埋め尽くされれば一番ユートピア度が高いのではないだろうか。 最近バレンチノ収集を始めました。
> 個人サイト バレンチノ・エスノグラフィー

特に理由なき反抗

セミは何年もの間、真っ暗な土中で暮らす。
立派な羽をきらめかせながら夏の大空に飛び立つ日を夢見て。
異様に力強いクマゼミ。
異様に力強いクマゼミ。
無事成虫になったあかつきには、思う存分飛び回って短い夏を謳歌する。アバンチュールを求めてはミンミン、子供から逃げてはジジジジジー。
やっぱ土より樹皮でしょ。とアクティブに鳴くアブラゼミ。
やっぱ土より樹皮でしょ。とアクティブに鳴くアブラゼミ。
いろいろあってこの夏は我が家のリビングからもセミ達が旅立った。
いろいろあった一コマ
いろいろあった一コマ(こちらの記事より
今では彼らもどこかで短い一生を終えているに違いない。部屋には生きた証として空へ向かう視線を残したまま抜け殻がたたずんでいた。
一同に会した。
一同に会した。
それを眺めているとひとつの思いが去来して、私の小さな胸は哀しみで満ちあふれた。

セミは大空に向かって飛んでいった。それはまったくもってすばらしいことだ。
がんがんいくべきだ。しかし、そしたらここに残された抜け殻はどうなるのだ。はい空虚な抜け殻ですね、でいいのか。
覇気がない、まるで抜け殻だ。
覇気がない、まるで抜け殻だ。
元は中の人(セミ)と一体で空をめざし、農耕機のようなボディで土をかき分け這い上がって来たのではなかったか。

華やかなセミの上京物語の影で、残った抜け殻はただ朽ちていく。なんという不条理、なにがアベノミクスだ!

アベノミクスを強引に入れてなんだか訴えたい事があるっぽくしている場合ではない 。一刻も早くこの抜け殻を、大空に飛び立たせてやらねばならぬ。
この重厚感。これが飛んだらかっこいいでしょ。
この重厚感。これが飛んだらかっこいいでしょ。

羽のかわりはドローン

必要なものはただひとつ、空を飛ぶ羽である。
ある日、リア充な料理や飲み会写真の嵐をくぐりぬけて私の目にとまったフェイスブックの広告には「世界最小のドローン!」という告知が。
即クリック→購入。真ん中のちっさいのが本体。
即クリック→購入。真ん中のちっさいのが本体。
約2.5cm×2.5cm。はっきりいって虫だ。
約2.5cm×2.5cm。はっきりいって虫だ。
光る!かっこいい!
光る!かっこいい!
飛んだ!
飛んだ!
この後、操作ミスで顔面に飛び込んで来た。
この後、操作ミスで顔面に飛び込んで来た。
ジバニャンみたいにかわいいくせになかなか力強い飛行を見せる。これなら我がこども達(わかりにくいが抜け殻です、セミの)を安心してまかせられそうだ。
運命共同体の初対面。それにしてもドローン小さい。
運命共同体の初対面。それにしてもドローン小さい。
方法はいたって簡単。テグス糸で両者を結ぶだけである。
抜け殻の「なんせ抜け殻なんで軽い」というメリットを最大限に活かすためににシンプルな仕様にした。
さあ、一心同体。
さあ、一心同体。
デコトラみたいな後光がかっこいい。
デコトラみたいな後光がかっこいい。

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