ひらめきの月曜日 2016年3月21日
 

花見は急がなくてOK? また寒さが戻ります 〜あと出し天気予報

桜の満開日の予想(ウェザーマップ21日発表)。すでに開花したところも、今週中の満開はなさそう?
桜の満開日の予想(ウェザーマップ21日発表)。すでに開花したところも、今週中の満開はなさそう?
1週間の天気予報を振り返って当たったかどうかを検証する週1連載。
勝敗とその理由を振り返ります。はたして今週の成績はどうだったのか。

(本連載は振り返りが中心で、詳しい予報は行っていません。予報が見たいかたはウェザーマップなどの専門サイトをどうぞ)
1977年滋賀生まれ。お天気キャスター。的中率、夢の9割をめざす気象予報士です。 好きな言葉は「予報当たりましたね」。株式会社ウェザーマップ所属。 ツイッターでも気象情報やってます。
> 個人サイト ウェザーマップ・増田雅昭 ツイッター @MasudaMasaaki

なぜ週末の天気は、ぼくにやさしくないのか

1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちら</a>でやってます。
1週間を振り返る(東京都心周辺) 予報は前日夜にこちらでやってます。
先週の前半は、真剣を振りぬくかのように、スパッ!スパッ!とズバリ予報。

「雨がずっと降り続く!」
「スカッと晴れるスカッパレ!!」
「晴れ以外に考えられない天気!!!」
イメージ通りのズバリ予報が決まったときの快感といったら、もう。

これ、勝負のいきどころを間違えると、大ハズレのリスクもあるので、見極めと経験が必要なワザ。(さりげなくアピールしてます)

さぁ、パーフェクトが見えてきた週末。

そこに、立ちはだかる週末の壁。

土曜日(19日)、雨は予報通り降ったが、やむのが思ったより早い。

「まぁ、誤差の範囲ですよ」とでも言おうかな、なんて思っていたら、気づけば外は言いのがれができない青空。さすがに、これは想像外。あいた口がふさがらず。

外からは、遊ぶ親子の「晴れて良かったね」の声。

「良くないよ!」と反応しそうな邪心をグッと抑えて、ひどく落ち込んだ土曜日の夕暮れ。
気象予報士は切り替えが大事。また明るくいきますよー。さっそく、きょう月曜日の予報がハズレぎみですけど…。
気象予報士は切り替えが大事。また明るくいきますよー。さっそく、きょう月曜日の予報がハズレぎみですけど…。

週末から桜が開花しはじめました

週末に、福岡・名古屋・岐阜で桜が開花したのにつづき、きょう(21日)は東京で桜の開花が発表された。

靖国神社にある観測基準の木の周りには人、人、人。
年々、見にくる人が増えている気がする。

それを意識してか、観測する気象台の職員も、みなさんや報道陣のカメラに向けて開花発表をするなど、さながら記者会見の雰囲気。
今年は、「(開花発表を)お待たせしました」のサービスフレーズまで付いた。

これ、今後こった演出にだんだんなっていく気がする。

いやいや、そこは観測精神がしみこんだ気象台の職員。
報道陣に流されたりせず、意識しすぎないようにするだろう。
後世に残す、だいじな観測の瞬間だもの。

でも、きょう開花発表をした職員が、ジャケットの下に桜色の服を着ていたのは見逃さなかった!
ぜったい意識してるー!

【今週のみこみ】今週はまた寒くなります 桜は満開までゆっくりと

今週は、春にいったんブレーキ。

とくに木曜日(24日)頃からは、冬っぽい空気が南下してくる。 極端な寒さではないが、また少し寒くなりそう。
今週木曜日頃からは、冬の空気が日本に南下してきて、寒さが戻る。
今週木曜日頃からは、冬の空気が日本に南下してきて、寒さが戻る。
この寒さで、桜の開花もいったんブレーキ。
福岡や東京など、すでに開花したところも、花がどんどん開くということはなさそう。

気象庁による「満開」の発表は、木全体の8割以上に花が開くと発表されるが、おそらく今週中は満開までいかないはず。

お花見にあわてて行くと、今週は花がまだあまり開いてないし、寒いし、幹事の評価がかなり減点されそうな状況だ。

今週は、気温の下がり方と桜の開きぐあいに注目!

あと、満開を観測しにいく気象台職員の服の色にも注目!
!
今週の格言
『桜の時期は必ず、花冷えがある。
 週間予報をしっかり見る者が花見を制す。』

詰め天気

前回(3/7)の出題は、「この日の“大阪”は、どんな天気だったでしょうか?」でした。
2010年3月21日、午後。気象庁天気図
2010年3月21日、午後。気象庁天気図
この日の大阪は、低気圧が足早に東へ遠ざかり、西からは高気圧が移動してきていて、晴天の一日でした。

…が、気象庁の観測記録を見ると、午前6時は「∞」。
これ「空の様子が分からない」という意味なんです。

原因は、黄砂がひどかったため。
この日は、北海道でも黄砂が観測されるなど、全国的にひどい黄砂が飛んできていたんですね。

北海道の近くにある低気圧は、もとは中国大陸から来たもの。
大陸で黄砂を巻き上げてきたうえ、低気圧が発達したせいで強い西からの風を吹かせたため、全国的に黄砂をまき散らすことになりました。
風が強い日はキリが出ても吹き飛ばされるので、キリは出にくい日でした。

「晴れたが、黄砂で空がかすんだ。大阪だと西風が強いパターンですね。霧は出たとしても早々に吹き飛ばされる。
お昼の気温からすると雪もみぞれもたぶん無し。(イシロさん)」


そのとおりです!

「等圧線が縦に伸びているので西風が強いとなれば、工藤静香ばりに黄砂に吹かれる(昭和でスミマセン)。なので3番です。(かずまさん)」

そのまま昭和でいきましょう!

「2番を選びます。理由は低気圧通過後寒気が入ってきている、移動性高気圧が大陸の黄砂を運んでくると考えたからです。(まーくん)」

うーん、おしい。
たしかに寒気が来ることもあるんですが、ヒントにあったように昼で14℃だったので、さすがに雪はなかったんですね。

「4番の霧! 毎回増田さんの記事を楽しみにしています。(Quailさん)」
その言葉が、ぼくの指を動かしてくれます!
ぜひ、また挑戦してください!!

今週の定石はこちら。
今週の定石
『春、中国の北のほうから来た低気圧が発達するときは黄砂を確認』
今回、正解した皆さんはこちら。

なまこさん、かずまさん、とものさん、TARO☆さん、モモさん、hajime1965さん、かっきーさん、松本さん、はいまっとさん、メロポンさん、ベルヌーイさん、naraoさん、イシロさん、エルビスオヤステロさん、ニノさま、雄大積雲さん、ゆりまりさん。

おめでとうございます!

今週の問題はこちらです

今週の問題

“このあと”の“東京”は、どんな天気だったでしょうか?
午後。気象庁天気図
午後。気象庁天気図

(ヒント)

・低気圧の動きに注目です。
・この時間の気温は12℃くらいでした。

<答えはこの4つのどれかです>

1)激しく雷が鳴った。
2)満開の桜に雪が積もった。
3)季節はずれの大雨がずっと続いた。
4)満開になったばかりの桜が強風で散った。

解答はこちらから↓
答えを選んだ理由などとともにお願いします。
正解は再来週(4/4)に!
編集部より:増田さんへの質問を募集しています。投稿はこちら。


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