はっけんの水曜日 2016年1月27日
 

燃えよペンタブ!ベトナム漫画界は黎明期

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もし、手塚治虫が活躍した時代にインターネットがあったなら?…

日本の漫画史はほぼ紙の時代だと言ってもいい。新聞、雑誌、単行本、いろんな形で読む者を楽しませてくれる。そして、インターネットの時代に突入した今、新たに「ウェブ漫画」という分野が拓きはじめた。中でも「ワンパンマン」、作品に惚れ込んだプロにリメイクされ、名作揃いの制作会社の手によってアニメ化までされ、世界中で知られるところとなったこの作品はウェブ漫画の金字塔と言っていい。もともと一人の青年が2009年からネットで公開をはじめたこの漫画、言うまでもなくおもしろいのだけど(というより私自身大ファン)、この怒涛の展開は良いものがすぐに広まるインターネット時代ならではだろう。

もし、手塚治虫や藤子不二雄といった「漫画の神」とも呼ばれる人たちが、このインターネット時代に生まれていたら。時代背景あってこその作家と作品ということは間違いないが、この仮定はまるっきり与太話でもないのだ。何故?

今こそがベトナム漫画界の黎明期だから!!
ネルソン水嶋 ネルソン水嶋(ねるそんみずしま)
1984年大阪出まれ、2011年からベトナム暮らし。日本から3600km離れた土地で、ダチョウに乗ったり、ドナルドのコスプレをしたり、札束風呂に入ったりしている。
> 個人サイト べとまる

見てくれ!これがベトナムの人気漫画たちだ〜!

まずはこちらをご覧ください!
ドーン!
ドーン!
漫画…漫画です!どこからどう見たって漫画です!これ全部、メイド・イン・ベトナムの漫画なんですよ。作品の紹介は記事の合間にさせてもらうとして、まずはこれらが手元に渡るまでの事の経緯を書かせてください。

きっかけは本屋で見かけたベトナムの人気漫画

それは、なんとなく入った本屋で日本の漫画を眺めていたときのことでした。
ベトナム語に翻訳された「ワンピース」や「フェアリーテイル」が並んでいる。
ベトナム語に翻訳された「ワンピース」や「フェアリーテイル」が並んでいる。
ん…?
ん…?
なんだコレは…!?
なんだコレは…!?
絵柄がとても日本っぽい!が、まるで見たことはない作品。しいて言えば「アイシールド21」(という漫画)の村田雄介氏の絵柄に近い気はするが…。まさかベトナム国産の漫画?いやいや、きっと日本のマイナーな漫画がベトナムで流行っているんだろう。それはそれで気になるけど…。

と、その場はそう思って終了。すると数日後、たまたま読んでいたアジアのトレンドを紹介するメディアで、この作品について触れた記事を発見したのだ。
“2014年末に登場したウェブサイト「Comi-cola」は若手マンガ家たちの作品を無料で読むことができます。(中略)人気作品は『血液型O』という学園ストーリーなどで、10〜20代の男女が主な読者層。Facebookにアップしたマンガから人気となるマンガ家も現われ、ベトナム独自のマンガ文化が花開いていきそうです。”TNCアジアトレンドラボから引用・ご承諾ありがとうございます!)
おいおい!コレだよ!コレ!コレ!コレ!
おいおい!コレだよ!コレ!コレ!コレ!
本当にベトナム国産漫画だったのか!

さらに、このサイト、クラウドファンディング(少額投資)機能を備えているらしい。漫画家(志望)が作品をサイト上に掲載、それを支持するファンたちが出し合ったお金を元に書籍化するという仕組み。

うわ…うわー!
知らない間におもしろいことしてんじゃないよー!

という訳で早速、編集・古賀さんに懇願して取材が確定しまして、オフィスのあるハノイへ向かいました。ベトナムで漫画はどういう扱いなのか?人気の漫画は?Comi-colaは経営が成り立っているのか?好奇心がとどまらない!
オフィスはめっちゃ路地裏にあった。
オフィスはめっちゃ路地裏にあった。

10〜20代のベトナムの若者たちは日本の漫画に囲まれて育った

私「はじめまして!メールではどうも」
ドゥンさん「こちらこそ!今日はよろしくお願いします」
Comi-colaの代表、Khanh Duong(カン・ドゥン)さん。29歳。右は通訳さん。
Comi-colaの代表、Khanh Duong(カン・ドゥン)さん。29歳。右は通訳さん。
私「いきなり野暮な質問ですが、漫画は好きですか?」

ド「はい、もちろん!」

私「ですよね!それでまず聞きたいのですが、今、ベトナムの本屋には当たり前のように日本の漫画が置いてあります。その状況は昔からあったんですか?」

ド「えぇ、小さい頃から漫画を読んで過ごしましたよ」

私「ふーむ」

実は、正規品の日本の漫画が売られるようになったことはつい最近の話(ドラえもんあたりは古くからだけど)。つまり、少し前までのベトナムではほぼ海賊版のみだったと言っていいのだが、その時代が礎になっていることもまた事実。

※以降、Comi-colaから特別に拝借した各作品の原稿を掲載しますが、ランダムに選んだページを二枚つなげているだけで連続している訳ではありません。
人気作品「血液型O」(作者:Duong Minh Duc)。エリートが集まる学校でトップを目指す学園ストーリー。恋愛あり、競争あり、ドゥンさんいわく「あだち充の作風に似ている」とのこと。
人気作品「血液型O」(作者:Duong Minh Duc)。エリートが集まる学校でトップを目指す学園ストーリー。恋愛あり、競争あり、ドゥンさんいわく「あだち充の作風に似ている」とのこと。
ハッキリとした線が特徴的。冒頭で「アイシールド21」っぽいとも書いたけど、少年ジャンプで連載されている「僕のヒーローアカデミア」っぽくもある。
ハッキリとした線が特徴的。冒頭で「アイシールド21」っぽいとも書いたけど、少年ジャンプで連載されている「僕のヒーローアカデミア」っぽくもある。
私「どんな漫画を読んでいましたか?」

ド「まずはドラえもんでしょ」

私「そうですね笑」※ドラえもんはベトナムで国民的人気

ド「それからドラゴンボール、ワンピース、スラムダンク、あだち充…」

私「あだち充だけ、作品名で呼ばないんだ…笑」

ド「私はこれくらい。でも彼らはもっと読んでるよ」
そんな「彼ら」。Comi-colaで連載中の漫画家、「血液型O」の作者・ドゥックさん(左)に、「PROJECT ICON」の作者・ハザードさん(右)。二人とも普段は自宅で執筆しており、今回は取材のためにオフィスまで来てもらいました。
そんな「彼ら」。Comi-colaで連載中の漫画家、「血液型O」の作者・ドゥックさん(左)に、「PROJECT ICON」の作者・ハザードさん(右)。二人とも普段は自宅で執筆しており、今回は取材のためにオフィスまで来てもらいました。
目の前にちょっぴり無造作に置かれた生原稿!はじめての生原稿…!
目の前にちょっぴり無造作に置かれた生原稿!はじめての生原稿…!
二人「よく読んだ漫画?そうだなぁ…。ほかには、キャプテン翼でしょ、あとはシャーマンキング、それに遊戯王。あ、もちろんNARUTOも」

私「おぉ、おぉ!おぉー…!」

思わず身を乗り出して握手を求めたくなる。自分も少年時代に読み込んだ作品が彼らの口から出ることに鳥肌が立ちまくり。もちろん単なる漫画好きじゃなく、漫画家なんだから知っていても当たり前かもしれないが、それでも嬉しい。

なお、名前は挙がらなかったが、ドラえもんのほかに名探偵コナンやクレヨンしんちゃんはベトナムで確固たる地位を築いている。ただ、かつての日本もそうだったように、漫画イコール子どもの読み物という認識が強く、Comi-colaはそのイメージを刷新するためにも15歳以上を対象年齢に設定しているとのこと。
人気作品「PROJECT ICON」(作者:Christ Hazard)。登場人物は突然さらわれ、生き残りを賭けてゲームに挑戦、その様子がテレビで中継されるという設定。「まぁ、ライアーゲーム(ドラマ化もした日本の漫画作品)だよね」と言うドゥンさん、言うんだそれ。
人気作品「PROJECT ICON」(作者:Christ Hazard)。登場人物は突然さらわれ、生き残りを賭けてゲームに挑戦、その様子がテレビで中継されるという設定。「まぁ、ライアーゲーム(ドラマ化もした日本の漫画作品)だよね」と言うドゥンさん、言うんだそれ。
少年漫画ではあるけど、さきほどの「血液型O」よりはリアルな描写に寄っている。右下に出てくる紙幣は、もちろんベトナムのドン紙幣でございます。
少年漫画ではあるけど、さきほどの「血液型O」よりはリアルな描写に寄っている。右下に出てくる紙幣は、もちろんベトナムのドン紙幣でございます。

これまで「漫画家になる方法」がなかったベトナム

私「Comi-colaはどんなきっかけで始めたんですか?」

ド「まず、実は私も漫画家(原作者)なんですが…」

私「えっ、そうなの!?」
ドゥンさん原作、Thanh Phong(タン・フォン)さん作画の「LONG THAN TUONG(聖なる龍帝)」。西暦1285年に起こったベトナムとモンゴルの戦争を題材にした作品。詳しくは後述するが、この作品は現代ベトナム漫画の原点と言ってもいいかもしれない。
ドゥンさん原作、Thanh Phong(タン・フォン)さん作画の「LONG THAN TUONG(聖なる龍帝)」。西暦1285年に起こったベトナムとモンゴルの戦争を題材にした作品。詳しくは後述するが、この作品は現代ベトナム漫画の原点と言ってもいいかもしれない。
画風は、筆に勢いのある松本大洋という印象。感情や緊張が伝わってくる。というかコレ、漫画としてものすごく卓越していないか。群を抜いていないか。
画風は、筆に勢いのある松本大洋という印象。感情や緊張が伝わってくる。というかコレ、漫画としてものすごく卓越していないか。群を抜いていないか。
ド「でも、出版するための資金がなかったので、読者や友人から少しずつお金を出してもらったんです。すると、周りにも自分と同様に出版したいという漫画家の友人たちがたくさんいたので、クラウドファンディングの仕組みをつくれば人気の作品は出版できるのではないか?と思ってはじめました」

私「他に出版する方法はなかったんですか?日本だったら作品の持ち込みなどがあると思いますけど」

ド「出版物として内容に問題がなければ、出版社が仕事として請け負います。そのお金が必要だったんですよ」

私「仕事として請け負う?」

ド「彼らもそれが商売ですから」

私「あぁー、そういうことか。分かった」

ベトナムで漫画を出版するまでのプロセスは、同人誌と同じなんだ。ベトナムの出版社は、日本で言うところの印刷会社に、販路とライセンスをくっつけたようなものなんだろう。日本は漫画産業が確立されているため、将来への投資として、漫画雑誌の出版社が漫画家の発掘と育成を担っている。しかし、ベトナムではまずそこまで産業が大きくないので、持ち込みという概念自体が無い。

Comi-colaは、作品の読者とお金を集めて出版社につなぐ、現地の事情に合わせた「ベトナムで漫画家になる方法」なんだな。
人気作品「50 Sac mau(50カラーズ)」(作者:Duong Thach Thao)。ドゥンさんいわく「ザ・少女漫画」。うだつの上がらない女の子が異世界に飛ばされ、数々のイケメンたちとロマンスに。
人気作品「50 Sac mau(50カラーズ)」(作者:Duong Thach Thao)。ドゥンさんいわく「ザ・少女漫画」。うだつの上がらない女の子が異世界に飛ばされ、数々のイケメンたちとロマンスに。
日本の少女漫画のヒロインは意図的に胸の大きさを抑えていると聞いたことがあるが、こちらはむしろ大きくしているところに国民性の違いが垣間見える。
日本の少女漫画のヒロインは意図的に胸の大きさを抑えていると聞いたことがあるが、こちらはむしろ大きくしているところに国民性の違いが垣間見える。
オフィスの壁の絵も、同じ作者によるもの。やっぱり胸が大きいな。
オフィスの壁の絵も、同じ作者によるもの。やっぱり胸が大きいな。

実は超すごかったドゥンさんと作画のタン・フォン氏

私「ドゥンさんはいつ頃から漫画家業をはじめたんですか?」

ド「2004年からです」

私「えっ…ということは、18歳から?

ド「はい。作画のタン・フォンは11歳からですよ」

私「いやいやすごいすごい漫画に対する情熱すごい」

ド「もともと僕らの作品は、10年以上前に漫画雑誌で連載していたものだったんです。しかし、出版できないまま廃刊になってしまって、2014年にファンからお金を募って出版した。その経緯から生まれたものがComi-colaなんですよ」

その漫画雑誌はベトナム唯一だったらしい(おそらく掲載作品の大半は外国製)。つまり、この10年間はベトナムの漫画家にとって冬の時代であり、その状況下で描き続けて来た存在がこの二人という訳か。そして今、ドゥンさんが立ち上げたComi-colaによって眠っていた作品が再開し、若手の漫画家たちが続いていっている。完全にドラマだ。いや違った漫画だ、この実話そのものが漫画だ。

ここでタン・フォン氏の一枚絵を紹介、彼の技量は本当にものすごく高い。アジア70カ国が参加した若手漫画家コンテストでも一位を獲った実力者とのこと。
筆を使用するところやリアリティあふれる描写は、「SLAM DUNK」や「バガボンド」の井上雄彦氏のようでもある。彼とドゥンさんの作品のひとつ「ORANGE」はバスケット漫画なので、もしかしたら意識しているのかもしれない。
筆を使用するところやリアリティあふれる描写は、「SLAM DUNK」や「バガボンド」の井上雄彦氏のようでもある。彼とドゥンさんの作品のひとつ「ORANGE」はバスケット漫画なので、もしかしたら意識しているのかもしれない。
さまざまな画風を巧みに使い分ける。とくにこの構図は大胆かつ分かりやすく、この絵だけで彼の漫画家としての実力がビシバシー!っと伝わってくる。
さまざまな画風を巧みに使い分ける。とくにこの構図は大胆かつ分かりやすく、この絵だけで彼の漫画家としての実力がビシバシー!っと伝わってくる。

たとえ人気であっても国の事情で出版できない漫画も…

ド「これ、読んでみてください」

私「え?」
人気作品「BAD LUCK」(作者:Chau Chat Chem)。とても不運な女の子が主役のギャグ漫画。
人気作品「BAD LUCK」(作者:Chau Chat Chem)。とても不運な女の子が主役のギャグ漫画。
読んでみて…って、あれ!
読んでみて…って、あれ!
私「中身真っ白だけど!?」

ド「そう、これは中身が無いんです」

私「現代アートかね…」
これには理由がある。「BAD LUCK」という漫画は確かにあるが、それはサイト上のみ。これはファングッズの手帳であり、内容が不道徳すぎてベトナムでは出版することが出来ないというのだ。ちなみにComi-colaは、書籍の売上とは別に、こうしたグッズを販売しているという。

私「不道徳ってどういうこと…」

ド「えーと『銀魂』(ぎんたま)みたいな感じ
私「お、おぉー、ほー」

銀魂は、少年ジャンプで連載中の、江戸時代とSFをミックスさせた世界観のギャグ&シリアス漫画作品(完全に矛盾した説明だけど)。大人向けのジョークや下ネタが散りばめられたキャラクターの軽快なセリフ回しが特徴だが、この「BAD LUCK」も同じ類で、ドゥンさんいわく「ベトナム版銀魂だ」とのこと。

私「言葉が下品とかそういう理由でダメなんだ?」
ド「というよりも、主人公が先生に反抗的な態度を取るシーンとかが原因かな」

私「なんだそりゃ!あ、いや、でもそりゃそうか!」

先生に反抗的な態度を取るシーンなど日本の漫画ではいくらでも出てくるが、ベトナムでは「先生の日」が制定されるほど、先生を敬う気風がある。それは、たとえ創作の中であっても求められるのだ。うーん、ベトナム・ザ・検閲社会
四コマ漫画も多い「BAD LUCK」。間のとり方は確かに「銀魂」に寄せているかも。右下のコマで線香とバナナを持っていますが、これは日本で言えば数珠を持ったりお経を唱えたりしている(邪を祓う)感じ。国の文化が顕れておもしろい。
四コマ漫画も多い「BAD LUCK」。間のとり方は確かに「銀魂」に寄せているかも。右下のコマで線香とバナナを持っていますが、これは日本で言えば数珠を持ったりお経を唱えたりしている(邪を祓う)感じ。国の文化が顕れておもしろい。

「アイシールド21」「ワンパンマン」の村田雄介氏の影響がすごい

よし、わざわざ来てもらっている二人の漫画家にも話を聞いてみよう。
改めてご紹介。左は「血液型O」のドゥックさん、右は「PROJECT ICON」のハザードさん。
改めてご紹介。左は「血液型O」のドゥックさん、右は「PROJECT ICON」のハザードさん。
私「二人とも歳っていくつなの?」

ドゥンさん「『50 Sac mau』(さきほど紹介した少女漫画)の作者も含めて、彼らは全員1993年生まれだよ」

私「…22歳!まさに若手漫画家だ。さっきは子どもの頃に読んでいた漫画を聞いたけど、作風に影響を受けたという漫画家はいる?」

ハ「『アイシールド21』!」

私「おぉ!おもしろいよね〜」

ハ「あとは、『ワンピース』や『デスノート』…とくにタケシ・オバタ(小畑健)の作品には影響を受けています」

『アイシールド21』は冒頭に名前だけ触れたが、高校アメリカンフットボールの漫画。後ろふたつはアニメや映画にもなっているので知っている人も多いだろう。小畑健はデスノートの作画担当で、ほかにも『ヒカルの碁』や『バクマン』といったヒット作も多く、微細な線によるリアリティのある描写が多い。

私「ドゥックさんは?」

ド「僕は、『鋼の錬金術師』だね。それと、やっぱり『アイシールド21』。(作画担当の)村田先生のUstream番組はよく見ていて、かなり勉強させてもらっています」

村田雄介氏は、ネット配信サービスを使ってしばしば作画の過程を配信しているらしい。ベトナムの人気漫画家ふたりが名前を出すなら、これはきっと他の国でも見られているのではないか。もしかしたら今、若手の外国人漫画家たちに最も影響を与えている日本の漫画家は、村田雄介氏なのかもしれない。ドゥックさんは続けて「『ワンパンマン』も大好き」だと言っていた、俺も大好き。
ドゥックさんは普段、ペンタブレットを使って執筆をしている。
ドゥックさんは普段、ペンタブレットを使って執筆をしている。
最近は漫画文化を広めていこうと、個人の漫画家のみならず日本の外務省や出版社も外国人対象の漫画コンテストを定期的に開催している。応募作品を見る限り、ベトナムのほかにインドネシアやタイでも盛り上がっているようでした。

また、言葉の壁を気にせず投稿できる、セリフの無い漫画コンテンストなんというものも開催されていた。グランプリに選ばれた死神の話はComi-colaの漫画家の作品ですが、名作だと思います。たった3分で泣かされた漫画って初めてじゃないかな、俺。読んでみてください。(SILENT MANGA AUDITION 2015)。

私「今日は本当に良い話を聞けました、ありがとう!」

ド「こちらこそ!」

燃えよペンタブ!世界に広がれ漫画道!

長生きしてぇ!…そんなことを初めて思った取材だった。これまで日本が作り上げてきた漫画を出発点として、さらに進化したベトナムや海外の漫画が続々と生まれていくことは確実だ。もちろん本家の日本だって進化していくだろう。そうやって世界の漫画界全体が盛り上がっていく。少しでも長く、一読者として楽しませてほしい。ベトナムの漫画読んでみたいわ、という方はComi-colaから是非どうぞ。もちろんベトナム語のみですが。翻訳を手伝おうかと考え中。
奇跡の全員黒縁メガネでございます。
奇跡の全員黒縁メガネでございます。

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