土曜ワイド工場 2016年4月23日
 

北京のマニアックスポット「報国寺」

中国のお寺の雰囲気も感じ取れて一石二鳥
中国のお寺の雰囲気も感じ取れて一石二鳥
北京に報国寺という寺がある。たぶんガイドブックに載っていても小さな扱いのこの寺、ここで売っているものがすばらしく、人によってはツボにはまりそうなお寺なのである。むしろお土産を買いにここまで来なさい、といいたい。ここを知る人ぞ知るマニアックスポットにしたい。

あらかじめ場所を書くと、北京の中心の天安門広場からみて、車で西南方向に20分ほどいったところにある「広安門」というところにある。地下鉄なら「広安門内」という駅から出てすぐだ。
変なモノ好きで、比較文化にこだわる2人組(1号&2号)旅行ライターユニット。中国の面白可笑しいものばかりを集めて本にした「 中国の変-現代中国路上考現学 」(バジリコ刊)が発売中。

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寺の建物の中に入ると、ちょっと前の古いものが売られる市がある
寺の建物の中に入ると、ちょっと前の古いものが売られる市がある
たばこケースのコレクションから、東西線のカードまである
たばこケースのコレクションから、東西線のカードまである
日本絡みのものもある
日本絡みのものもある
毛沢東系ピンバッチ専門店もある!
毛沢東系ピンバッチ専門店もある!

報国寺・トランプ館

ピンバッチ館があるように、ほかにも旧紙幣だけを扱う紙幣館など、建物ごとに統一したジャンルの製品が売られている。

毛沢東系のピンバッチは、これにグッときて、ほしくなるような人は限られているかもしれない。僕も実は食指は動かなかった。

でも、グッとくるジャンルもある。そのひとつが、トランプだ。トランプは中国語で「撲克牌」。撲の字は手へんにカタカナのトのような字。その文字が書かれたトランプ館の中のトランプコレクションがアツイ。
サマランチと中国トランプなど
サマランチと中国トランプなど
いろいろなトランプが売られている店が何店も!
いろいろなトランプが売られている店が何店も!
日本のアニメやゲームトランプも
日本のアニメやゲームトランプも
(電卓と比べて)超でかいトランプも!
(電卓と比べて)超でかいトランプも!
こんな感じで数え切れないほどの種類のトランプが売られている。中国だとプーチントランプなどがお土産屋で売られているけど、ここにはネタになりそうなトランプがコレクションされ、売られているのだ。
3個で10元(170円)。いろいろトランプを衝動買いしてしまったよ!
3個で10元(170円)。いろいろトランプを衝動買いしてしまったよ!
毛沢東トランプ。同志が手をあげるだけでも結構バリエーションがあった!
毛沢東トランプ。同志が手をあげるだけでも結構バリエーションがあった!
2005年当時のコスプレイベントの写真トランプ。今と比べて日本のゲームも多い!
2005年当時のコスプレイベントの写真トランプ。今と比べて日本のゲームも多い!
世界大仏トランプ。東は鎌倉や奈良の大仏から、西はインド、スリランカまで。
世界大仏トランプ。東は鎌倉や奈良の大仏から、西はインド、スリランカまで。
農林科学院という役所謹製の農業で役立つ知識満載トランプ。ハトもいるぞ、ポロッポウ。
農林科学院という役所謹製の農業で役立つ知識満載トランプ。ハトもいるぞ、ポロッポウ。
農機メーカーの農機トランプ。さながらマッドマックス。アツイ!
農機メーカーの農機トランプ。さながらマッドマックス。アツイ!
様々なトランプを見てみると、絵柄があったほうが面白い。会社や組織は記念品に自社製品のトランプを作るべきだ。

ババ抜きは、大仏トランプやコスプレトランプで遊びたい。七並べは農機トランプで、一人占いは毛主席トランプで楽しみたい。そうは思わないだろうか。

絵柄によって遊びたいトランプゲームが異なるという発見をした。

報国寺・連環画館

もう一つお勧めを。中国には昔…といっても1980年代1970年代だけれど、連環画という本があった。これを扱っている店が報国寺には多いのだ。昔の映画館にありそうな手書きの絵で、実に味がある。
これが連環画。大人の男性の手のひらサイズ。時代を感じる。
これが連環画。大人の男性の手のひらサイズ。時代を感じる。
こんな連環画専門店が並び詰まっている。
こんな連環画専門店が並び詰まっている。
いろいろ買ってみたよ!安いのは1冊10元!
いろいろ買ってみたよ!安いのは1冊10元!
店頭には渋いものばかりが目立つが、子供向けの連環画もある。1980年代1970年代にあったということは、今30代や40代の中国人が小さいころに読んでいたわけで興味深い。

そんなわけで本の山から、ぐっときた何冊かを衝動買いしてしまった。
香港功夫王。ときどきこんな戦闘シーン。斬新!
香港功夫王。ときどきこんな戦闘シーン。斬新!
中国のよき伝統が伝わる本。 題材は故事成語とか西遊記とか水滸伝とか。
中国のよき伝統が伝わる本。 題材は故事成語とか西遊記とか水滸伝とか。
絵がいい意味で中国らしくて美麗!
絵がいい意味で中国らしくて美麗!
と思えば、ダーティーハリーや007もある!
と思えば、ダーティーハリーや007もある!
映画のシーンを切り取り、映画を伝える。すごい!
映画のシーンを切り取り、映画を伝える。すごい!
子供用の本も。 これは、なんでも北京に住む「北京ダック」の本だとか。
子供用の本も。 これは、なんでも北京に住む「北京ダック」の本だとか。
ドラえもんはそのまま中国語化されていた。 昔の中国の子供はドラえもんをこれで読んでいた!
ドラえもんはそのまま中国語化されていた。 昔の中国の子供はドラえもんをこれで読んでいた!
日本絡みでいえば、少年が日本軍と戦う本も。
日本絡みでいえば、少年が日本軍と戦う本も。
「世界のジョーク集 日本編」 開けてみればコボちゃんやフジ三太郎だった! 今の中国の社会人はコボちゃんを知ってるかもしれない!
「世界のジョーク集 日本編」 開けてみればコボちゃんやフジ三太郎だった! 今の中国の社会人はコボちゃんを知ってるかもしれない!

昔も今も変わらない日本の存在

テレビが中国で普及してから、中国の子供や学生は、日本軍が敵の抗日ドラマが流れてみる一方で、ドラえもんをはじめ、さまざまなアニメを見て、ファミコンとかの日本のゲームを遊んだ。

そのもっと前も、日本軍と戦うという連環画本がありつつ、一方でドラえもんやコボちゃんがあった。

実は昔も今も日本のイメージはそう変わってないのかもしれない。
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